こんにちは。アニメ視聴と円盤収集が趣味の一般人です。ブログに限らず、作文や小論文など情報や自分の思いを文字でまとめるのって苦手なんですよね(笑)。でも、こういう機会に成長したいとも思うので頑張って定期的に更新します!

今回は、2015年に放送されたアニメ「ローリング☆ガールズ」を視聴しました。



 地方自治をめぐる「東京大決戦」から10年後、47都道府県がそれぞれ独立国家となった日本を舞台に、4人の普通の女の子が「平和請負人代行」としてバイクで旅をする全12話の青春ロードムービーです。

「普通」の女の子たちが日本を駆け巡る!   ご当地要素とロックが詰まった    青春ロードムービー!


 まず、世界観が凄い。

 東京大決戦が終わった結果、47都道府県が全部独立国家になっている。

 しかも各地では「モサ」と呼ばれる能力者たちが自警団を率いていて、地域ごとに独自の文化や勢力が存在しているという、かなりぶっ飛んだ設定。

 そんな世界で主人公となるのが、所沢の団子屋「もりとも」の娘である望未。

 彼女は、ものすごい特殊能力を持っているわけでもなく、成績も普通。タイトル通りの「普通の女の子」です。

 そんな望未が、幼馴染の小坂結季奈、響逢衣、御園千綾とともに旅に出ることになります。

 そして旅の目的は、各地のトラブルを解決すること。

 ……と言っても、本人たちがめちゃくちゃ強いわけではない。

 むしろ「モブ」と呼ばれる普通の女の子たちだからこそ、強者たちの争いに巻き込まれながら必死に頑張る姿がこの作品の魅力なんですよね。

独特な世界観と現実世界の調和

 この作品を見ていてまず感じたのは、とにかく世界観の情報量が多い!

 東京大決戦、モサ、自警団、各都道府県の独立、月明かりの石……。

 最初の方は「ん?これはどういう世界なんだ?」となりながら見ていました(笑)。

 特に、現実の日本を知っているからこそ「埼玉と東京がこんなことになってるの!?」とか、「この県はこういう設定なのか!」と楽しめるのが面白い。

 実際の地名や名物、地域性をかなり大胆に作品へ落とし込んでいるので、旅をしている感覚があります。

 4人がバイクに乗って各地を巡っていくという構成も含めて、まさにアニメ版の日本一周旅行みたいな雰囲気。

 個人的には、こういう「実在する場所をアニメの世界に大胆に落とし込む作品」が好きなので、見ていてワクワクしました。

主人公達はあくまで「モブ」

 そして、4人の主人公が「普通」なのも良い。

 望未たちは、最初から世界を救えるような選ばれし戦士ではありません。

 むしろ、周りの「モサ」たちが凄すぎる。

 強い能力を持っている人たちが争っている中で、普通の女の子たちがその間を走り回る。

 だからこそ、彼女たちが何かを成し遂げた時の嬉しさがある。

 特に望未は、最初から勇敢で何でもできる主人公というわけではなく、怖がったり迷ったりする。

 でも、それでも誰かのために動こうとする。

 この「特別な力がなくても頑張る」という部分が、本作の一番好きなところかもしれません。

 歌の良いアニメにハズレ無し

 そして、この作品を語るなら音楽は外せない!

 なんといってもTHE ROLLING GIRLSによるカバー曲が熱い。

 作中では「TRAIN-TRAIN」など、ロックの名曲が印象的に使われています。

 もう、とにかく旅とロックの相性が良い。

 バイクで道路を走りながらロックが流れる。

 これだけでなんか青春してる感じがする(笑)。

 特に、女の子4人が旅をしながら少しずつ成長していく作品なので、楽曲の勢いがそのまま作品の雰囲気を作っているように感じました。

 OPの『人にやさしく』のカバーも最高でした♪飛ばすなんてありえない!

「頑張れ」って元気をもらえます!

総評 

 「ローリング☆ガールズ」というタイトル通り、立ち止まっているよりも、とにかく転がり続ける。作品のイメージにロックがよく合っています。

 キャラクターについては、個人的には望未が一番好き。

 「普通の女の子」という設定だけあって、最初から何でもできるわけではない。

 だからこそ感情移入しやすい。

 周囲に凄い人がいる中で、自分には何ができるんだろうと悩みながら、それでも一歩踏み出していく。

 応援したくなる主人公ですよね。

 そして結季奈、逢衣、千綾の3人もそれぞれ個性があって、4人でいる時の空気感が良い。

 旅をする中で、それぞれの関係性が少しずつ変化していくのが青春ロードムービーらしくて好きでした。

 ただ、正直に言うと……

 このアニメ、話が結構難しい(笑)。

 設定が多い。

 登場人物も多い。

 各地で新しいキャラクターや勢力が出てくる。

 しかも、作中の用語を全部完璧に理解していなくても物語自体は進んでいくので、「今の話はどういうことだったんだ?」となる場面もありました。

 ただ、それが悪いかと言われると、個人的にはそうでもない。

 細かい設定を全部理解しようとするより、4人が旅をしている姿や、その土地ごとの騒動を楽しむ作品として見た方が面白い気がします。

 むしろ後から「あれってこういう意味だったのか」と調べたり、設定を振り返ったりする楽しみもありそう。

 そして、この作品で一番印象に残ったのが、「普通の人でも誰かを応援することができる」というところ。

 モサのような強い人間だけが何かを変えられるわけではない。

 特別な能力を持っていなくても、誰かを応援したり、誰かのために行動したりすることはできる。

 4人自身も、最初は「モブ」と呼ばれるような普通の存在ですが、旅を続けることで少しずつ周囲に影響を与えていく。

 公式でも本作は「がんばるモブ少女四人組」が織りなす青春ロードムービーとして紹介されていて、まさにそこが作品の核なんだと思います。

 「自分には何の取り柄もない」と思っている人でも、誰かを応援することはできる。

 そして、その応援が巡り巡って誰かを動かすこともある。

 そう考えると、タイトルの「ローリング☆ガールズ」という名前も、ただ4人がバイクで旅をするという意味だけではなく、いろんな人の想いが転がりながら次の誰かへ繋がっていくようにも感じました。

 全体的には、かなりクセの強い作品でした。

 設定はぶっ飛んでいるし、登場人物も多いし、正直「何を見せられているんだ……?」と思う瞬間もある(笑)。

 でも、女の子4人がバイクに乗って日本中を旅するというだけで、なんだかワクワクする。

 ご当地ネタ、アクション、青春、友情、そしてロック。

 色々なものを詰め込んだ結果、かなり独特な作品になっていると思います。

 何より、「普通の女の子が頑張る」というテーマが個人的には好きでした。

 凄い才能があるわけでもない。

 世界を救えるほど強いわけでもない。

 それでも、自分にできることを探して一歩ずつ進んでいく。

 そういう姿を見ていると、こっちも「もうちょっと頑張ってみるか」と思える作品でした。

 転んでも、また走り出せばいい。

 そんな感じで、最後まで元気をもらえる青春ロードムービーでした。