クイーンズタウンを後にした野獣家一行。

 

 

湿気が多く鬱蒼としたジャングルを擁するニュージーランドの西海岸は我が夫・野獣氏のお気に入りの地域、とのことで、ここを経由してクライストチャーチに帰ることに。

 

 

途中にある氷河、フランツ・ジョセフで一泊しますが、ここに至るまでにも少しずつ車を停めて、NZの自然を満喫。

 

 

まずはワナカ湖

 

 

 

 

湖畔のカフェでコーヒー飲んでから再出発。

 

 

西海岸に出ると、道沿いにはシダ植物が多くなり、緑の葉をつけた木々で鬱蒼としてきます。

 

 

真冬なのにこんなに緑が!

 

 

このコースを、昔野獣さんは亡きパパと一緒に運転して旅したんですって。

 

 

滝なんかもいくつもあります。

 

 

道標に導かれFantail Fallsへ。

 

 

 

 

水の色よ。

 

 

ファンテイルはNZの鳥で、尾が扇のような形をしていることからそう呼ばれます。そしてこの滝はこの鳥の尾の形にちなんで名づけられたもよう。

 

 

夫が珍しく私とこけものズの写真を撮ってくれる。

 

 

だんだんお腹も空いてきたので、お昼ごはんの目的地・Haastに急ぎます。

 

 

着いたのは、Haastにあるサービスエリア/レストラン。

 

 

 

 

狩猟が盛んな地域らしく、パブ内には鹿の頭が、剥製から骨だけのまでわんさか。

 

 

某国の観光客がこの鹿の頭蓋骨を購入してたんだけど、あの人たち、これ自国に持って帰ることできるんだろうか…。

 

 

お昼ごはんは、野獣さんは好物のホワイトベイト(白魚の卵とじ)

 

 

 

 

私は鹿肉のミンチのナチョス。

 

 

チーズに埋もれて肉全然見えてませんが。

 

 

こけものズはホットドッグとチップスなど。

 

 

食べ終わったら、いよいよフランツ・ジョセフ氷河に向け再出発です。

 

 

晴れていることが珍しい西海岸。

この日はかーんとした晴天でした!

 

 

そして着いたよ氷河。

 

 

 

 

標識をたよりに山道を10分ほど歩き…見えた!

 

 

 

 

山の中腹にまでなだれこんでるように見える白いのが氷河。氷です。

 

 

私が2004年に来た時には、この氷がもっと下まであった。

 

 

そして、1900年代初頭にはこの平坦な部分すべてが氷で覆われていたらしい。↓

 

 

 

 

温暖化よ…。

 

 

この近くには、フランツ・ジョセフのほかにフォックス氷河というのもあって、氷河ウォークとか、ヘリコプターで氷河を見に行くツアーなどのアクティビティもできるもよう。

 

 

私らは、氷河を見たらさっさとホテル(モーテル)にチェックインしてまったりしましたが(笑)。

 

 

 

 

ホテルの周りも鬱蒼としてていい感じ。

 

 

さて、もう夕方だったのでこけものズはケータイゲームとかしてゆっくりしたかったため、私と野獣さん夫婦だけで、晩ごはんの前にある場所へ。

 

 

それは…

 

 

ホット・タブ!

 

 

なんと、五右衛門風呂式の露店風呂に入れるというので、そりゃあ行かねば、となったのです。

 

 

そもそも、午後5時以降は子供は禁止ですって。

 

 

 

 

見よ!五右衛門風呂風!

 

 

飲み物はノンアル限定とのことで、グレープ味のジュースです。

 

 

 

 

木炭を燃やすことで熱してる。

 

 

上を見上げれば、NZ原生のシルバー・ファーン(シダ)

 

 

オールブラックスのロゴにもなった植物よ。

 

 

お湯は、水を足しても足しても熱くて、最後の方ゆでだこみたいになりながら入ってましたけど(笑)、夫婦で満喫。

 

 

暑いから上半身常に出てたら、サンドフライ(吸血バエ)に3カ所刺されてその後2週間くらい痒くてしゃーなかったけどー。NZではこのハエ、要注意よ。蚊に刺されるよりずっと痒みがしつこく続くわ。

 

 

さて、お風呂の後はぽかぽかでホテルに戻り、こけものズを連れて晩ごはんへ。

 

 

フィリピンの方たちがやってるレストランで、フィリピンのシチューをいただきました。NZ感はなかった!(笑)。

 

 

美味しかったけどな。

 

 

クイーンズタウンから運転車に乗ってたし、7時間近くかかった旅だったので、飲みすぎずに大人しくホテルに戻り、就寝しました。

 

 

翌朝は、クライストチャーチに戻る帰路へ。

 

 

 

 

朝、すごく低いところに霧?雲?がかかっていて幻想的でした。

 

 

お昼に立ち寄った峠には、NZ南島にしかいないオウム、ケアがたくさんいました!

