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マロンを求めて*

神秘の日本を探る旅日記

漸くお盆休み

行ってみたかった日光へニコニコラブラブ
あと数時間後に出発車音符

今回も下調べがままならず…
良い場所を見つけることができればいいんだけどなぁニコニコキラキラ
どこがオススメなんだろ?
楽しみクローバー

最近ずっと手元において読んでいる本・・・


すっかり今は吉野裕子氏に嵌り読見込んでいる。

考察が独創的な推理と考古学だけの視点ではなく

「日本舞踊」や日常そして

「陰陽五行」からの視点で論理的に書かれているのが大変興味深い*

ただ、残念なことに理解力の乏しい私には陰陽五行を十分に理解できないでいるfrown


しかも書籍のほとんどは図書館でしか入手できないものも多いのが残念・・・



蛇 日本の蛇信仰へびキラン

・・・蛇の24時間以上生命を賭けた交尾は衝撃的だった!!

まさに出雲の注連縄の形!注連縄が蛇の象徴物というのがうなずける内容だった。


蛇―日本の蛇信仰 (講談社学術文庫)/吉野 裕子
¥1,103
Amazon.co.jp

内容(「BOOK」データベースより)
古代日本は蛇信仰のメッカであった。縄文土器にも活力溢れる蛇の造形がたくさん見られる。蛇に対する強烈な畏敬と物凄い嫌悪、この二元の緊張は注連縄・鏡餅・案山子など数多くの蛇の象徴物を生んだ。日本各地の祭祀と伝承に鋭利なメスを入れ、洗練と象徴の中にその跡を隠し永続する蛇信仰の実態を大胆かつ明晰に検証する意欲的論考である。

扇 「性」と古代信仰の秘密を物語る「扇」の謎扇子3キラキラ    

・・・日常の何気ないと考えていた扇がここまで深く神聖なものだったとは!!と驚愕した一冊。

蒲葵(びろう)と呼ばれるシュロに似た南方系の木が原型とされ日本のルーツが「海人」であることを

匂わせる内容だった。しかも出雲の佐太神社などで見かける神紋に扇の重要性を伺うことが出来る木星

          


持統天皇 日本古代帝王の呪術 おひなさま(姫)キラキラ                       

・・・丹生都比売/梨木香歩氏の著書の最後に草壁の皇子の死について着想を得た

吉野裕子氏の持統天皇と紹介されていたので読み始めた。



「占い」と言うものが現在のようなスピリチュアルなものという位置づけではなく

古代世界では生命に関わる(農作物の吉凶など)ものから政(まつりごと)までと

重要な位置づけにあったと再認識させられる。


日本日本 でも対馬より10名、壱岐から5名、伊豆から5名の卜部氏が奈良の朝廷に仕えたりと中枢で

重要な職務で亀甲占いでマツリゴトに関わっていた。


吉野氏の言う古代の出来事や古墳を「陰陽五行」に沿わせて推敲すると見えてくるものはあった。

確かに近代化の波が急速に入ってきた明治時代まで中枢に長くあった役職でもある。

この本はとても説得力があった・・・ひょー



マロンを求めて*-持統天皇




隠された神々 古代信仰と陰陽五行亀星


マロンを求めて*-隠された神々


陰陽五行と日本の民族 とり星


          

陰陽五行と日本の民俗/吉野 裕子
¥2,520
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増補  陰陽五行と日本原始信仰 日本古代文化叢書龍星 


マロンを求めて*-日本呪術

・・・まだまだ熟読に至っておらず、陰陽五行を理解するにはまだまだ程遠い泣く





飛鳥の翌日、大阪の阿倍野より近鉄電車の特急に乗り込み

終点の吉野へ


窓の景色は美しく

快適な電車の窓の外は

後ろに流れる景色が

どんどん山深くなる。


終点の吉野の駅のホームを降り立ったのは私一人だった。

こんな立派な特急電車が採算大丈夫かしら・・・と心配する。


その後、駅を出て案内看板の吉野ロープウェイ


まもなく降車し


次はバスに乗り込む

今度もまたひとり。

貸しきりと言うことで80代のおじいさん運転手の助手席に座った。

宮崎県ご出身と言ってらしたが今はここ吉野でくらしていらっしゃる。

かなりの山道の急カーブを上手なハンドルさばきでかわす。


「一人旅?」と心配そうに聞かれた。

私も行楽地に人っ子ひとりいなくて心配になり

「ここは忘れられた場所?」と聞くと

春の桜の季節は溢れるばかりの人の山と

そしてこんな季節外れの一人旅の私を心配していたのだった;


