おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
私は昔から失敗することが
異様に嫌いでした。
普通そうじゃないと思われるかもしれませんが
私の場合、常軌を逸していて
少しのミスで怒られたり
恥をかいたりしても
その体験を何度も頭の中で繰り返して
徹底的に自分を責め続ける、
そして、それが何日も続くことが当たり前でした。
そんな私だったのですが
最近、失敗をしてもそこまで凹むことは
無くなったなあと感じます。
勿論、
落ち込むときはやっぱり落ち込みますし
結構長引くこともあるのですが
上記みたいな徹底的に
自分を責めるということは
あまりありませんね。
理由は主に二つです。
一つは学生時代と比べて
格段に失敗することが増えました。
学生時代は身を潜めて
事なかれ主義を貫いていて
基本的に失敗することは
ありませんでした。
(その分失敗した時に
それが大きく見えてしまうのですが…。)
ですが社会に出れば
そうはいきません。
いつも自分で考え、行動していかねば
なりませんから。
その結果、自分で動いて失敗するという体験を
数多くしました。
その中で失敗することに対して
耐性ができてきたなあと思います。
そして、二つ目は
それだけ失敗をする中で
自分に対する期待が
無くなってきたことです。
自分に落ち込むときや凹むときというのは
自分に対する期待が大きいときです。
過去の自分を振り返ってみても
いつも自分は失敗なんてない
完璧な存在なんだと
どこかで驕っていたような感覚があります。
だから、失敗は許されないし
失敗したら徹底的に責めて、
自分の中でそれを
なかったことにしたかったのだと思います。
ですが、自分と向き合う中で
少しずつその完璧な理想が緩み、
「失敗も含めて自分なんだよな」と
最近は思えるようになりました。
この理想を手放した状態というのは
かなり楽な状態です。
理想と現実ギャップに
苦しむこともありませんからね。
また、こういった気付きの中で
最近しっくり来ている言葉があります。
それは
自分ができていると思っていることほど
実際できていなかったりするし、
逆に自分ができていないと思っていることほど
実は意外とできていたりする
ということです。
勿論、全部が全部そうではないのですが、
これ結構考えてみると
当てはまるなあと自分としては
思っています。
ここで私は別に
できるって思わないようにしようとか
謙虚にならなきゃいけないとかそういうことを
伝えたいわけではありません。
私が伝えたいのは
できているかできていないかということに関しては
自分の感覚はあんまり
あてにならないよということです。
ただ、自分への期待が少ない方が
地に足がついた結果を生みだしやすいのは
事実だと実感しています。
改めて今日は
自分への期待が減っていくと
生きやすくなるというお話でした。
自分への期待が減ると
理想と現実が近づき、
その完璧でない自分も
ありのままの自分の一部分なんだと
自分を赦せるようになります。
失敗する自分を心から赦すことができれば
他人の失敗も自然と赦すようになります。
そんな繋がりが増えることで
失敗はどんどん気づきと学びに変わっていき、
互いの人生はより豊かにより洗練されたものに
なっていきますよ。
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