 

 

 

 

店のおばさんに、

 

 

「食べ物持ってると奪いに来るから気を付けて!」

 

 

と注意され…

 

 

 

 

なかなか度胸のある奴らで、人間に保護されているのをいいことに、道をこんなふうに平気で渡ったり、停まってる車の上に乗っかったりしている。

 

 

でも綺麗なので許す。食べ物は奪われなかったし。

 

 

さらに峠をいくつも越え…

 

 

 

 

山の上のけっこうなカーブにさしかかったとき、

 

 

「家畜」

 

 

と書かれた大きな看板を掲げたトラックに遭遇。

 

 

え、家畜、とは?と思ってたら、前の車が止まりました。おやおや??通行止めとはいかに?と思ったら…

 

 

出た。

 

 

 

 

 

 

 

羊羊羊羊。

 

 

「家畜」とは、「家畜が通りますから車の皆さん、止まってね」という意味だったらしい。

 

 

待つこと5分くらい。

 

 

来た来た来た。どんどん迫ってきた。

 

 

 

 

羊羊羊羊羊羊羊。おいで笑い泣き

 

 

どんだけいるんじゃよ。

 

 

背後から、ワンワン吠えまくる牧羊犬を何匹も載せたトラックがずんすんと最後尾を押してきて…ついに終わりが見えたー!

 

 

 

 

呑気なお顔で車の横を通っていく

 

 

羊羊羊羊羊羊羊羊羊。羊羊羊羊羊

 

 

楽しませてくれてありがとねー。

 

 

しっかしまあ、ニュージーランド。さすがに羊の数は圧倒的。

 

 

イギリスでも放牧されてる羊はたくさんいるけど、比じゃないわ。

 

 

旅の終盤でだいぶほっこりして、1時間半後くらいに、無事野獣ママの待つクライストチャーチの義実家に帰還したのでした。

 

 

ママが晩ごはんに、と

 

 

ラム肉のキャセロール 羊ハッ

 

 

作っててくれて、また笑ったわ。

 

 

こんなふうに、4泊5日の「野獣家4人・NZ南島をゆく」ホリデーが終了しましたー。

 

 

もう少し、NZ滞在はつづきます。

 

 

 

 

あしあと

 

 

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NZ南島ロードトリップ、テカポ湖から3時間ほど南下したクイーンズタウンへと向かいます。

 

 

テカポ湖のお隣、プカキ湖。

ここからはクック山が見えました♪

 

 

今回も、途中お昼ごはんついでにとある場所に寄りました。それは…

 

 

Goldfields Mining Centre

 

 

要は、金の採掘場。

 

 

金鉱で実際に採掘体験ができるというやつです。

 

 

こんなとこ。

 

 

採掘に使う器具を見せてもらったり、ここの歴史の話なんか聞いたあと、実際に土の中からお皿を使って金を取り出すという昔ながらのパンニングを体験。

 

 

最後まで本気だった人。

 

 

結果は、Aさんが金らしきもの(?)を取り出せたので、これは持ち帰りましたが、他の面々は全滅でした(笑)。マミーがんばったんだけどなーーー。指差し

 

 

でも、とても面白い体験でした!

 

 

このカフェ/パブでお昼ごはんを食べて、車の旅は続きます。

 

 

鉱山にかかる橋。

私らの影が映ってるよ。

 

 

なんぞ、巨大なフルーツがおわす町Cromwellを通過して…

 

 

なぜなの?ねぇなぜなの?

