こんにちは。
かげ○接骨院・整体院の鹿毛です。
暑くなってきました。
先日、患者さんと
熱中症と水分摂取
の話になりましたので書きます。
熱中症は体温調節機能が働かなくなった状態で
いわゆる深部体温が以上に上昇した状態です。
高温多湿の環境下で激しい運動はもとより、
室内にいても発症するのはメディアでもよく言われ
ていることです。
熱中症は脱水症状との関連が深いこともよくいわれていますね。
以前、
ある少年野球チームのメディカル的な
サポートをさせていただいた際、
脱水について調べたことがありました。
その時に以下、3つがあることを知りました。
①高張性脱水(水欠乏性脱水)
➡ 塩分は残り、水分が抜けた状態
②低張性脱水(塩欠乏性脱水)
➡ 塩分は抜け、水分が残った状態
③等張性脱水(水・塩欠乏性脱水)
➡ 塩分・水分ともに抜けた状態
例えば、②の場合、
水分のみを摂取すれば塩分がより薄まり
低張性脱水状態を助長する。
(ここもメディアでよくいわれます)
そんなふうにとらえると、
鑑別は必要だなと思ってしまいます。
でも、いざ現場で、
目の前で、ある人が熱中症による脱水様状態になったとして、
上記のどの脱水にあてはまるのかなんて多くの人は明確に判断できないわけです。
対応を簡単に考えれば、
・高張性脱水は、水分を摂取する。
・低張性脱水は、塩分を摂取する。
・等張性脱水は、両方を摂取する。
となるわけですが、
分類のはっきりした鑑別手段がいつでも、
どこでも現場にあるわけでもなく、
また明確な比率区分で上記の脱水を起こすわけでもない中で、
よかれと思って対応したことが、逆効果になるのでは、、、
と思えば、判断・対処に躊躇してしまいます。
そんな時、
あるスポーツの現場にも精通している
内科のお医者さんにお会いする機会がありましたので、熱中症時の水分摂取について尋ねてみました。
回答はこうでした。
「その置かれている状況、重症度によるが、とにかくまず現場に直面したなら、水だけでも飲ませなさい。
日本人は塩分摂取が多いので、その部分が不足することはあまりない。
なので、最初は水を飲ませることが大事。可能ならば、それからスポーツ飲料を少しづつ飲ませなさい。
そして、なにしろ、救急車を呼ぶか、医療機関に早く連れていくこと。
脱水の分類による細かい対応は、輸液その他でそれから追って対応するので。」
ちなみに、なるべく涼しい、風通しのよい状態を作るというのも必須ですね。
これからの季節、いつ、こういう場に立ち会うかわかりませんので、ぜひ、参考にしてくださいね。
追伸、今回の2回目の地震時、私はパニックになりました。
いろんな情報を得た中で、得るだけではなく、行動の際をイメージして、なるべく端的な形で
「これをやる!」
というものを決めておく、まとめておくのは重要だと痛感した次第です。
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