こんにちは。アニメ視聴と円盤収集が趣味の一般人です。「試聴した直後に感想をまとめる」と「昔見たアニメを振り返る」の2パターンをまとめていく形になるのかなと思い始めたこのブログですが、前者は早めにやらなきゃという圧を若干感じてしまいますね。まぁ、自分の記憶力がそこまでないのが原因ですが・・
 というわけで、今回はその前者!先ほど視聴したばかりのアニメの感想をダラダラ書きます。




悲しい過去を楽しい思い出で上書きする! 30分弱に詰め込まれた一夏のストーリー


 この作品は2008年の冬コミで初PVが出て、翌年09年の冬コミに完成版が配布。更に翌年10年に限られた映画館で劇場公開されたようです。そのため、配布版、劇場版など種類が多く私が今回見たのはコミケにて配布の完成版のようです。


 まず、今回のブログを書くにあたっての画像を探していたところ驚いたのが、上の画像左下にもあるキャラクター原案POP「もえたん」「ゆとりちゃん」の文字。一個前に見た「ゆとりちゃん」と奇跡的な繋がり!言われてみると確かに雰囲気似てたw


 さて、この物語の内容を掻い摘んで説明すると、主人公は元バンドマンの「敬一郎」。そして、この世界では『ペアレンツ』とも呼ばれるアンドロイドの「ふらわー」との一夏の思い出を綴ったストーリーです。

 雨に打たれて逃げ込んだ神社の側にあるゴミ捨て場で啓一郎は向日葵を抱えて停止しているアンドロイドに出会います。見かねて連れ帰り修理を試みるも、古い型だからと店の主人にも断念されるが、ふとした拍子に歯車が噛み合い起動する。敬一郎が目覚めると朝食を作っており、会話をする中で「ふらわー」と命名。

 その後も楽しい思い出を作りながら生活する中で、敬一郎は元々バンドをしていたが交通事後で家族を失ったことをきっかけにギターを辞め、未だ立ち直れていないことを知った「ふらわー」。元気付けるために

敬一郎が作った曲を歌おうと毎日練習に励む。

 しかし、突如「ふらわー」の容態が悪化、歯車が再び噛み合わなくなる。彼女が行きたがっていた海に連れて行き、「ふらわー」からの歌を聴いた敬一郎は過去の辛い気持ちを払拭する。

 最後は、敬一郎が決意を決めてギターを弾き始めるシーンで物語を終える。



 ストーリーの概要を書く中に自分の考えや気持ちを混ぜてしまいそうになり、やっぱりこういうの難しいなと書きながら思いました(笑)

 ここからは個人的な感想を書いて行きます。


 まず、30分前後の短い中でストーリーがきちんと完結していて見やすかったです。もちろん、「ここの説明欲しいな」という願望や、「こういうことなのかな」という憶測が見ている中で出てくることもありましたが、ストーリーを見ていく上で自分はそこまで支障はありませんでした。むしろ、それぐらいの方が作品について吟味できて楽しい!


 内容についても、可愛いくて愛されるキャラの死という展開を経て、主人公が決心するという王道展開ではありますが好きです。

 主人公は1回目の家族の死で塞ぎ込み、2回目のふらわーの死で乗り越える。人間らしさと強い心を持っていて、好感が持てるキャラでした。最初は「意味もなく女の子に好かれてー」みたいなキャラではないか不安でしたが、人として好かれる理由もある人物像として自分は捉えました。

 そして、なんといっても「ふらわー」が可愛い!とにかくポンコツなアンドロイドだけれど、健気で努力家。狙ってると言えばそうかもしれないですが、個人的にはすごく好きなキャラでした。オムライスにケチャップで「フラワー」と書いてあり、それを読めないシーンは「読み書き出来ないレベルの性能なの!?」

と思いきやカタカナが読めないという絶妙なラインのポンコツっぷりに笑ってしまいました。絵日記も全て平仮名で書かれていて、文末が『たのしー。』で毎回終わる日記は語彙力の無さと純粋無垢な性格を程よく表せていて良かったです。

 タイトルにもある『こわれかけのオルゴール』とは彼女のことを指しており、作中でも歌をよく歌っており(基本的にはランランランのような単調な歌だが)、壊れる直前でも主人公を立ち直させる曲を歌っていました。「なるほど、これがタイトル回収か」と思いながらエンドロールを見ていると、その後ふらわーが故障し亡くなったと思わせる描写と共に主人公がオルゴールを手に持っている演出。歯車のカットなどを考えるときっと彼女のパーツで作ったオルゴールなのでしょう。これがタイトルの真の意味ですね。



 何気なく見たショート映画でしたが、短時間でとても満足のいく作品でした。ただ、仕事に行く前に見ていく作品では無かったですね。もう少し余韻に浸りたかった。ちょっと悲しい気持ちで出勤いたしました(笑)