 

 

ついにクイーンズタウン到着。

 

 

冬はスキー客で溢れかえる町ですが、この時はあまり雪もなく、そこまで混んでなかったかな。

 

 

ホテルにチェックインしてから、ワカティプ湖畔で石切りなんかしつつ町へ。

 

 

 

 

午後も遅い時間だったので、町をぶらぶらして、翌日のアクティビティーを予約しに代理店に行きました。

 

 

そしたら、

 

 

インドア・スカイダイビングなら今すぐできるよ UFO

 

 

って代理店のお兄さんが言うので、じゃあやろう、ってことに。

 

 

これです。↓

 

 

写真はお借りしてます。

 

 

スタッフさんがしっかり教えてくれて、必要に応じて支えてくれるので安心でした。後で筋肉痛になったけど、これも楽しかった。



なんと、日本人のスタッフさんがおられて、ビューンと浮かび上がったり下がったりするのをお手伝いしてくれました。

 

 

数日後にビデオ送ってきてくれました。

 

 

しかし、これがほんとのスカイダイビングでひとりで飛んでたら、たぶん私空中でくるっくる回ってバランス崩して急降下し、失神して死ぬなとおもた。指差し

 

 

プランクやってるおかげで体勢は一番良かったらしいけど!

 

 

終わった後は少し膝ガクガクしながら(笑)、晩ごはんへ。

 

 

キレイなクイーンズタウンの町。

 

レストラン街へ。

 

 

これまたニュージーランド名物の、Green Musselsを食べたくて。普通のムール貝と比べて、すごく大きくてぷりぷりなのです。

 

 

これが入ってるという、シーフードチャウダーを注文しました。

 

 

 

 

ウマウマでしたわよー。

 

 

この日はこれにてホテルに帰還し、就寝。

 

 

翌日はまずはジェットボートに乗りに。

 

 

Shotover Jet

 

 

は、私が初めてNZに来た時にも連れてきてもらったんだけど、ジェットボートで浅い川をびゅんびゅん走るアドレナリン放出系アトラクション。

 

 

川の狭いところでは岩壁にぶつかるんじゃ、っていうくらいスレスレのところを走ったりして、すごいスリル。もちろん運転手さんは熟練した方たちばかりなのでホントにはぶつからないよ。

 

 

こんな感じ。

 

 

360度スピンも楽しい。ちょっと酔ったけど。

 

 

野獣家の面々。

私は怪しいオバチャンだし

こけものズはテロリストのようだ。

 

 

朝10時すぎとかだったからかなり寒かったけど、こけものズもすっごく楽しかったと言ってました。

 

 

ボートを降りたら私、また足がガクガクしてましたけど(アドレナリン放出するとそうなるのが中高年のデフォルトなんで)

 

 

記念にパチリ。

 

 

さて、お昼前には、野獣パパの昔からのパイロット仲間のおうちを訪問しました。クイーンズタウンから車で15分くらいのところ。私も2003年だかに一度お会いしたことのあるご夫婦です。数日前のお葬式にももちろん来てくれていました。

 

 

お茶をいただいて、思い出話にふけり、小一時間でお暇しました。

 

 

お昼の時間だったので、近郊にある、お庭やら邸宅やらレストランがいっしょくたになった(←表現)Ayreburnなる場所に。ここも野獣パパ友達からのお薦めでした。

 

 

英国っぽさもある庭園とか。

 

 

邸宅の一室。

ここもレストランとして使われてるみたい。

 

 

温室を改装したレストランで中華を。

実はここはあんまり好みのお料理ではなかった…。

スタッフさんはいい人でしたけど。

そしてなんか光を発してるA氏よ。

 

 

お昼後、町に戻って少しゆっくり。気づけば午後もけっこうな時間になっており、次のアトラクションの時間が迫ってきておりました。

 

 

ので、ゴンドラに乗ってクイーンズタウンの高台へ。

 

 

見よ、この美しさ。

日暮れ時のクイーンズタウン。

 

 

この日の夕方/夜のアクティビティーは

 

 

リュージュ

 

 

です!

 

 

リュージュっつっても、オリンピックでやるみたいな寝そべるやつじゃないよ。カート状になってるのね。

 

 

スキーリフトに乗ってって、山の上からリュージュで滑走して下り、また上っては下りを5回できるプランを選択。

 

 

いざ。

 

 

 

 

最初は亀かというくらいゆっくり走ってたけど、2回目からはしゅーっと滑走。気持ちいー。

 

 

 

 

ここ、夜のほうがライトアップされてて滑ってて楽しいかも。

 

 

まぁ私は結局一番のろかったですけど、こけものズはすごい速さで滑走してた。ここがクイーンズタウンでは一番楽しかったそうです。

 

 

