皆様こんにちは。ムンです。

 

 

 

 

まだ梅雨には入っていませんが、今日は朝から一日雨模様です。

 

たまに降る雨はありがたいのですが、梅雨に入ると雨が続いてしまうので、工事に支障が出てしまうのは困ります。

 

 

異常気象の多い昨今ですが、雨もほどほどにして欲しいものです。

 

 

 

 

 

さて、オイルショックという言葉を懐かしく思う方は大勢いらっしゃると思いますが、では『ウッドショック』という言葉はいかがでしょうか。

 

 

『ウッドショック』という言葉は、まだあまり聞きなれない言葉と思いますが、木材価格の高騰と入手困難な現状を表しています。

 

引き金となったのは、アメリカでの新型コロナウイルスの感染拡大でした。

 

リモートワークの普及などによって、郊外への移住や一戸建ての需要が高まり、新築やリノベーションの需要が急増したようです。

 

また、ワクチン接種の広がりによる景気回復への期待感も、木材価格が高騰する一因とされています。

 

これらの要因によって、アメリカの木材価格は20年4月1日に259.80ドルだったのに、21年4月23日は1372.50ドルと、わずか1年で約5倍に価格が上昇してしまいました。

 

 

この1年で5倍というのは、確かにかつてない異常事態です。

 

また、ロシアも近年、輸出していた木材に高い税金を課し、実質輸出制限を行っています。

 

中国でも住宅需要が急増したため、他国に輸入経路を増やしています。

 

そのため、木材を輸送するためのコンテナも不足しているそうです。

 

世界各国で木材の需要が伸びているため、各国間で価格競争が起きている中、値上げ合戦について行くことができない日本が思い通りに木材を輸入できず、供給不足になっているというのがどうやら真相のようです。

 

結果として木材の価格の上昇と、入手困難による工期の延長という弊害が出ると予想されています。

 

1973年及び1979年の2度のオイルショック時には狂乱物価で消費者物価指数が23%も上昇してガソリンなどが高騰したり、トイレットペーパーが不足したりと苦い思い出が有りますが、今回も木材の高騰が多方面に悪影響を及ぼさないことを願っています。

 

 

 

 

 

もちろん、セルコホームもツーバイフォー工法ですから、大量の木材は必要です。

 

そのため、ウッドショックと呼ばれるこの試練を避けることはできません。

 

 

しかし、 セルコホームはカナダバンクーバーにセルコホームカナダが有り、現地のメーカーや工場とパートナーシップを結んでいますので安心です。

 

いずれにしても、今後のことを考えると、これ以上の高騰は避けてほしいところです。