こんにちは、あにめを です✨️
 
今回は「今夜、世界からこの涙が消えても」(著:一条岬)を語ろうと思います!!
 
前回は一条岬さんのデビュー作!?「今夜、世界からこの恋が消えても」を読んだので本作は続編になりますね☺️
 
それぞれ独立した作品だと思っていたので、どっちを先に読もうかなって迷ってました(笑)
 
「今夜、世界からこの恋が消えても」を先に読むことをおすすめします!! 「今夜、世界からこの恋が消えても」のラストへの繋がりも見えてくるので!!
 
 
前作は “忘れていくこと”・“無かったことにすることは本当にいい選択だったのか” がテーマだと思うが“忘れたくても忘れられない”を軸にしているのかな?と感じました!
 
 
 
 
 
⚠ネタバレ注意⚠

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

 

↑↑ あらすじです✨

 

あらすじを読む限り、成瀬君視点の物語かと思いきや、、、

日野真織(ひのまおり)の親友の 綿谷泉(わたやいずみ)と交互の視点で話が進みます!

 

 

泉ちゃんが大学二年生の五月の終わり。成瀬君に告白され、「私を本気で好きにならないこと。これが守れる?」と条件を提示し告白を受け入れる。泉ちゃんと成瀬君が初めて出会ったのは飲み会だそうです(笑)。告白は大学の敷地内です。出会ってすぐには告白はしていないところもリアルではないでしょうか?☺️

 

 

夏休み前、水族館のデートでご飯を食べていた時、泉ちゃんは擬人恋人を解消してしまいます😢 なぜ恋人の関係になったのか。なぜ泉ちゃんは優しい男が嫌いなのか。そんな疑問を抱え、成瀬君は夏休みをあっという間に過ごしていきます。

 

 

泉ちゃんは前向性健忘を患っている(現時点ではまだ治ってはない)親友、日野真織と交流関係は続いており、関係も良好。そんな泉ちゃんは真織に大学の見学に誘います。大学も授業や用事があり、一旦二人は別々の行動をしますが、、、

 

 

成瀬君は泉ちゃんと二人で一緒に行動していた真織に声をかけます。成瀬君は泉ちゃんが過去に好きな人がいたことを知っていて、質問するが、「そんな人はいないよ」と真織ちゃんは答えてしまいます。3日後に二人は会い、成瀬君は実は優しい人が嫌いというのは間違いで「本当は優しい人が好きなんじゃないかな?」という助言をもらいます。しかし、秋ぐらいに真織はクロッキー帳を発見。当然この人は誰だろう?となり、透のことを思い出していきます。

 

 

大学の冬休み間近、泉ちゃんは成瀬君が大学を休学していることを知るのと同時に小説の投稿を本格化。もともと何かを書いていたが、神谷透のお姉さんの西川恵子さんからの助言や、心の中の気持ちを整理するために。

 

 

泉ちゃんが大学の三年生、応募した作品は落選してしまったが、写真部門で見覚えのある名前が。受賞した作品のタイトルが「終氷」、名前が「神谷透」。実は成瀬君が「神谷透」の名前を借りて応募し、受賞した。中学時代の先輩の助手として1年ぐらい大学を休学し、応募作品を完成させるため。もう一回泉ちゃんに振り向いてもらうため、もともと中途半端な優しさが取り柄だったのをかえるため、泉ちゃんを笑顔にするため。真織ちゃんから神谷透という名前を聞き、遺志を継ぐようにその名前で応募。

 

 

もう一度、成瀬から告白された泉ちゃんは、後日「絶対に、私より長生きして」というもっともな願いとともに告白を受け入れる。

▶偶然にも神谷透君自身も写真が好きで、神谷透くんに撮ってもらった写真を今でも大切に保存しています。ラストで同じように成瀬透君にカメラで撮ってほしいと頼みます。ここのシーンは泉ちゃんが心から本気で笑顔になれたことが伝わるシーンではないでしょうか?☺️

 

 

 

 

印象に残った場面

 

回想シーンで泉ちゃんはじつは真織に恋心がバレてしまったことがあります😱 正確に言うとバレていたのか(笑)。何回か真織ちゃんから「(神谷)透君のことが好きなの?」と聞かれたり、透くんと一緒に文化祭を回っていて楽しそうにしてしまったり、、、。文化祭はもともとわざとではなく、真織ちゃんは風邪で休んでいたが、泉ちゃんが真織ちゃんに勉強していると伝えていたため、一緒に回れたらいいなという感じでバレて、、、。泉ちゃんは確かに透のこと好きだと認めるのと同時に、日記に残さないでほしいと真織ちゃんに頼む。それで真織ちゃんは残さず、当然忘れていきます。

