おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

誰かに固執する、

重きを置きすぎる生き方はあまりお勧めしません。

 

 

それはどこかで生きづらさを生みます。

 

 

人間関係が誰とも同じという人はいませんよね。

 

人によって心の距離が近い人もいれば

遠い人もいます。

 

その中で

この人との関係は特別だという方は

いませんか?

 

 

特に仲がいい、

関係が深い、この人なら悩みを話せる

 

そんな関係です。

 

 

勿論、そういった関係は

すごく大切にしていかれて欲しいのですが

 

その方が悩みの種になっている

そのようなことはありませんか?

 

 

例えば、その人の中で

絶対許せない一面があるみたいな

 

所謂その人と離れれば解決するけれど

離れられないでずるずると関係が続いているというような悩みから

 

その人との関係が

あまりいいもので無くなった時に

 

日常生活全てにおいて

あまりいい気分がしなくなったり

むしゃくしゃしてしまうというような

 

間接的だけれど

その方との関係に人生が左右されているような状態

 

それも一つの悩みの形です。

 

 

今回の話は特に後者の話です。

 

 

その人が近くに居なくても

いつもその人のことばかり考えて

 

その悶々とした状態が続いて

それが次の現実で悶々とした現実を創ってしまう

 

なんてことは皆様もなんとなくでも

経験されたことありませんか?

 

 

いつもはタンスの角で小指をぶつけても

そこまで考えないのに

 

そういう悶々としているときに

なんかよくぶつけてしまうし

 

余計イラっとするみたいな話です。

 

 

勿論、人間だれしも

どんな関係であれ、うまくいかないときは

モヤモヤするでしょう。

 

 

でも、いつもある一人のことばかりを考えてしまう

(恋だけではありませんよ)

 

そんな一人との関係を強く持ちたい、持っている方ほど

注意してください。

 

 

 

よく人間関係は広く浅く付き合うというのは

 

表面的でどこか悲しい生き方だと

言われることがあります。

 

 

ですが、私は意外とこの付き合い方を

お勧めしています。

 

 

浅くというのがなんだかマイナスなイメージを

持たせてしまうのだと思うので私の言葉で言い換えますと

 

誰に対してもあまり重きを置きすぎないでいる

 

こういう状態です。

 

 

人との関係に重きを置きすぎないと

自分というのは安定していきます。

 

 

勿論これは誰とでも表面上だけで付き合えと

言っているのではありません。

 

 

あえて言うなら付き合い方を分散させる

みたいな生き方です。

 

 

誰か一人だけに

なんでも打ち明けられるみたいな状態では

 

この先、その人ととの関係が少しでも悪化すると

人生が一気に息苦しくなります。

 

 

私はあまり断言というのは好きではないのですが

一つ確かなこととして

 

ずっと同じ人と心が合っている状態というのは

残念ながらありません。

 

 

関係が長く続いているケースというのは

 

関係が変化していく中で

それにお互いが順応して一緒に居るケースや

 

互いにいい距離感を意識的にも無意識的にも

擦り合わせていってうまくいっているケースというのが

あるにすぎません。

 

 

これはお互いが心地よいなら問題はありませんが

 

どちらかが一方的に我慢をしてしまうケースが

多々あり、

 

そうなると一方は心地よいけれど

もう一方は地獄なんてことが起こってしまいます。

 

 

その我慢があるとき爆発して

縁が切れるなんてことは

 

皆様も経験したり耳にしたことは

一度はあるでしょう。

 

 

これはやはりどういう形であれ

一人との関係に重きを置きすぎているから

 

起こることです。

 

 

勘違いされやすいのですが

この一人との関係とは

 

特別な人が一人いるというような

そのままの数字の意味ではなく

 

誰か一個人と重きを置きすぎた関係を

作ってしまっているということです。

 

 

だから、私が最初に言った

分散させるというのも

 

重きを置きすぎた関係を

どこもかしこもで作るということではありません。

 

それでは結局同じことです。

 

 

むしろ、そのどこかで関係が悪化すると

別のところでその悪化した方の悪口を言い

 

その別の方との関係を強固なものに

してしまい、余計に固執した生き方を作りかねません。

 

 

これは共依存のできる典型的なパターンであり

生きづらさを生みやすい生き方でもあります。

 

 

それを楽しんでいるなら構いませんが

そうとは知らずに悩みが増えていってしまっているなら

 

その生き方は手放された方がいいです。

 

 

私は今後、人は個と個の関係が

広がっていくのではないかと思っています。

 

 

一つの関係にとどまらず

様々な関係を色々な所で築いていく、

 

ただ、このように言うと

一人一人をあまり大切にしない、

ないがしろにするようなことをしてしまうのではないかというようなことを

 

イメージしてしまう方もいるかもしれません。

 

 

ですが、むしろ私は一人に固執しないほうが

一人一人に対して誠実な関係を築けるのではないかと

思っています。

 

 

例えば、一人とだけの関係を

強く持ちすぎると

 

その方を見えないところでないがしろに扱ったり

また逆にその方だけを大切に扱って周りはないがしろ

 

そんなようなことをしてしまうことが多いように

私には見えます。

 

 

みなと適度な距離を持つ

(勿論その距離の中で近い遠いはあります)

 

その関係一つ一つが

当たり前などではなく、

 

かけがえのない大切な存在なのだと

感じられるのではないかと私は思います。

 

 

そうなっていると

もし互いに合わなくなっても

 

特に無理することもなく

すっと離れることができるし

 

離れても、その方との関係に対して誰かに話す際、

嫌味や悪口などではなく

 

大切な関係だったと

言えるのではないでしょうか。

 

 

勿論一気にこれらを

実践しようとするときついと思いますので

 

まずは自分の身の回りの

関係に置き換えて今日の話は考えてみてください。

 

 

重きを置きすぎる関係は

どういう形であれ悩みを生みます。

 

 

誰とでも適度に距離があり

その中で時に近づき、時に離れをしていくことで

 

自分という個は何かにすがりすぎないようになり

本当の意味で自律し、自立していく、

 

そんな中で紡がれる関係というのは

今までよりは淡白なものになるかもしれませんが

 

結果的にはどこか自然で楽な関係に

なっていくのだと私は思います。

 

 

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