おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
今の時代、ほとんど原動力とされているのは
恐怖心です。
幸せになりたい、
頑張りたい、
綺麗になりたい、
楽しみたい、
これらを求める裏側には
不幸になりたくない
頑張っていない人に見られたくない
不細工は嫌だ
楽しみがない人生になりたくない
このようなものが原動力であることが
多々あります。
恐怖心が原動力だと
いけないとは言いませんが
心地よく何かをするという点においては
中々難しいと思います。
なぜなら恐怖心が原動力だと
求めるものがどんなに気持ちの良いものでも
内心はそれを進んで求めに行っているのではなく
追い詰められて不安で求めているからです。
表層意識は喜んでいても嬉しくても、
内心はとても不安なのです。
だから一時的に満足できても
すぐにまた別の何かを求めてしまいます。
勿論その求めているものが手に入っても
不安は無くなることはありません。
むしろ、もっと欲しくなったり
また、手に入ったものを失わないようにしたりと
不安は強くなります。
つまり心が落ち着くことはありませんね。
どれだけ気持ちの良い場所にいても
内心が落ち着くことはありません。
また、このような状態ですと
ただ、楽しい
ただ、嬉しいと言った感情も失われていきます。
仮に何か欲しいものが手に入ったら
それを自慢したくなったり
幸せな瞬間を目にしても
それをSNSに上げることばかり頭を巡らせたり等
感情を感じる前に
他者に伝えること重点を置きすぎてしまいます。
勿論、どれもこれも伝えることが
違うというわけではありませんが
それが目的になっていると
どれだけ幸せや喜びを目の前にしても
満足することはありません。
他者を目的にしている場合は
基本的にどんなことも恐怖心が原動力です。
最初はそんなつもりがなくても
人数が増えてくることで
こういった目的にすり替わってしまうことも珍しくありません。
どうしても、他者が目的ですと
それが比較になり、またその比較と言うのは
終わりがありませんからね。
ただ、幸せ、ただ、喜ぶという時間を
とってみて下さい。
こういった「在ること」に
ただ目を向ける、ただ感じることで
他者を目的とした行き過ぎた欲求は
薄れていきます。
そして、もし余裕があれば
そういった目的の裏にある恐怖心も
是非感じてみて下さい。
恐怖心もしっかり向き合い、感じていけば
その量は減っていきます。
しかし、それから目を背け
一時的な満足感や喜びを得ようとすると
その分増えていきます。
最初の内は終わらない恐怖心に
絶望するかもしれません。
今まで目を背けていた分が
どうしても残っていますから
一朝一夕というのは
難しいです。
でも少しずつで構いませんので
感じてみて下さい。
すぐに感じて終わらせようとするのも
また恐怖心が原動力ですからね。
逆に少しでもいいで続けていくと
意外と感じることに慣れてきて
恐怖心を感じることが
自然と出来るようになりますよ。
大切なことはその恐怖心をなくすことではなく
ただ在ることを認め、受け入れることです。
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