話は続き、修験道に縁の深いこの場所にも

三年ほど前までは修験道の方々を見かけたと

そして人間業とは思えないほどの

素早さで深い谷を駆け下りていくと

会ってみたい*


バスを降りて長い登り傾斜の参道を登り

息が上がった頃にようやく見えてきた。


目的地の『金峯神社(きんぷじんじゃ)』

マロンを求めて*-吉野

金山昆古命(かなやまひこのみこと)と金山姫神を祀る

吉野の山奥に鎮座し山神を祀るとも言われている
マロンを求めて*-吉野

『古事記』によれば、伊邪那美命が

火之迦具土神を生んで

陰部に火傷をし苦しんでいた際に嘔吐し

その嘔吐物に生じたのが

この金山毘古神と金山毘売神であったとされる。

嘔吐物が鉱石を火で溶かした時の状態と似ている

ことからこのような神話が生まれたとされ

金峯山、金峰神社といい鉱物と関わりのある

神社であったろうと推測される。

マロンを求めて*-吉野
本殿はがらんとして長く放置されたのかしらと

思えるほど荒れているように思えた。


拝殿後、階段を降りると

ひとりのご婦人が階段を掃き清めていた。

お話をすると

ここに神官は常駐しておらずお祭りの際だけいらっしゃり

ご婦人はいつもスクーターで山道を登り毎日

神社の世話をしていらっしゃるとのこと。


隣の建物が本殿と対照的に明るい色の

木材で出来ていた。理由はなんと

下の勝手神社同様に賽銭泥棒が何も無かったことに腹を立てて

放火し、社務所が消失したとのこと。

なんてこと;

歴史あるものは宝なのに

炎で無にするなんて・・・悲しかった・・・わーん

金峯神社は段上の上で何とか免れた。


そして階段を降りていくと

『義経隠れ塔』が現われる

マロンを求めて*-吉野
高く聳える杉の木立にひっそりと
マロンを求めて*-吉野
当時の戦いが嘘のように

静まり返っていた。


マロンを求めて*-吉野
そこから眼下を眺める景色は静かで美しく

マロンを求めて*-吉野
苔生した岩が美しく歳月を感じさせたキラキラ



この金峯神社の先は青根峯、女人結界の大峰山に続く


そして社務所前の休憩所には

修験道の『役行者(えんのぎょうじゃ)キラン の像が祀られていた
マロンを求めて*-吉野

無事に旅を遂行出来る様にお祈りしたあと

日が暮れぬうちに下山しなければと歩みを急ぐ焦る


吉野の駅までここから山道を2時間要する

日没まであと3時間


丹生都比売神社へ参るときの三谷坂よりは

広く開けた山道だったのでほっとしたが

山は表情が変化するもので

曲がりくねった北側に来たとき

真っ暗闇で前に進むのを躊躇させた。

暗闇の中、視線に驚き振り向くと吃驚

茂みの中に

明神様が立っていた

写真には納めたものの

何だか恐ろしい空気に観察するまでもなく

足早にその場を去った焦る

マロンを求めて*-吉野

画像はここにUPする為にかなり明度やコントラストを

あげて浮かび上がってきた。
後ろは龍かしら・・・水神なのかしら?龍


更に先に進むと『牛頭天王社跡』があったバイソン

立派な石垣から当時を偲ばせる。

明治時代の神仏分離令により廃寺にされた。

悲しい・・・・・・わーん
マロンを求めて*-吉野

また、役行者さま
マロンを求めて*-吉野


ようやく人里らしき民家が見えほっとする。

高城山を越えようやく道程の半分に


そして『水分神社(みくまりじんじゃ)』へ到着
マロンを求めて*-吉野

水を司る天之水分大神(あめのみくまりのおおかみ)を

主祭神とし、高皇産霊神・少名彦神・御子神

天津彦火瓊瓊杵命・玉依姫命・天萬栲幡千幡比咩命を配祀する。

マロンを求めて*-吉野

三社一棟造りの本殿


マロンを求めて*-吉野
古びた美しさが漂うひかり


そしてギョッとしたのが吃驚
マロンを求めて*-吉野
これはミミズクか梟か?

目は他のものが入っていたようだ


本殿の中には鏡が・・・
マロンを求めて*-吉野

そして阿形
マロンを求めて*-吉野
吽形
マロンを求めて*-吉野


ここでデジカメのバッテリーが・・・・・・ヤバイ


この後も山道は続き

町中にたどり着くと本当に安堵した。


そして勝手神社が無残な姿であったぐはあー…


その後、吉水神社へ

こちらで勝手神社を仮の姿で痛々しく祀られていた。


そして威風堂々ひかりとした

金峯山修験本宗総本山の金峯山寺(きんぷせんじ)に圧倒された。

修験道の方に会いたかった。


金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)は残念ながら

緞帳の中だった。


聖地吉野は自然の美しさと裏腹に

戦場の場となった歴史を抱え

哀史の里とも言われている。


古に

大天人皇子、源義経、大塔宮護良親王、楠木正成、後醍醐天皇

再起を図った

吉野の桜の下で・・・桜


そしてこれらの人々を擁護したのはやはり

役小角の流れの者たちの力添えかしら・・・


吉野裕子氏の『持統天皇-日本古代帝王の呪術』では

持統天皇の「三十一回の吉野行幸」について興味深い考察を述べていらっしゃる。

吉野宮の「宮瀧」は風水の上で水の豊かな吉相の地であった。

青根峯も神奈備山で「青」は五行で木気の色で、生物では「鱗族」が木気ということで

「龍蛇」を表す。

土徳の持統天皇にとって「水気への配慮」は「土剋水」の理により重要だった。

また、生命を更新する月は「太陰」で水の宗主であり

その月の水は若返り、不老長寿の力があると信じられていた。

これらの呪術を遂行するために聖地、吉野へ行幸されたと・・・


次回は宮瀧を訪ねたい