オススメ度 ★★★★☆
韓国の映画。
バイオハザード。
本格派ゾンビアニメ。
私が韓国のアニメを見たのがこれが最初かもしれないが、人の動きやアングル、また描写が細かく、アニメーションとしてはかなり完成度が高かったと思う。
また、ソウル駅という韓国の経済発展と、その波に乗れなかったホームレスたちを主軸としており、風刺的な内容も含まれていたように感じた。
ヒロインの立場やセリフ回し、「家」というキーワードや最後の舞台など、様々な要素が組み合わさっており、それがなかなかに香ばしい。
まさかゾンビを題材とした作品で、韓国の社会の闇的なものをくみ取れる内容に仕上がっていたとは驚きである。
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ちょっとネタバレになります↓
後は、私の個人的なこだわりとして、例えばバイオハザードのアンブレラ社みたいに、「真相」が明らかになっていたら良かったと思う。
ラストからEDに入り、切なくもちょっと陽気な音楽が流れたときは「いやいやいやいや…」という気持ちになってしまったので、私としてははっきりとした「答え」が欲しかった。
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私のこだわりは置いといて、コンセプトがうまく纏まっており、作り込まれたアニメだったと思います。