おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
先回りして、相手に色々指示する
必要はありません。
それは余計なお世話です。
相手が質問してきた時は
答えることはあっても
相手が聞いてもいないことなのに
「これは良くないよ。」
「○○しない方がいいよ。」
「それはダメだよ。」
「あの人は近づかない方がいいよ。」
これは余計なお世話です。
知らなくてもいい情報まで
相手の現実に入ってしまいます。
何でも先回って指摘してしまう時
それは先回る方に何か原因があります
(勿論言われた側にも
それを言わせた原因があります)。
これは相手のことを心配からと言う
一見とても素晴らしい考え方からの言動に
見えるかもしれませんが
蓋を空けてみると
実際は先回りしないと罪悪感に苛まれたり
自分や誰かの二の舞にならないようにという
救えなかった過去の自分や誰かを投影して
救おうとしているパターンは珍しくありません。
人間は様々な体験を、
経験して学ぶ生き物です。
先回りはその貴重な体験を奪ってしまいます。
例えば子育ての場合
危ないものを徹底して
全て子供の周りから無くすのは簡単なことです。
ですが、そのまま成長してしまうと
何が危ないものなのか分からず成長し、
大人になって本当に危ないことを
してしまいかねません。
子供の頃にある程度傷ついた方の方が
実は危機管理能力がしっかりしていますからね。
何事も先回って
余計なお世話をするのではなく
その相手のことをただ、信じて下さい。
先回るのは凄く簡単なことですが
先回れられ続けると
人は自分で考えることを
やめてしまいます。
思考停止ですね。
そして、思考停止の状態の人は
自分の人生の責任を
別の誰かに負わせようとします。
しかし、人間は絶対に自分の人生の責任は
自分がとるようになっていますし、
別の誰かの人生の責任を
とることは決してできません。
あまり私は絶対という言葉は
使わないようにしていますが、
これに関しては絶対です。
勿論今回の話というのは
全てのことで言うのは
中々に難しいことだと思います。
本当に危ないことや地球でのルールに反すること、
後に戻れないようなことをしようとしている方に対して
あなたは何も言わないのかと言われれば
私もそこは人間ですから
相当言葉は選びますが、
結局のところ言ってしまうと思います。
ですからあまり過敏になりすぎる必要はないとは
考えてはいます。
ですが、何でもかんでも
相手の先回りをして色々指摘する場合は
ご自身の中に何かあると思っておかれることを
お勧め致します。
極端な話、
人間は自分の人生において必要な体験は
必ず経験しますから
本来は相手の行動を
先回って指摘する必要はありません。
ですから先回って指摘したくなるのは
必ずご自身の中に理由があります。
よく先回って相手に指摘しているという
自覚があります方は
その先回りで
ご自身の何を見ないようにしているか、
また指摘したい行動に
ご自身の何を投影しているのか、
是非一度考えてみられることを
お勧め致します。
それが出来るようになると
自分の人生を生きる上で本当に大切な
自身と相手の境界線をしっかりと引くことが
できるようになりますよ。
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