Twitterで軽く報告したとおり、ジャッキー・チェンの70歳の誕生日に合わせて、私は旦那と一緒に中国武漢旅行に行きました。
実は私、今、中国武漢に遊びに来ています。昨日のジャッキーの誕生日に武漢で撮影中のジャッキーを訪ねて、ジャッキーに会うことが出来ました。
— IkuyoHK (@IkuyoHK) April 7, 2024
現場では写真撮影禁止だったし、映画の内容を守るため、今は私も多くは語れません。
日本人に対する、中国短期旅行のビザ免除が、新型コロナをキッカケに停止されてから、未だ復活しておらず、日本人が中国旅行へ行くための一番の問題はやはり中国ビザの取得だと思います。去年、《龍馬精神 ライド・オン》が中国で公開された時にも、私はビザを取りたかったのですが、間に合わず広州の映画キャンペーンに行けなかったし、お隣の深圳に映画を見に行くのに、深圳特区限定ビザを取るのですら、結構大変だったし。
(参照:《龍馬精神 Ride On》深圳鑑賞記と映画感想 https://ameblo.jp/anitamuijapan/entry-12798401626.html )
しかし、今回、「そうだ 武漢 行こう」と、改めて今の中国ビザ申請について調べると、1年前よりずいぶん取りやすくなってることがわかりました。去年の3月は、ビザ申請をするために、先ずは中国簽証申請服務中心(中国ビザ申請センター)の予約を取る必要があったのですが、その予約を取ること自体が大変で、一カ月以上先の日程しか予約できず、「中国行きたい」と思い立っても、申請が間に合わない状況でした。ところが、今は、ビザ申請の予約を取る必要がなくなり、予約無しで当日直接並んでビザ申請が出来るということが分かり、これなら、頑張って朝早く並べば短期間でビザ取れそうと思い、日本人へのビザ免除なんか待っていても、今後復活するかもわからないし、中国ビザ申請してみよう!とトライしてみました。
結果、私は香港永久性居民なので、今回、5年マルチ(一度の滞在30日)のL(観光)ビザが下りました。
今回、中国ビザを申請するにあたって、ネットで体験談やビザセンターの口コミなど参考にしました。なので、私も、香港の中国簽証申請服務中心(中国ビザ申請センター)で中国ビザを申請した状況を記しておきます。
むろん、ビザはその時の情勢、申請する場所、申請する人の経歴・資格などで、状況は変わると思います。皆さんが申請しようとするときは、また状況が変わってるかもしれないので、あくまで参考と思ってください。
まず、ビザ申請に行く前に、必ずネットで、ビザ申請の申込書に記入し、規定にそった身分証明写真もアップロードして、送付して、その申請書を印刷しておく必要があります。(私は白黒で印刷しましたが、特に問題ありませんでした)
私は3月下旬の平日の朝、7時45分ごろ、中国ビザ申請センターのある、湾仔の資本中心ビルに到着したところ、ビルの正面玄関から人の列、列、列。告士打道にある玄関から、杜老誌道を周って、 謝斐道まで列がずらり。150人以上、いや200人ぐらい並んでたと思う。ビザセンターのオープンは9時なのですが、すでに8時前からたくさんの人がビザを求めて並んでいる状況でした。
8時すぎ、係の人が「EXPRESSの人は前の方のラインに」と回ってくる。 私はもともと「Express 加急」申請するつもりだったので、列から外れて、Express申請に並ぶ人の流れにそって前に。そこで、目視で40番目ぐらいになる。Express 加急で、HK$390高くなる(ビザセンターの手数料がHK$210、ビザ申請費用HK$180がプラスになる)けど、今の香港のあの申請人数の多さでは、普通申請では、とてつもなく時間がかかりそうなので、Expressにした価値はあったと思う。
8時半ごろ、Expressのラインに並んでる人は順番に、「Expressですね」と確認され、印刷してきた申請用紙に「Express」のハンコを押してもらって、手書きの番号札を貰う。私が貰ったのは36番でした。もし、お金はかかってもいいので、すこしでも早くしたい場合は、「Urgent 緊急」と申し出てどうすればいいか確認したほうがいいかも。
そのまま、資本中心ビルの中に入り、エレベーターにのり、中国ビザセンターの階まで上がり、ビザセンターの入り口の前に、番号札順にならび待機。
8時50分ごろ、係の指示で、申請書類の確認の列にならぶ。(ここは、申請窓口に行く前段階のチェック)
9時10分ごろ、申請書類のチェックの番が回って来る。「飛行機の予約は?」と言われ、「高鐵(高速鉄道)を予約しようと思ってるが、まだチケットが発売開始していない」と言うと、それ以上は追及されなかった。高鐵(高速鉄道)の切符は15日以内の切符の販売なので、実際、私の旅行スケジュール4月6日のチケットはまだ発売開始ではなかったし。前段階チェックで、特に大きな問題がなかったようで、申請窓口への番号札が発行され、私が貰ったのが、排隊號碼E0032。
ここまでは、割と順調だったのに、ここからが長かった。 10時の時点でE0016、11時でE0025、12時でE0027までしか進まず、番号が進むのがどんどん遅くなってる感じ。U字始まりの番号がどんどん進んでいってたので、おそらくUrgent特急の申請の人が増えてきたのでしょう。それに、ビザセンターでビザの申請をしてる人は、観光ビザのように簡単なものではなく、たぶんビジネスや留学など、もっと難しいビザ申請の人も少なくないのだと思う。本当に何十分も窓口から動かない人もいて、一人ですごく時間がかかってる人も多い。私は、まだ、排隊號碼を貰うまでは順調だったので、椅子に座って、ネットみたりしながら時間つぶして待ってたらいいけど、これ、普通申請の人って、申請書類チェックですら全然進んでるように見えなかった... これ、普通申請のままの人は、どうなるんだろう?と感じた。
なお、日本の中国ビザ申請センターは、いろんな方のブログなどを見る限り、香港ほど混雑してないように見受けます。昔は、中国ビザは香港に来てから香港の旅行社で取るのが簡単だったけど、今は、香港の方が、ビザ希望者が多くて、大変な感じ。香港のビザセンターは日本語も通じないので、インタビューに答えられるある程度の英語(または中国語)の能力は必要だし。特に、東京や大阪の中国ビザ申請センターが日帰りできる距離にある人は、日本で申請した方がよさそう。
香港在住の日本人で、中国旅行楽しみたいという人には、マルチビザ申請を推奨したい。*1
深圳や珠海なら特区ビザもあるし、飛行機で行く遠方都市の多くはトランジットビザ免除の方法で中国に行くことも可能。だけど、特区ビザも時間がかかるし、かならず取れるとも限らない。トランジットビザは、中国を目的地に出来ないので、往復航空券が買えないので、エアチケットも割高な上、必要なくても違う国に行かないといけないので、時間も無駄になる。やはりマルチ取れると楽です。マルチビザは1年以上だと、2年も5年も費用は同じなので、自分が取る資格のある最長のビザを取るのがお得です。
24年7月1日追記*1
非中国籍の香港永久性居民の人は、回鄉證(回郷証、台湾・香港の中国籍の中国人が中国に行くためのIDカード)が7月10日より申請出来るようになるというニュースがありました。なので、香港在住の日本人で永久居民だと、マルチビザではなく、回郷証の申請も選択肢になると思います。香港人の回郷証と全く同じではなく、制限はつくみたいですが。