おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

「今の時期を感謝しましょう。」

 

 

 

最近SNSなどで

似たような言葉を度々見ます。

 

 

苦しい時期こそ感謝する、

 

確かにその通りです。

 

 

「感謝」というのは

エネルギーとしても高い存在ですから

感謝すると次第に現実は変わると思います。

 

 

しかし、これはどんなことにも言えますが

「義務」になった瞬間、

 

どんなに素晴らしいことや、

高いエネルギーも

 

体には苦痛に変わります。

 

 

結果としてうまくはいきません。

 

 

むしろ、うまくいかなくて

 

「感謝しているのに、

なんでうまくいかないんだ。」

 

そんな現実が創り出されるでしょう。

 

 

 

本当の感謝には見返りを求めず、

 

心からあふれ出るものです。

 

 

うまく行こうが、うまく行かなかろうが

関係なく感謝します。

 

 

うまく行くために義務で感謝している限りは

体としては苦痛なわけですから

 

そのサインとしてうまくいかなくなるのは

当たり前です。

 

 

 

ところで

読んでいる方の中には

 

「形式的に感謝していれば

いつか自然と感謝が湧いてくる。」

 

という話を聞いたことがある方が

いるかもしれません。

 

 

それも確かにあります。

 

 

ただ、先程の話と繋がりますが

その感謝に義務感、そして違和感を

感じているならそれはうまく行きません。

 

 

感謝について

一度考え直す必要があります。

 

 

そのために必要なのが

内部対話です。

 

 

 

「あなたは自分の声を聴いていますか?」

 

 

 

 

 

どんなことでも義務になっている時、

それは自分の心、そして魂の声を

聴いていない時です。

 

 

自分の声を聴いていない時

身体は何としても聴いて欲しいことを

アピールするかのように

 

うまく行かない現実を創ります。

 

 

勿論「自分の声を聴かなければ…」

と義務になっている内は

聴こえてきません。

 

 

体に無駄な力が入っていますし

「うまく行くために」という

 

自分勝手な気持ちですから

何も変わらないでしょう。

 

 

深呼吸して

ぼーっとしながら

 

「今まで無視してごめんね

 

話したくなったら話してね。」

と優しく自分に語り掛けて下さい。

 

 

そうすると

最初のうちは小さい声かもしれませんが

 

話しかけてきます。

 

 

その声にじっくり耳を傾け、

感覚を研ぎ澄ましてください。

 

 

繰り返すと

結構話しかけてきますよ(経験談)

 

 

感謝が義務や違和感になる

一つの例の小話を作りました。

 

 

■「ありがとう」が言えなくて…

Aちゃんは人見知りがある7歳の女の子。


Aちゃんが親戚のBさんから
お菓子をもらいました。


Aちゃんは大喜び。
「ありがとう」とお礼を言おうとしますが

恥ずかしくなって少しモジモジ。


何とか言葉を発そうとした時
お母さんが近寄ってきて

「あらBさん、いつもすみません。

この子本当に人見知りが激しくて

ほら、A早くお礼を言いなさい。」


Aちゃんは
自分のタイミングを見失いました。


何とか自分の言葉で言おうとしますが、


「ほらA、ちゃんとお礼を言いなさい。
 あ・り・が・と・う?」


お母さんは恥をかくまいと
必死にAちゃんにお礼を言わせようとします。


Bさんもこれには戸惑い気味。


Aちゃんは何とか
頑張って言います。


「ありがとう」と。


するとお母さんが
「声が小さい、もう一度
あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す。」



と大きな声でAちゃんを怒鳴りました。


Aちゃんは泣きながら
「ごめんなさい、ごめんなさい
ありがとうございます。」


すると、お母さんが
「なんでもっと早く言わないの!
ここまで言われないと分からない子ね。」



これ以降
Aちゃんは「ありがとう」が言えなくなりました。

 

 

あまりにもリアルに書きましたが

本当にフィクションです、

 

モデルもいません。

 

 

前回の小話と展開が似ていると

思われるかもしれないので、

 

先に話しておくと

このような小話では親という存在を

 

あえて大きく書いています。

 

 

それは私自身が親が憎いから

あてつけで書いているというわけでは

決してありません。

 

 

私達、人類にとって「親」という存在は

良くも悪くも大きいんです。

 

 

今回の小話

Aちゃんは自分のタイミングを

お母さんに奪われました。

 

 

それにお母さんが

お礼を強制したことで

 

お礼=義務になってしまいます。

 

 

そして最後は

お母さんからの攻撃を受ける。

 

 

前回の小話でもそうですが

 

私たちは無意識に

親から催眠をかけられています。

 

 

これについては

別途記事にて詳しく説明しますが、

 

催眠って結構日常に

当たり前にあるものです。

 

 

そんな変なものでも、

いかがわしいものでもありませんよ。

 

 

ただ、親からの催眠は、

 

生きていくうえで当たり前のように

刷り込んでしまうため

 

その効果も絶大です。

 

 

ただ、これだけ聞くと

親が強大な敵に見えてしまいますから

 

1つ当たり前だけど重要なことを

伝えておきます。

 

 

親もまた、その親に

催眠をかけられていますからね(笑)

 

 

基本、親は子供に催眠をかけます。

 

 

大切なのはその催眠を解くこと、

それだけです。

 

 

解けない催眠なんてありませんから。

 

 

そして今の騒動が落ち着き次第

この「親からの催眠」というテーマで

 

セミナーの開催も予定しています。

 

 

 

そして、最後になりますが

 

 

内部対話した自分の魂の声に

絶対従わないといけないの?

 

って思われる方がいるかもしれません。

 

 

まずは内部対話して

自分の声を聴いてください。

 

 

今多いのが

無理矢理、正論を貫こうと

している状態です。

 

 

例えば今回の「感謝」、

 

勿論、感謝したら

エネルギーは高くなります。

 

 

ただ全てのことには

順番があります。

 

 

自分の声を無視して

何かをするのは愚行です。

 

 

自分の声を聴いた上で

何事も行動してください。

 

 

時には自分の声に従えない場面もあります。

 

 

ただ、声を聴くと聴かないでは

同じ行動でも天地がひっくり返るほど

違う意味になりますから。

 

 

 

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ここまで読んでいただきありがとうございます。