で、降りたらやっぱり足がガクガク(何度目のデジャブ?)。すでに筋肉痛(これもデジャブ)で、晩ごはんへ。そんなに特筆することもない、普通のダイナーで。

 

 

と、このようにアドレナリン放出しまくりのクイーンズタウン2日間でした。

 

 

皆さんも小学校中学年以上のお子さんたちとクイーンズタウン行くなら、これらのアクティビティーおススメです。

 

 

さて、翌日は長い長いドライブ。西海岸に出て、フランツ・ジョセフ氷河へ。

 

 

つづきます。

 

 

 

 

あしあと

 

 

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さて、思いがけず帰省することになったニュージーランド。

 

 

野獣パパのお葬式には幼馴染も集まってくれ、わざわざシドニーやフィジーから来てくれた人たちもいたので、夜は長々と飲みながら友達と語り合った野獣さん。

 

 

翌日にはブリスベンから来てくれた友達とも再会したりして、旧友の温かさに包まれてだいぶ元気を取り戻したよう。ニコ

 

 

生まれ故郷クライストチャーチの街並みも堪能しました。

 

 

学生時代よく食べてたピザ食べたり、懐かしい場所を見て回ったり。

 

 

2011年の震災後、ずいぶん整って

おしゃれな感じになったクライストチャーチ。

 

昔はほぼ24時間営業だったというカジノ。

 

 

義母との時間ももちろんたくさん取りました。

 

 

ご両親宅の近くにある、もと拘置所だったというレストラン(笑)。

 

 

 

 

ここで食べたラム美味しかったなー。

 

 

 

 

ラム肉料理はやっぱりニュージーランド激ウマです。

 

 

そんなふうに生まれ育った町を楽しみながらも、ひとところにじっとしていられないのが我が夫。

 

 

昔パパと一緒にロードトリップしたという、南のほうや西海岸のほうにこけものズをぜひ連れていきたい、ということで、ちゃちゃっと予約しました。4泊ほどのホリデー。

 

 

クライストチャーチから南下してテカポ湖クイーンズタウンに下り、そこから西海岸へ出て北上し、フランツ・ジョセフ氷河を経てクライストチャーチに戻るというコースです。

 

 

クイーンズタウンでたまたま見つけた地図。

まさにこのコースを行きました。

 

 

しばしママとはお別れ。

 

 

叔父さんの車を借りて、まずはテカポ湖に向け4人で出発進行~~リムジン後ろリムジン前

 

 

早くも爆睡するこけものズ。

 

 

2時間ちょい走ってから、途中、お昼ごはんに行列ができるパイ屋さんというのがある小さな町に寄る。

 

 

平日だったこともあり、店の外までは行列できてなかったけど、お店の中の行列に並んでパイを買って食べました。

 

 

 

 

行列ができるだけあって、たしかにすごく美味しかった。パイ皮がさっくさくでうまうま。

 

 

私は鹿肉とクランベリーのパイ。野獣さんはステーキ&チーズパイ、こけものズは牛挽肉のパイを食べました。

 

 

お昼後、ここからさらに40分くらい運転したら、南島中心部に位置する湖、テカポ湖に到着です!

 

 

美しか~~!

 

湖畔の店。

キウイのサイズ感おかしくね?

 

 

実は、2017年にもテカポ訪れていて、同じようなスポットで写真撮ってました。

 

 

 

 

夫は白髪が増えただけだけど、こけものズは大きくなったわねー。

 

 

この日は湖畔に一泊。夕方からはTekapo Springsという温水プールに行ってみました。

 

 

寒い冬にあったかいプール、最高。

 

 

 

 

さすがに観光地なのでけっこうにぎわってて、某アジア国の団体さんなんかもいて、その中にすごいセクシーなお姉さまがいらっさって、ドキドキしたわ(なんで私がw)。だってTバックのビキニとか着てるんだもの。ファミリー向けの場所なのに。こけものズがニヤニヤしてるではないか。

 

 

日が暮れて、こんな感じ。

 

 

1時間くらいゆっくり温まった後は、ホテルに帰って着替えて、湖畔の店に晩ごはんへ。その後、星空を見に。

 

 

予約してた天体観測ツアーは、残念ながら霧のため予定の山の上までは行けなかったんだけど(天候が良ければミルキーウェイがばっちり見れるらしい)、湖畔でしばし空を見上げながらガイドさんから説明を受け、その後屋内施設で天体観測疑似体験ができるというのでそれに参加。

 

 

山の上には霧が90%かかってるとのことだったんだけど、湖畔ではここまで星が見えました。↓

 

 

ケータイで撮ったホントの空の写真だよ!

