おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
この記事は昨日の記事(こちらのリンクから)を
読んでいただいてから
読んでいただくと
より理解が深まります。
「親を許そう。」という言葉ありますよね?
「親だって色々あったんだ。」とか
「やっぱり親に怒りがあったとしても
なんだかんだ感謝だよ。」とか。
だから今までのことを
水に流して
親を許して
自分が復讐をやめるんだ…
確かに素晴らしい考え方です。
やっぱり親には感謝、
それも確かに分かります。
ですが、私は
正直親を許すというやり方は
あまりお勧めしません。
その理由を今日は解説します。
「親を許す」となった時に
私達は無意識に
ある二つのことをしてしまいかねないからです。
それは
感情の抑圧(我慢)
親へのマウント
です。
上から解説しますね。
感情の抑圧(我慢)です。
まず、親を許すという考えに
至っている方は
今まで親に対して
感情を抑圧して
ここまで生きてきたのではないか
と思われます。
そんな方が
「親を許す」と言う選択を
とる場合
残念ながら無意識に
同じように我慢や感情の抑圧をして
許している場合が
多いのが現実です。
どんなに親に感謝して
許したとしても
心の奥底に眠った感情は
消えません。
それどころか
また我慢して許そうとするため
潜在意識には
さらに負担になります。
つまり、残念ながら
どれだけ表面上で許したとしても
結局、無意識に親に対して
復讐をしてしまうんです。
これが一つ目です。
二つ目の親へのマウント、
これは少しイメージしてみて下さい。
何かを許そうとしたとき
「私が許してやったんだ。」
「私が折れてやった。」
という気持ち、
抱いたことはありませんか?
相手にマウントをとるために
許すという行為を
人は取ってしまうことがあるんです。
※勿論ですが
「許す」こと全般が
問題ではありませんよ。
親に対して
自分が許してやることで
優越感を得ようとしてしまう、
ですが、それって
親に対しての復讐が
無意識に叶っている状態ですので
残念ながらうまくはいきません。
では、親に対してどうすればいいか
私は親を手放すことをお勧めします。
親を手放すとは
親に対する感情を
自分で感じ、自分で処理をしていくことです。
親に対する怒りやトラウマを
自分で処理し、
自分で解決していくということでもあります。
そのためには
私も含め心理カウンセラーを頼る場面も
勿論必要です。
考えを整理したり
偏った考え方をニュートラルに戻すため等ね。
ですが、心理カウンセラーが
何でも解決し、
癒してくれるわけではありません。
自分で気づき
自分で感情を感じて、自分で癒し
自分で前に進むということ。
これが親を手放すということです。
親を許すというのは
親のことが
常に自分の身体にどこか残っています。
だから、どこか親のことを
いつも考えている
そんな状態になります。
親に復讐したい人は
親に対して恨みを持っている人は
それを常に持っておくことで
親とのつながりを持てるわけです。
逆に親を手放すと
親がどんな状態であっても
どんなことを言ってきても
ニュートラルに接することができます。
親に対して抱いた感情は
自分で処理し、自分で解決できますから。
しかし、それは
これからは自分の責任は自分でとる、
もう親のせいにしたりしないと
言うことでもあります。
ですが、
それが本当に前に進むと言いうこと、
そうすることで
初めて一人の自分として
立って生きることが出来るんですよ。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。