「グローブの手入れしているか?」「スパイクの手入れしているか?」「バット手入れしているか?」
等、どこのチームでも、コーチは道具を大切にするように子供たちに指導しているかと思う。
その意味、理由は、「感謝の気持ち」の意味合いが多い。
しかし、それと同時に大切な理由がある。道具の故障発見・故障の予防である。
常に手入れをすることが日課になっている選手は試合前日・当日にグローブの「紐切れ、破れ」
「スパイクのひも切れ」「バットの割れ」「バットのグリップテープ剥がれ」などで、焦ってスポーツ店に
かけ込むことはほとんどない。
道具の故障で焦ってスポーツ店に駆け込む選手の多くは日頃より、手入れが日課になっていない子
である。
日頃より手入れが日課になっていれば、道具の故障も手入れしている時に必ず気付きます。
だから、道具を大切にして手入れすることが重要なんです。
故障してから修理するのではなく、故障しそうな段階で修理に出すのが望ましい。
試合当日のアップで、グローブ紐が切れたらプレーに影響しますよね。グランドでは修理できません
よね。試合数日前に紐が切れそうと気づけば、余裕を持って修理できます。ましてや修理したての
グローブ紐は硬いので、クローブの屈曲性に影響が出ます。しかし、事前に修理できていれば、
紐を柔らかくする時間を確保できます。
ましてや、グローブの紐なんかは、常にオイルなどで乾燥を防ぎ、栄養を与え続けていれば、
めったに切れるようなことは無い。
道具の故障にも色々あるが、その場で修理することができる故障、修理に数日かかる故障とある。
地域のスポーツ専門店さんはその修理のほとんどを、その場で修理する技術を持っているが、
修理の注文が溜まっていたりするとその場で修理してくれない事もある。
・明日試合、グローブの紐が切れたが、スポーツ店の営業時間外に気付いた。
・明日試合、グローブのウェブが破れた、スポーツ店に持っていったが、グローブ
に合うウェブが無く、メーカーから取り寄せの為時間がかかる。
・今日試合、グランドでスパイクの紐を締めたら切れた。スポーツ店のオープンは10時から
試合開始前に買いに行けない。
・バットのグリップテープが剥がれており、試合前の検査で審判にはじかれた。等・・・。
いつも使い慣れた道具で、試合には望みたいですよね。
そのためには、父兄の方も手入れのやり方を覚えて欲しいと思います。結構、やり方を知らない
人が多いです。また、スポーツ店で店員さんが手入れ方法を説明している時に「よく聞いておきなさい」
と言って、子供だけに覚えさせようとしているやりとりを良く耳にします。
そういう時には、一緒に覚える事をお勧めします。
「手入れしなさい!」だけ子供に言っても、なかなかやりません。そもそもやり方を知らないのです。
また、間違った手入れをすることで、道具の寿命を縮めることもあるから~。
子供と一緒に覚え、最初は一緒にやってあげる事をお勧めします。
ということで、エンジェルズ諸君!
昨日は体の予防の話をしたが、上述のように道具にも予防が大切なんです。
道具は大切なパートナーである。道具も体も十分に予防して、新人戦には万全な
態勢で臨もうではないか!