 

 

写真の明度は少し上げてるけど、肉眼でもこのくらい見えた。すご!さすがニュージーランドや。

 

 

南十字星(サザンクロス)とかさそり座なんかもしっかり見えて、『銀河鉄道の夜』の世界~。感動したわ。

 

 

外で星を見た後は、寒いので中に入って巨大天体望遠鏡を見たり、

 

 

 

 

太陽の模型に触ったり。

 

 

 

 

ニュージーランドだからNZ人のガイドさんかと思いきや、イギリス人のガイドさんでびっくりしたわ(笑)。

 

 

ゆっくり静かなテカポでの一晩を過ごして、翌日はさらに南下。クイーンズタウンを目指します。

 

 

そうそう、旅のお供にはチョコレート。

 

 

こけものZがハマったのがPeanut Slab。ピーナッツがゴロゴロ入ったミルクチョコ。

 

 

私はホーキーポーキー(カリカリしたキャラメルの粒)好きなのでホーキーポーキーチョコを買ったけど、さすがにこれは甘すぎたわ。ホーキーポーキーはアイスクリームのほうが美味しい。

 

 

 

 

つづきます。

 

 

 

 

あしあと

 

 

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イギリスでは7月20日、日曜日の夜でした。

 

 

「明日は月曜日だし、早く寝る」

 

 

と言って夜9時くらいにベッドに行った夫が、1時間後くらいに起きてきたのだけれど、様子がおかしい。

 

 

大丈夫か尋ねると、「大丈夫じゃない」と。

 

 

そこで、義父・野獣パパが亡くなったことを知りました。

 

 

ママが電話してきたのだそうです。普段ママはめったなことでは電話をかけてこないので、野獣さんは電話がかかってきた時点で良くない知らせだとわかったらしいけど…。

 

 

NZ時間の月曜の明け方に、ケアホームの自室で寝ている最中に急に心臓が止まったようで、眠ったまま苦しみもなく逝ったとこのことです。

 

 

私たちはそこから、寝ることもできずにずっとボーっとしてて。

 

 

夜が明けると同時に、翌日のNZ行きのチケットを買いました。

 

 

日本籍の私と日本&英国籍のこけものズはNZ入国ビザをすぐに取り…(24時間以内に発行されます)

 

 

火曜日の夜の便で飛びました。

 

 

ヒースローにて、メッシが監修したっちゅう

スポーツドリンクを買う買う言って買った人。

買って損したっちゅうくらい不味かったが。

 

 

ニュージーランドまではイギリスから、フライトの時間だけで25時間くらいです。移動、待ち時間、乗り換え時間などを加えたドアからドアまでの時間は35時間近くになる。きっつい。

 

 

NZの南アルプス山脈が見えてきた時。

 

 

なんかでも、頭の中がごちゃごちゃなので疲れてるのかなんなのかよくわからなくなりますね。。。

 

 

NZに到着したら、迎えにきてくれた野獣姉ちゃんと涙の再開、そして実家へ。

 

 

お葬式は週明けだったのですが、木曜日にNZに着いてからお葬式までの記憶があんまりないなーーー。写真で見ると、何してたか思い出すけど。

 

 

お葬式の前には野獣パパがお世話になっていたケアホームを訪問して介護士さんたちに挨拶したり、野獣パパが自らの手で建てて、野獣さん&姉ちゃんが育った家(数年前に売却済み)を見に行ったりした。

 

 

新興住宅街を作るので

もうすぐなくなってしまうらしい。

以前はたくさんの木に囲まれていて

素敵な家と庭だったのに、だいぶ寂しい。

 

これが2017年。

こんなに素敵だったのにーー。

 

 

義母が、1週間前に義父を連れて食べに行ったという鉄板焼きの店にも連れてってくれた。

 

 

野獣パパ、鉄板焼き大好きだったんだよねー。

 

 

でも、時差ぼけで半分寝ながら食べてた人もいました。↓

 

 

この人は鉄板焼き要らんから寿司食べたい、と

寿司&刺身セットにしたんだけど

よく見ると寝てるような気が…。

 

 

