
ストーリー

密室で起こる日常ミステリー。短編集でサクサク読めるため、隙間時間にぴったり!
表紙が電車の中なのか、電車に運ばれながら読みたい本です(笑)
個人的には「夢の国には観覧車がない」、「三月四日、午後二時半の密室」が好きでした!
表題作「早朝始発の殺風景」
「メロンソーダ・ファクトリー」
水薙女子高等学校の三人、真田(さなだ)、詩子(うたこ)、ノギちゃんがファミレスで文化祭のクラスTシャツの話合いで、意見に食い違いが生じ、、、
実は詩子は先天色覚異常を持っていた。赤と緑が一緒の色では見え方が違ってくる。
なので、親友の真田のデザインがいいが、分かりづらく、石川さんのデザインを選んでしまっていた。
この事を知ると、なんで詩子が毎回メロンソーダを頼んでくるかが分かります。
実際、どんなに仲良くても言いづらいことはあります! 今回は特にそんなテーマも込められてると思います😊
最後のTシャツ案、あれはセンスがあると思いました! 微笑ましいラストです😊
ノギちゃんの苗字は乃木坂らしい! ノギちゃん、個人的に好きなキャラ!
真田と詩子もいいペア!
「夢の国には観覧車がない」
部活動の引退記念として、ソレイユランドに来た寺脇(てらわき)。後輩の葛城(かつしろ)に告白をしようと思ってたが、手違いであまり親しくない後輩の伊鳥(いとり)と観覧車に乗る羽目になってしまった。伊鳥にはどんな目的があるのか?
伊鳥は以外と笑えるキャラです(笑)
①買った目覚まし時計は公式マスコット・ソレイユくんのデザインで、アラームは
〝ソレユケソレイユ、キミモトモダチ。〟を繰り返すもの。
めちゃくちゃシュール(笑)
②どうやら大学生になって、ディズニーに行って、隠れミッキーを増やしたいらしい(笑)
勝手に増やしたら怒るんじゃない?と、寺脇。
それに対して、伊鳥はバレないようにやるのがコツらしい(笑) トイレの壁とか花壇の隅などにミッキーのマークを増やして、見つけた人がSNSにあげた写真を見てほくそ笑む。寺脇は心のなかで、激しくこいつ(伊鳥)と縁きりたい とか(笑)
私も寺脇には同感(笑)
実は伊鳥は葛城にはもう恋人がいるということを伝えたかっただけである😊 普通にいい子で、伊鳥は最後、寺脇に告白的なことを言ってるような、、、 そういうのもあり!
ちなみに、葛城の性別は女性だと思ったが、もしかしたら男性? 結局は性別は関係ないが!😊
最後に寺脇は伊鳥にディズニーに一緒に行こうと、誘います(>ω<)
「捨て猫と兄弟喧嘩」
水薙女子高等学校の妹が公園のレストハウスで今は一緒に住んでない兄貴を待っていた。妹は猫を拾ってしまい、住んでいるマンションでは飼えず、兄貴に相談しようとしたが、兄貴は猛反対。なぜーーー? 本当に猫を捨てた人は誰なのかーーー?
実は猫を捨てた人は兄貴だった。理由は父の再婚相手は猫アレルギーのため。
だから、兄貴はこの猫が大人しいことをさらりと言ってしまっていた。
伏線回収が一番感動しました! 是非、手に取ってみてね!
お互い一緒に住んでないし、学校も違うが、仲がいい兄妹です★
最後には猫を二人で飼う選択をします!
「三月四日、午後二時半の密室」
卒業式の放課後、クラス委員の草間(くさま)は同じクラスの煤木戸(すすきど)にアルバムや証書を送るために自宅に訪問。煤木戸は風で卒業式を欠席。
訪問した草間は違和感を覚えるが、、、
煤木戸は周りに染まらないタイプの女の子である。クラスに1人はいますよね! 私のクラスにもいました! でも、嫌われる対象になってしまうことも😢
だけど、そんな女の子も実は色々抱えたりします。相手の立場に立って、物事を考えていきたい!
途中で差し入れとして持ってきたプリンがうまそう😋
煤木戸は春望大学を受験したらしい。「夢の国には観覧車がない」に登場した寺脇と一緒の大学です。
この章が締めっていう、、、センスがある!!
「エピローグ」
エピローグでまさかの正解感のリンクを味わえるParadise〜😆 最高です! リンク設定大好き!!
リンク設定まとめ
●啄木高校
- 加藤木、殺風景、兄貴(苗字が宗方だと判明!、加藤木とは同じ学年。)、伊鳥(加藤木と同じ学年。)
●水薙女子高校
- 真田、ノギちゃん、詩子で三人とも学年は2年。
- 妹(ギャルらしい!)は1年。
●その他
- 真田は草間とは後輩、先輩の関係。真田は2年で草間は3年(卒業済み。)。
- プリンを買ったボイッシュな女の子は煤木戸。
- 伊鳥と先輩の寺脇(ロン毛なバッドマンと表記)はディズニー帰りっぽい。ネズミのカチューシャと星が散らばった手提げ袋。
作中に出て来た場所は千葉県内。ケーキ屋さん、啄木高校、水薙女子高校、ケーキ屋さん、公園、ファミレス。
↑ これらはソレイユランドにある観覧車から眺めることができる。
物語の時系列的に1年は経過している。殺風景の調査した公園は猫が捨てられていた場所と同じで、兄貴(宗方)が〝通り魔〟と発言したため、同じ場所と確信。
煤木戸は草間からプリンをもらっており、美味しかったから買いに来たのかな?(^^)
殺風景と加藤木、めちゃくちゃ仲良くなってる(笑)
どうやら、殺風景の友達、叶井(かない)を被害に合わせたのは大学生らしい。殺風景容赦ない😨
印象に残った文章
もしあなたの友達が、本当に大切な友達が、誰かからひどく理不尽な目にあったとして。泣きじゃくる彼女の、助けを求める声を電話で聞いたとして。
警察は犯人を見つけられず、自然公園の近くに住んでるらしいということだけが唯一の手がかりだったら。
自分で探して復讐してやろうと思うのは、普通のことだと思わない?
p.40 殺風景のセリフ
夢を壊さないために周りを見せないっていうのは、結局現実を覆い隠してるってことじゃないですか。それってなんだか不気味ですよ。ソレイユランドの方が健全に思えます
p104 伊鳥のセリフ
仲がいいわけでも悪いわけでもない、顔と苗字だけ知ってるって程度の、中途半端な関係のクラスメイトがたくさんいて。そんな人たちと無理に話を合わせながら三年間過ごして。窮屈で居づらくて、気まずかった。
青春ってきっと、気まずさでできた密室なんだ。狭くてどこにも逃げ場のない密室
p.煤木戸のセリフ
感想
日常で起こりそうなミステリーで読んでいてワクワクしました!
青春をどう感じたか。改めて思い返したい。教室という狭い密室生活。窮屈だが、それはそれでいい経験です。
青春ってきっと気まずさの連続。←めちゃくちゃ納得😣
長い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございます🙇!