おはようございます、りさママです
最近、コーンミール（とうもろこしを挽いた粉）にハマっています。イングリッシュマフィンにしたり、コーンブレッドを作ったり
今日はようやく、「そうそう！この味
」と納得のいくコーンブレッドのレシピにたどりつき、ご機嫌です
さて妊娠悪阻のつづきです。
甘かった…
入院したら、すぐにしんどさや吐き気から解放されるのかと思ってた…
現代医学を過信していたわ（って、そういうことじゃない？）。
最初に始めた治療は、
絶食。
（もちろん脱水状態だったので点滴治療も）
めちゃアナログな治療方法。しかも、治療終了（食事再開）の目安は、
気が狂うほど、ごはんが食べたくなったら。
すんごい荒治療的な治療方法。
でもここまできたら、やるっきゃない。
食べることが全てのこれまでの人生。つわりでしんどくても、とりあえず口に入れていたというのに、絶食だなんて…
意外と良かったりする。
食べ物のことを考えるのが苦痛。食べると吐く。ああ、また次の食事の時間がやってくる。食べ物見たくない、考えたくない、状態なつわり期。
絶食生活で、この気持ちからも、『食べて→吐く』サイクルからも解放。
やった～
・・・。
あれ？
入院初日の夜、
ぐ～。きゅるるるん。
え、え、え、え、え、えーー？！？！？！
もう？？
もうですか？もうお腹空いちゃいましたか。私のお腹ちゃん。
確か、先生は、「だいたい1週間くらいは絶食になる場合が多いですね～。人によっては1カ月、食べられない人もいるんですよ」って言ってたはず。
まさかまさかの入院初日から、お腹空いてる私って一体何？ってか、本当に入院悪阻になってたの？？え、え、え、えーーーー！？！？
夜中何度となく、空腹の波が押し寄せてくる。
翌朝。
先生は、「まぁ、まだ耐えられるほどだったら、食事再開しても、また食べられない時の状態に戻ってしまいますよ」って。
その言葉を信じて、耐える、入院二日目。
そして、三日目。
もう食べ物のことしか考えられない。
あれ？私食べ物のこと考えるのもイヤだったはずなのに。
ああ、せめて塩むすびが食べたい。塩むすび…。塩むすび…。
夜中、夢を見た。
塩むすびがタンゴを踊ってる。
塩むすびがいくつもペア組んで。
結構激しい。
胴長短足のおむすびが、がんばってタンゴ、タンゴ、タンゴ。
翌朝、思い切って言ってみた。
「先生！塩むすびがタンゴを踊ってるんです。食べさせてください！！！！」
先生や助手の人たち、一瞬、キョトン。で、大爆笑。
くぅっ。こっちは真剣なのに
しかも、白米は胃に負担がかかるからまだダメだって。アイスやゼリーならいいけど、って。
私は、塩むすびが食べたいの！！！！！！！
ああ、塩むすび…。
落ち込みながら、廊下をとぼとぼ歩いていると、廊下の向こうから先生が走ってきた。
「考えてみたんだけどさ、そんなに塩むすびを食べたいなら、食べてみる？食べたいものって、人それぞれだし、やってみる？」
って。
こ、こ、こ、神々しい
早速、次の日に母親に握ってきてもらった、塩むすび。
1人、病室で一口食べる。
ほろり。
おいしい。
塩むすび、こんなにおいしかったんだ…。
つづく。