おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
承認欲求、
この言葉を聞いて
「あ、持っちゃいけない欲求だ。」
と思いませんでしたか?
人から認められたいと
思うことはダメなことで
自分で自分のことを認めていくことが
大切なんだって。
確かにそうなんだけど
今日は承認欲求の完全否定が
暴走するのも実は苦しいよ、
というのをお話します。
まず始めに承認欲求の
何が苦しいのかを
知っておいてください。
承認欲求の苦しいところは
自分の元々やりたかったことの
本質がずれてしまい、
いつも周りばかり気にして
緊張状態をつくりだすところです。
これだけ聞くと
確かに承認欲求は持つべきでない、
と思ってしまいますね。
では逆に承認欲求を
完全否定してしまうと
どうなるでしょうか?
まず、他人の称賛は
受け取らなくなるでしょうね。
結果的に人から認められても
承認欲求=悪いもの
と公式が出来てしまうと
人からの称賛は
承認欲求に繋がるから
受け取らないようにしようとします。
調子に乗らないように
称賛や褒め言葉も受け取らない
これが承認欲求を
完全否定した状態です。
これって本当に素晴らしいこと
なのでしょうか?
誰からの称賛も
受け取らない、というのは
実は自分も含まれている状態です。
自分の称賛だけ受け取って
他人の称賛は受け取らないなんて
高等テクニック過ぎますよ。
それは流石に無茶です。
実は冒頭の承認欲求は
自分で満たすもの、というのは
他人から称賛を受け取った上で
成り立つものです。
おそらくその状態が続けば
人から称賛を貰っても
調子に乗らないように
自分を責めるようになるのは
時間の問題です。
そしてこの状態も
体には常に力が入っていますから
実はどっちにしても
緊張状態なんです。
認められたいという気持ちだけで
動くからおかしくなるだけで
認められたいという気持ちが
間違っているわけではありません。
そもそも人と関わっていく中で
認められたい気持ちが
全く出てこない人って
中々いませんから。
ただ、その気持ちが先走ってしまうと
苦しくなりますよって言う話です。
それが
承認欲求=ダメ
になると
人生=苦しいものに
変わってしまいます。
まずは自分に承認欲求があることを
認めて下さい。
「あ、私認めて欲しかったんだ。」って
人は禁止された欲求を
求める傾向がありますから
承認欲求を否定すると
逆に潜在意識は承認欲求で
行動してしまいます。
承認欲求を認めることが
結果的に自分を満たしますし
人からの称賛も
受け取ることができるようになります。
結果的には
承認欲求で浮足立つことは
減っていきます。
承認欲求を完全否定するのではなく
承認欲求と
うまく付き合っていくことが大切ですよ。
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