私の故郷山形県酒田市で活躍中のボーカリスト、YOSHIKOさんよりバトン頂きました、『10日連続で我が人生の「聴覚&視覚」に影響を与えたレコードを1日1枚投稿。』というお題の投稿、もうウキウキしながらブログを書かせて貰っていますが
(YOSHIKOさん本当にありがとうございますっ)
今日は2日目です。
今日の首都圏は最高気温が30℃を超える夏日のところもあったようで、季節外れとも言えるチョイスですが:
私の人生を変えたと言っても過言ではないアーティストJewelの「Joy: A Holiday Collections」を紹介させて頂きます。
ジュエルをどれだけリスペクトしているか語るとブログ1投稿では終わらないので笑、今日は音楽的な面とかはとりあえずおいておいて、私個人の人生にこのアルバムがどれだけ影響を与えたかを語らせて下さい。
このアルバムはクリスマスソングを集めたコンセプトアルバムで、ジュエルファンの誰もが一番好きなアルバムに挙げるものでは無いかもしれません。
ジュエルを好きな人はファーストアルバムの「心のかけら Pieces of you」
を挙げるかと思います。
実際私もこのアルバムを挙げようか凄く迷いました。
特にこれに収録されている'Foolish Games'は、ワインかウィスキー
2杯くらい飲んだような酔い加減で全神経集中させて聴くのに最高におススメです笑
ちなみに私自身、10代の頃アメリカのメーン州オロノという小さな町でこの曲に出逢った事をきっかけに、人前で歌おうと思いました。
でも今の私として直感的に語りたいと思ったのが、敢えて季節外れのこのクリスマス盤だったので、お付き合いいただけると嬉しいです
私は成人するまでの時間を雪国で過ごしたので、雪が積もって音一つしない世界というのを何度か経験した事があります。
そのせいか、森に雪が積もった銀世界を見ると、無性に胸が締め付けられるような切なさを覚えます。
そんな私にとってまさにストライクだったのが、このアルバムのブックレットのこの写真でした:
こんな風景を実際に見ている時は、すっごく綺麗な反面とにかく寒いです笑
むしろ寒い通り越して痛い事が多いです…
雪国出身の方は経験あるかと思いますが、足の指先とか手とか感覚無く、外気に触れている部分、特に顔の神経が集中している上出っ張っている鼻や耳なんか感覚が無くなります笑
そのせいなのか、或いは単に心がボロボロの時に真っ白な静寂の中に飛び込みたくなるのかもしれませんが、この音一つない雪景色に囲まれている時の感覚は、凄く美しいものに触れて全身が解放されているのと、何かがチクチクしているのが同時進行しています。
そんな感覚を呼び起こしてくれるのがこのアルバムで、これを手にして15年は経っている今でも、未だに季節問わず良く聴いています。
このアルバムは、有名なクリスマスソングとジュエルのオリジナル曲が収録されていて、そのどれもが素晴らしいのですが、その中でも特に衝撃だったのがジュエルのオリジナル曲'Hands'歌です。
今日はその歌詞の訳詩を一部紹介させて下さい。
「ハンズ」
もし世界に向かって一つ伝えられるとしたら、こう言うの
私達は大丈夫
心配しないで 心配なんてするだけ無駄だし
こんな時には何の役にも立たないから
私は無駄にはならない
絶望から投げやりになったりしない
信じる心で自分をしっかりもって
闇が最も恐れるのは光だから
私の手は小さいのはわかってる
でも誰のものでもなく 私自身のもの
誰のものでもない 私自身のもの
私は決してくじけない
貧困はあなたから金の靴を奪ったけど
笑いまでは奪えなかった
私に訪れた傷心も
ずっと続くわけじゃないって分かってた
私たちは闘う 憎しみからではなく
正義の為に誰かが立ち上がらなくてはいけないから
声無き者がいるなら
みんなで歌えば良い
私の手は小さいのはわかってる
でも誰のものでもなく 私自身のもの
誰のものでもない 私自身のもの
私は決してくじけない...
今この状況で聴くとまた違った聞こえ方がします。
この歌にはまだ続きがあるのですが、もし興味があれば是非聴いてみて下さい。
早く春が来ますように
絢乃でした~