おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
人生において逃げるという言葉には
あまりいい意味が込められていないことが
多いように思います。
それが悪いこと、
悪いとは言わなくても、それが引け目を感じること
そもそも逃げる選択自体が特別なもの、
そのように位置づけられていることは
珍しくありません。
その結果、そんな負けたような選択はしたくない
普通じゃない選択はごめんだ、はみ出し者になりたくない、
ここさえ凌げば大丈夫だからと
自分に言い聞かせ、さらに追い詰めてしまう、
決して心地よい状態ではありませんね。
人生において逃げることはとても大切なことです。
私自身中学時代は
クラスや家から逃げ、保健室登校と言う道を進みましたが、
この逃げる選択が
私の人生の上ではとても重要な選択でした。
逃げていなければ
私は心理カウンセラーにもならなかったと思いますし
そもそもまず生きているかもわかりません。
それくらい、当時私にとって
逃げる選択は必要な選択だったのです。
逃げることが悪いこと、遠回り、意味のないこと
となっている時、それはどこかに人生の正解があると思っている時です。
正解の道、これに沿えば幸せな道
そのような道が頭の中にあり、
それとは別の方向に進もうとすると
抵抗が生まれるのは必然です。
どこかで、正解から外れてしまった、
早く巻き返さなきゃ、
いや、巻き返したところで、無駄な時間を過ごしてしまったことには
変わりない…
ここまでの話は極端かもしれませんが
何かから逃げる時に抵抗が生まれるのは
少なからずこのような葛藤が
起こっているからだと私は思います。
ただ、逃げたことというのは
私たちの中に感覚として残っています。
そして、必要なことならば
やはり挑戦しなければいけないかもしれません。
私も大きく逃げたことには
やり直しみたいなものはやってきました。
ただ、逃げたからこそ
次は新しい選択ができることもあります。
逃げない選択も
無理なく、自分のペースで進むことはできます。
同じ逃げない選択も
追い詰められている時と余裕がある時では
その後の行動も変わっていきます。
逃げない選択は
逃げる選択が十分にできる時、
初めて生まれる選択肢です。
いつでも、逃げられる
十分に逃げた経験がある、逃げることを知っている
だからこそこの選択は逃げたくない、
挑戦してみたい、頑張ってみたい
逃げない選択肢は
そのような中で芽生えるものだと私は思います。
≪個人カウンセリングの申し込みは下記リンクからお願いします。
質問も随時募集中です。≫
最後までお読みいただき、ありがとうございます。