義父、1週間前にはここで晩ごはんをモリモリ食べたし、亡くなる前日には植物園で歩いたり、お昼も外食して、夜は自宅でピアノを弾いてからホームに戻ったのだそう。すごく元気そうだししゃっきりしてたから、義母は「この調子ならホームを退所して家に戻そうか」とすら思ったらしいんだけど、その夜にぽっくり亡くなってしまった。

 

 

うちのじいちゃんの死に方と似てるなー。私の祖父も、ごく普通に過ごしていて、お昼ごはんを食べ終わった後に「あーおいしかった。ご馳走様」と言って、そのままコクっと眠ったかと思ったら心臓が止まってたんです。

 

 

あちらは冬なんで、暖炉。

義父母の愛猫のロージー。

 

 

さて、数日後にはお葬式になりました。

 

 

おじいさんの古時計の前で。

すごい旧式の、毎日巻かないとダメなやつ。

 

 

義実家は無宗教なので、葬儀場では主に、担当者さんが義父の人生を要約した文章を読み上げたり、家族や友人が思い出を語る形のお葬式に。

 

 

葬儀屋のスタッフさんがまとめてくれたバイオグラフィー、野獣パパが生まれる前、野獣じいちゃんとばあちゃんが出会ったところからが始まり、私らの結婚式に日本に来たこととか、趣味とか好きだった食べ物とか(笑)、そういうのもぜーんぶ上手に入れ込んでくれてました。

 

 

たくさんの写真も、スライドショーになって大きなスクリーンに映し出された。義母や親友が撮った写真とか、家族写真とか、記念日の写真とか、私が撮ったのもあったな。全部義母が葬儀屋さんに渡して。編集してもらったもの。

 

 

スピーチは野獣姉ちゃんも野獣さんもしたんだけど、野獣さんはもうボロッボロでしたね…。

 

 

私が母を亡くした時もそうでしたけど、やっぱりね、最期まで傍にいてあげられなかったというのが一番キツイんです。

 

 

昔の楽しかったことが思い返されてくるのと同時に、彼らが病気になったりして辛かったことを共有できなかったというのがぐわーっと襲ってきて、それが何より悲しいのよね。なぜもっと同じ時間を共有できなかったんだろう、と。

 

 

遠くに暮らすと決めたからには、親の死に目に会えない覚悟はできているんだけれども、覚悟ができているからって後悔がないわけはない。

 

 

夫には、「私は『それでよかったんだ』と思えるまで10年かかったけど、そう思える日はきっと来るから」と言ったけど…。

 

 

最後に火葬場へと棺を送り出して、お葬式は終了しました。

 

 

弔問客、100人は確実に来るよね、と言っていたら250人来てた…。

 

 

で、お葬式の後に義両親宅に100人くらい飲みに来てて、お相手するのに私らクッタクタでしたけど…。

 

 

野獣さんの親友も数人来てくれてたので、少し気は晴れたみたい。

 

 

 

 

かっこいいパイロットで、NZ航空にも貢献したお義父さん、新しい文化に触れることが好きで、日本食が好きで、楽器が上手で絶対音感があって、いつでもポジティブで、冗談ばっかり言ってて、いつも人を楽しませようとしてくれたお義父さん。

 

 

2年半前に会った時には、認知症が進んで同じことを繰り返し言ってたけど(野獣ママと出会った時のエピソードとか300回くらい聞かされたわよw)、そのひとつが、

 

 

I don't know what's happening in the world, but one thing I can say is, I'VE HAD A BLOODY GOOD LIFE.

 

 

お義父さん、今までありがとう。

 

 

お葬式後、野獣さんは少し気持ちを切り替えられたようで、友達に会ったり、せっかくNZに来たのだからと、こけものズをお気に入りの場所に連れて行ったりする休暇へと突入しました。

 

 

それについては次回以降で。

 

 

 

 

あしあと

 

 

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ご無沙汰しておりました。

 

 

3週間のニュージーランドの旅から、昨日帰ってきました。

 

 

実は、今回の急なNZ帰省は義父(野獣パパ)が7月21日の早朝、突然亡くなったことが理由でした。

 

 

葬儀が28日にあり、最後のお別れができました。

 

 

次回からNZ滞在記を書きますので、詳細はそちらで。

 

 

とり急ぎ、復活のご報告でした。

 

 

NZ滞在最後の日。

義父母が住んでる海辺の町の

海岸に2重の虹がかかってました。

あー、この虹の橋を義父が渡ったのかな。

 

 

 

あしあと

 

 

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