おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
どんな素敵な人であっても
嫌いな部分や幻滅する部分は存在します。
100パーセント全て
好きな人というのは存在しません。
でも、私たちは
そんな好きな部分を持った人とだけで
一緒に過ごしたいという考えを
どこかで持っています。
この人なら自分を落ち込ませないか
幻滅させないか、
モヤモヤさせないか
そんな不安を持ちながら
絶対の安心安全を探し求めています。
そして、そんな相手が見つかれば
その人に好かれようと必死になります。
でも、ある時
思わぬ相手の一面を見て幻滅、
「運命の相手はこの人じゃなかった」と
別の相手を探す(恋愛だけではなく
友人、師匠、同僚等、関係を築く相手なら誰でも
構いません)
そんな経験を誰しも一度は
したことはありませんか?
残念ながらそんな運命の人も
絶対の安心安全の場所や存在は
どこにも存在しません。
どんな人であっても
人は誰しも素晴らしくないところや
幻滅するところを持っています。
それも含めて人間です。
そのことを忘れないでください。
自分の理想通りに動いてくれる
ロボットは存在しないのです。
ただ、一つ勘違いしてほしくないのが
その相手の部分を許容する必要もないということです。
相手の嫌な所や幻滅する所を見て
それを無理に受け入れたり
我慢する必要はありません。
ただ、その人を排除したり
別れたり、離れたりしたからといって
100パーセント自分に合った
素敵な人に会えるということはないことを
知っておいてください。
勿論、心地よく本当の自分を生きるようになると
自分に合う人と繋がりやすくはなるでしょう。
でも、その合う所が
100パーセントになることはありません。
もし、100パーセントなら
それはどちらかが意識的か無意識的か
相手に合わせに行っています。
多少同じな所があっても
100パーセント同じ感覚とはならないのです。
合わないところもあるから
私たちは互いに違う存在であり、
その違いを楽しんだり
同じところを共感しあったりできます。
それが全部同じで自分の理想だけの相手なら
その歓びは感じられませんね。
また逆に言うと
そういった自分と合わないところがあるからこそ
誰かに固執したり執着することなく
自由に生きていけるとも考えられます。
相手を理想化することなく
一人の対等な人間として接することができます。
これが心地よく本当の自分を生きていく上では
欠かせません。
本当の自分を生きるようになると
相手のことを良いなあと思っても
そこに縛られず、
相手が一人の同じ人間であることを
いつも心に置いているのです。
勿論、嫌だなとか思うことはあります。
でも、だから相手がどうとか考えません。
むしろ、自分が理想を相手に押し付けていたなと
気づく機会するのです。
改めて今日は
どんな人も一人の人間であることを
お伝えしました。
私たちは相手に自分の理想を押し付け
それで相手が良いだのの悪いだの判断をしてしまいますが
それをし続ける限り心の平穏は訪れません。
また、自分も相手から理想を押し付けられ
良い悪いを判断されていると考えますからね。
完璧で素敵な人は存在しません。
どんな人も不完全で様々な面を持っています。
それも全部含めて一人の人間なのです。
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