2010年新卒者向けの合同就職説明会へ参加してまいりました。
県内の会社が相当数参加していたことと、帰省中の学生さんも参加しやすかったこともあり、大盛況でした。
1月は(毎年のことですが)学生さんの人気は銀行、大手メーカー、大手商社に集中してましたね。特にこの時期は、「とりあえず有名どころの話を聞いておこう・・・」という学生さんが多く、自分が「どんな分野に興味があるのか?」「どんな業界で仕事をしたいのか?」「何を成し遂げたいのか?」といったところが定まっていない方が多いように感じます。
2月は、実際に企業訪問説明会に参加して、自分が入りたい会社を絞り込んでいく時期になって行きますが、この時期になっても、自分なりのビジョンを持っていない学生さんは、3月以降に控える就職試験で内定を勝ち取ることは困難でしょう。
毎年毎年学生を見ている人事課の方々の目は節穴ではありません。「とりあえず・・・」「なんとなく・・・」という姿勢が見えた途端に(私なら)不採用です。面接の答えを丸暗記してきたかのような受け答えをする学生さんも、採用は見送ります。私が採用したい学生さんは、自分の言葉で話しが出来る方です。
もっと言えば、企業や業界研究を自分なりに行い、論文を発表するかのような話が出来、入社後に自分はその会社、業界で何を成し遂げたいか、そしてそれは何年後に達成するつもりか、また、その予定表はこうなっています!と、ここまで言える人が理想です。
こういう方ならば、少しくらい内容が間違っていてもかまわないと思います。大事なのはプロセスであり、そのような考え方が出来る人は、自分で仕事を作り出すことが出来る人だからです。
内定を勝ち取るという目標を達成するために、面接の受け答え集や、SPI問題集の勉強ももちろんやったほうが良いに越したことは無いのですが、そればっかりにとらわれている学生さんでは、優良企業の内定を勝ち取ることは出来ないでしょう。
逆に、採用する側の話をすると、私どもは中小企業なので、理想とする学生さんはなかなか獲得は難しいのが現実です。正直なところ、大手を落ちた学生さんの中から、ダイヤの原石を探す作業になっています。
そういった学生さんは、やはり、何か一つ二つ足りない学生さんが多いです。その足りないところの、どこに目をつぶるのか?といったところが難しいところです。
「性格に難アリ」「ビジョンが無い人間」「採用試験を受けている先がバラバラ」「マニュアル通りしか受け答えできない」「見た目以外は全部いい」「プライドが高い」「覇気が無い意外は全部いい」
ぱっと思いつくだけでこれだけありますが、採用に関わった事のある方であれば、良くお分かりいただけるかと思います。できれば、そんな人間採用したくないんですが、そうも言っていられないのも事実です。
このなかからどこに目をつぶるかは、採用担当の方の考え次第になってきてしまいますが、私であれば、「性格に難アリ」だけは絶対に採用したくないです。会社内がバタつきます。次に「ビジョンが無い人間」と「採用試験を受けている先がバラバラ」も採用したくないです。こういう人間を採用すると、1年後くらいには、「別にこんな会社に入りたくなかったんだけど、しょうがなく入ってやったんだ」などと言い出し、周りに悪影響をもたらします。
それ以外は、入社後に上手く教育してあげれば、化ける可能性はあると思っています。・・・ただ、腐っていく人材も多いですけど。
中々人って育たないですねぇ。中小企業の永遠のテーマです。きっと、育成では苦労し続けていくんでしょうけど、採用で苦労しなくなったときが、大手になったってことなんでしょうね。