 

ただの恋がどこで罪悪感を生み出していたのか? それは多分キスをしたことだと思うんですよ、、、。真織ちゃんと透の間ではキスシーンは描かれていません。合計で2回です。一回目、文化祭の時の事故。わざとではなく振り向いたら頬に当たってしまった。 二回目は透の通夜の時。もう目を覚まさない透の頬に向かってキスをしました。泉ちゃんの意志で。それで罪悪感が跳ね上がったのではないでしょうか?

 

 

真織ちゃんは前向性健忘を患っていて、一日で記憶が事故前にリセットされるが、だからこそ神谷透君に出会う前の泉ちゃんと出会った後の泉ちゃんではやはり違う。泉ちゃんの片思いはそれぐらい隠せてなかったのかもしれません。

 

 

 

印象に残った文章orセリフ

 

 

 

 恋とは死ぬような切なさで、相手の手を掴みたいと願う気持ちだと。そして、恋愛の最大の幸福はそこにあると。

 

p68

 

 

恋と咳は隠すことができない。

 

p129

 

 

欲しかった。特別な何かが今、欲しくて仕方がなかった。

凡庸で凡才で流されるように生きてきた僕が初めて、何かを欲しいと思った。

手に入れたいとそう願った。

その日を境にして僕は走り出すことに決めた。必要なのは覚悟だった。それ以外は何も必要じゃないと割り切ることだった。

 

p202(成瀬君が賞に応募すると決める描写)

 

 

 

「思えば僕は、無理がしたかったんだと思います。無理をしてでも振り向いてほしい人がいる。そんなに嬉しいことって、この人生で減多にあることじゃないですから。」

彼の言葉が、いつかの透のものと重なる。誘われるようにして、忘れなくちゃいけない透の言葉が私の中から浮かんでくる。

少しの無理をしてでも出来ることがあるなら、少しの無理をしてでもしたいことがあるなら、それは幸せなことだと思ってる。

 

p231 成瀬透、神谷透のセリフ

 

 

 

 

 

 

感想・まとめ

映画や前作の「今夜、世界からこの恋が消えても」で何となく察することもできたとは思うが、泉ちゃん、神谷透(かみやとおる)のことが好きだったんですよね、、、。

 

意外と成瀬君は面白い部分があるんですよね(笑)。

成瀬君は絶対に他人の悪口を言わない子というのが小学校の通知表に書かれていた。元恋人はとてもおおらかな性格と体格をしていて付き合った理由はおにぎりくれてそれがおいしかったのが理由。

 

それってつまり、見た目で判断するのではなく、ちゃんと人と向き合ってる証拠でもある気がします☺️。成瀬君いい子(笑)。

 

忘れたくても忘れられないがテーマだと感じました。人間は忘れたくても忘れられない。きっと泉ちゃんは片思いというのもあるがそれよりもやはり未完成だったからだと自分は感じました

 

泉ちゃんは明確な設計図がありましたし、なにより神谷透君はこれからも生きていると当たり前に思っていた。未来でも神谷透君と真織ちゃんは一緒に家庭を築き、泉ちゃんはずっと見守る未来。泉ちゃんは明確にこの計画を実行していくわけではなかったが途中でとだれてしまった。だから余計に忘れられないと感じました。

 

 

 

もしかしたら、こういう心理も関係しているのかな? 心理学でも言われています。完成形よりも未完成の方が記憶に残るツァイガルニク効果があり、泉ちゃんはそれでなかなか忘れられないのかなって。

 

もしかしたら普通に付き合い、普通に振られたんだったらそこまで引きずることもない気がします。

 

 

心理学まで絡めるのは大袈裟かな?(笑)。

 

 

でも別に忘れることも忘れられないこともどちらも悪いことではないことが実感させられました。自分も忘れられないことがかなり記憶に残っています。でも正解はないので自分はどういう選択をして生きていくのかが人生ではないでしょうか? ラストの泉ちゃんが小説家になったように。

 

と、自分はそう感じました!!

 

 

かなり長くなってしまいましたが、、、長い文章を最後まで呼んでくださりありがとうございます!🙇

 

 

 

 

 

 

 

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