私はずばりドスケベな嫌な奴である…
それに気づいたのは
幼少期に読み聞かされた「むかしばなし」
タイトルの2作品を聞いた時『共通点がある』という事に気が付いた

その共通点とは…『子ども』
人間と動物という違いはあれど『子ども』の存在こそ
この物語における重要なファクター
もちろん当時の私には『ふぁくたぁ』なる語彙などなく
当時を振り返り今言い換えているわけですが…

私の言う『子ども』とは
年齢的にただ幼い精神的に未発達な者という意味ではない
純真無垢と言うか…ウン…そんなイメージでの話であると
ドスケベな嫌な奴は当時思ったんだな

ここで2つの作品の
『子ども』を『オトナ』にしたらどうなるだろう
さらに面白味を増すために
『裸の王様』の『王様』から『王女様』にでも変えてみよう

詐欺師に騙され街を全裸で練り歩く王女様
沿道からはドスケベな群衆から絶賛の嵐
そこに事実を指摘する者などいないわけです

一方で7匹のニート羊なら
相手をからかう事はあっても
相手に手の内、隙を見せたりはしない

当時子供だった私はその2つの話を
能動的ではなく受動的に知った
要は
自らその本を選んだのではなく読み聞かせにより知ったわけですが…
この場合『読み手の主張が語気に現れる』
これが実は重要で先天的ではない『後天的遺伝』と個人的には考えている

解かりやすい例を挙げると『三匹の子ブタ』
この物語を読み聞かせる親はおそらく『軽率な行動をするな慎重に動くべき』と伝える
だがしかし、勝手に読ませているだけだと
『自分が狼ならレンガの家を作っている間に襲う』と、考える子供も存在してしまうだろう

先の2つの物語を読んだ親はどちらも続けて『余計な事を言うべきではない』と言う釘を刺した
『七匹の子ヤギ』ならわかるが『裸の王様』ではその部分は無い。

当時の私は家におもちゃなどは一切なく、専らの娯楽と言えば新聞とテレビだった
故に…子供の分際で『ものいい』を良くしていたのを窘めたかったのだろう…

実際私は幼稚園に入る前にサンタクロースの存在を把握していた
クリスマス前の折込広告…おもちゃの広告が挟まっているのを見て
親がサンタのフリをしていると容易に想像できた。
入園前の園児に興味あるおもちゃは何かを問うのだが…
私は言った『ウチは貧乏だからサンタさん来ないんだよ、だから何もいらない』
それほどまでの貧しい子供時代を過ごす私…
世の荒波など造作も無かった…世の中が透けて見える…

いつの日か私は…喋るのを止めた。
さすがに我が身の危険が晒されるレベルに至るなら別だが
そうでなければ極力傍観する事に徹する事にしたわけです…

ほんと口は禍の元だよね…正論をかざしたとて変わらない
そんなどうしようもない世の中を渡るために必要な事はズバリ一言
口を閉じて眼を開け!そして考えろ!

これが容易にできるのが漫画やアニメ…そして実践の場がゲームだった。
私はマンガやアニメを楽しんでいるように見えてそこから生きる術を学び
ゲームを通じてそれを検証していた。

新作や人気のゲームに飛びつきプレイする…その結果得られる達成感高揚感もあるがどこか冷めていた。
このゲームに没頭する人間が多いという事は…そこから世の中を受け取った。

最近ゲームをしていて思う事…ズバリ…『流れが変わった』
一昔前のゲーム(特に課金制のソシャゲ)は単純
『スタミナ』と言う有限の人生を購入し
ガチャによって他と差別化できる強力なアイテムを手に入れ無双する
基本今もその流れではあるものの、この流れが変わりつつある…

ロシアによるウクライナ侵攻が如く
日本でもビッグモーターやジャニーズが如く
絶対領域・依代が消し飛ぶ事象が相次いでいる
そうおもわない?そりゃそうだ…消し飛んでは困るという人が多数であって
一企業、一故人を悪として終わらせようとしている…
だがしかしうすうす感じているはずだ…
大なり小なり汚れがあるという事に…
そこでタイトルに戻る…
『裸の王様』と『狼と七匹の子ヤギ』
これを読んでいる方は『子ども』となって真実を高らかに宣言しますか?
まぁ一部Youtuberなどは配信している…

 


私は…沈黙を貫きます…そして…
どの未来になるかを傍観する事にします…

企業とは芸能人とは
いやもっと広いくくりでトンでもなリアルが見えてしまった…
この国は終りだ…断言こそしないけれど…それに近いのは事実

理由は…先述の通り…『読み聞かせ』が失せているから。
幼少期…私は周りの大人たちを見て過ごしていた。
ゆえに良くも悪くもそれを継承する事が出来た。
それが今や悲惨なもので
『親子連れ』ではなく親の趣味に子が巻き込まれているし
親も子もその興味がスマホにのみ向かっている…
これ…洗脳し放題ってこと。

昔話に例えるなら
ハーメルンの笛吹き男=スマホ
全部持っていかれるんじゃない?

とどのつまり…AIに支配される未来
さて…どうなりますやら…傍観してみよう。