おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
私達が追い求める完璧と言う姿に
終わりはありません。
仮にどれだけ完璧な姿に近づいても
すぐにまた欠けている部分を探し出します。
どれだけもう完璧と思っても
ついつい目につく場所が出てきて
何度も無くそう、変えようとしますが
いつまでも終わることはありません。
また、仮に完璧な姿になれたとしても
今度はその姿を維持し続けようとします。
完璧な姿にしがみつき
少しでもそれと違う状態になれば不安感に襲われ
同じように終わりのない苦悩を
し続けることになります。
求める完璧に終わりはありません。
なぜなら求める完璧は
そもそも完璧ではないからです。
私達はこうなりたい、
こうなったら幸せなんだという完璧な姿を
常にどこかで持っていますが
それは幻想です。
その姿に近づけば近づくほど
どう転んでも必ず苦悩します。
その求める完璧な姿というのは
凄く理想的な素晴らしい存在に見えますが
実際は完璧からは程遠いエゴの塊です。
他人からこう見られたい、
醜い姿になりたくない、
ちやほやされたい、
下に見られたくない、などなど
そんな思いが追い求める完璧な理想の姿には
必ずと言っていいほど体現されています。
そもそもそのような感覚が無ければ
完璧な姿を追い求めようとはしません。
自分のありのままの姿を受け入れているため
そこから別の何かになりたいとは思いませんから。
では、完璧な姿が無いかと言えば
そうではありません。
完璧という状態はあります。
それは今この瞬間、この状態で在ることです。
何も変えようとせず、追い求めず
ただ在るままの状態で在ることです。
勿論調子の良し悪しというはあるかもしれません。
とてもそうとは思えない状態というのもあると思います。
私自身もこのように書いていても
実生活の中で「いや、これ本当に完璧なの?」と
疑問を浮かべることはあります。
でも、少し時間が経ってみると
あれでよかったんだと思うことばかりです。
ただ、いきなりこれを体感することは
難しいと思います。
私もかなり時間がかかりましたし
これを無理に納得しようと思っても
苦しいだけです。
理想論で綺麗事だと
吐き捨ててしまうかもしれません。
ですからまずは完璧を追い求めても
終わらない苦悩であることに気づいてください。
その追い求めた姿はどこにも無く
近づけば近づくほど
苦悩や不安は強化されます。
そして、今在るままのこの状態に
少し身を委ねてみて下さい。
ほんの数秒で構いません。
何も変えようとせず、追い求めず
ただ在るままの感覚に身を委ねてみて下さい。
最初は怖いと感じるかもしれませんが
少しずつその時間を増やしていくことで
終わらない完璧な理想から解放され
今の在るままの幸せを感じ取ることができますよ。
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