皆様こんにちは。心理セラピストのAkiです。
さて前回の続きから。
補足をしておくと灘中学を最初に
選んだ時はその頭のいい友達と
一緒の中学に通いたいという純粋な気持ちからです。
でもドンドン学力的に厳しくなるし
最初に出した目標が大きすぎる分
後に引けなくなってしまいました。
灘には遠く及ばないのに
灘を目標にしているという自分。
他の中学を目指そうと考えなくもなかったけど
目標を下げること=負けること
のように思っていました。
だから私は「ほかの中学にいくことはダメなこと。」
という自分が一番やりたくない『目標を下げること』
から逃げて他の中学を下げることで安心感を得ていましたね。
さて前回は結果が悪いことに
安心する自分というので終わっていましたが
これの原理は結構簡単なので説明しますね。
まず私の大前提に
母親がいないと生きていけない
(今もありますが…)がありました。
この年代ならあっても
そんなにおかしくないのですが
幼少期から私は常に異様に怖がり
だったのでその前提が人より強かったです。
元々小学校低学年の頃は
頭が良くてそれなりに勉強できてました。
でもゆっくりとそして着実に成績は落ちていきました。
最初は『できる』ことで
母に認められていましたが
次は『できない』ことで
母に見てもらおうとしたのです。
どっちも目的は母親に
見てもらおうとすることです。
しかし明確な違いがあります。
『できる』 『できない』
・認められる ・認められない
・自信がつく ・自己嫌悪する
・自立に繋がる ・依存しやすい
・期待されやすい ・期待されない
ここでの『できない』とは
本気でやればできること、チャレンジできることに
できないことで他者に甘えようとすることです。
さて依存したい人はどちらが
心地いいかは一目瞭然ですね。
『できない』ことで依存するのは
とても簡単です。
『できる』ことをするよりはるかに
脳は省エネですからまず脳は考えません。
思考停止で動きます。
相手も私ができないので
期待しません。
ですが逆に言うとこれは
変に期待をされないという
メリットがあるとも言えます。
期待されると励みになる場合も
勿論ありますが依存したい人間にとっては
いつまでも期待されると苦しくなるのです。
だから何度もその期待を裏切ろうと
必死になるという
傍から見るとマジで悪循環。
そして私はその策略が見事成功し
母が成績を聞く時はいつからか
諦めモードに…
その証拠に一度だけ
高学年の時に大手の塾の全体で
10番台を一度だけとったことがあるのですが
その時は心から喜んではいなかったなあ。
実際、期待されるかもと焦りました。
そして期待されないようにと
深層心理が働いているので
結果成績はDOWNすると…
話は低学年の頃に戻りますが
灘中学を目指しているという謎のプライドに
しがみついていた私はそのまま
父の転勤の影響で福岡に転校します。
これが小学校中学年ですね。
福岡に転校の時点で私は
灘中学は諦めていました。
母親の近くにいたいわけですから
遠くで寮生活なんてNGなわけです。
というわけで次は福岡で通える
TOPの中学である
久留米附設を目指したわけです。
久留米附設を目指すというのは
灘を目指していたというプライドを
埋めるためのものにすぎませんでした。
そうしてそんな気持ちのまま
受験になり普通に不合格と。
第二志望の西南学院には合格したので
そっちに行ったわけです。
でもここまでの話であれ?
と思われることがあるかもしれません。
なぜ西南学院には受かったのかということです。
これにもからくりがあります。
前回から何度か出てきている
「それなりに頭が良かった」とフレーズです。
本当に勉強ができない、
小学校でのテストもめっちゃ悪いなら
そもそも「灘中学にいきたい」
なんて言う時点で止められるわけです。
小学校で私はTOPでした。
いつも100点に近かったです。
それは単純に先生から怒られたくなかったから。
(ごめん、この話は話すとさらに倍くらい話広がるので次回に…)
ここでは怒られないことに
全力投球してたことだけ
頭に入れといて下さい。
先生に怒られたくない、
そしてもう一つ母親に見捨てられたくない
これらが主な理由です。
期待されたくないけど
見捨てられたくはないんです。
難しいでしょ(笑)
期待されないように
第一志望のみ不合格にして
見捨てられないように
それ以外は受かるという
シナリオを無意識に作った私は
見事そのシナリオ通りに事を
運んで西南学院中学に行くことになりました。
それからは西南でも期待されないように
まあ今思うと当時は命がけで
保健室登校を過ごしていたけど
それらも全て筋書き通りなのかなって思います。
保健室登校なら調整なんてせずに
母親に甘えられるわけですから。
高校でも結局成績を調整して
大学落ちてパニック障害なって
それらも遠慮なく母親に甘えるためと
思うと怖いです。
何度も言いますが当時は命がけですよ(笑)
きつかったのも事実です。
だから人間の身体って恐ろしいよねっていうね。
自分の本当の目的(前提)のためなら
自分の身体傷つけてもかなえようとするわけですからね。
はあ( ;∀;)
さて次回は先送りにした
先生に怒られることへの恐怖感及び
それらによって生まれてしまった前提について
今までのこともまとめながら記事を書いていきます。
おそらく次回でラストになる予定。
ではでは(^^)/