おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
心理カウンセラーとして仕事をしていくにあたって
私自身凄く大切にしていることがあります。
それは相手の本質に触れる覚悟を持つということです。
例えば自分嫌いを変えたい、
自分を好きになる方法を教えて、という方が
クライエントで来たとしますね。
そこで、自分を好きになる方法を
お伝えしたとします。
確かにその瞬間は
気持ちよくなるかもしれませんが、
残念ながらその感覚は
あまり長くは続かないと思います。
なぜなら自分嫌いを変えるには
自分嫌いを変えるという根本に触れる必要があるからです。
自分嫌いに、
いくら上から自分を好きになる方法で
上塗りしたところで
自分を嫌うという根本の部分は
変わっていないわけです。
だから日常生活で
どれだけ自分が好きになる方法を試しても、
好きな部分を探しても、
やればやるほど
逆に自分がドンドン嫌いになるような証拠が
集まってくると思います。
そして、やっぱり自分が嫌いとなる。
問題を解決していくには
その本質に触れていく必要があります。
例えば自分嫌いを変えていくことは
どんな自分も受け入れるということ、
好きな自分も嫌いな自分も
全て受け入れた時
ありのままの自分自身を
肯定することができるようになっていきます。
ただ、これをカウンセラーが
勝手にするのはよくありません。
だから、最初にこのような悩みを
言われた時点で
いくら自分を好きになる方法をお伝えしても
根本が変わらなければ自分嫌いは繰り返すことを
きちんと伝える必要があります。
これが本質に触れていくということ、
ただ上辺だけの解決だけでなく
根本を見て、伝えるということ。
それを伝えた上で
あとはクライエント自身の選択ですね。
勿論ですが、これをするには
カウンセラー自身も相当な覚悟が必要です。
人の本質に触れることは
決して、なあなあにやっていいことではありません。
それは相手の尊厳を踏みにじる行為ですから。
その覚悟を持つために
私自身、常に自分の本質と
向き合ってここまで生きてきました。
何度も自分に絶望しました。
だから、本質に触れられることが
どれだけ怖いか、どれだけ見せたくないものかは
重々理解しています。
ただ、同じような問題を繰り返すことなく
根本解決をしていくには
本質に触れることが絶対に必要です。
そこで
今までの自分を苦しめてしまう
考え方を手放したり
ありのままの自分自身を
大切にする感覚を持ったり、
本質に触れた結果は本当に人それぞれです。
ただ、明確なのは
本質に触れるということは
自分の中の新しい選択肢や柔軟性が生まれ、
自分にとって生きやすい道が見えてくるということ。
それが分かった時、心はとても軽くなりますよ。
今回の内容は書いていて思いますが
相当難しい内容です。
理論と感覚、どちらも織り交ぜていますから。
そこで、ご興味があれば
是非このブログにある私の今まで書いてきた記事
(特に今年の4月以降のもの)を読んでみて下さい。
基本的に私の心理学の記事は
テーマは違っても
どれも人の本質に触れるようなものばかりです。
もし何か心が動いたものがあれば
それはあなた自身の本質に触れたことになります。
私もたまに読み返して
「あいかわらず心に響くものを書くなあ。」と
自分の記事に対して思っています。
今まで私の書いてきた心理学の記事は
私の覚悟を形にしたものですから。
是非無理のない範囲であなたの本質に
あなた自身が触れてみて下さい。
今日は私自身が最も大切にしているものについて
お話させていただきました。
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