さてさて。
特別に観るべきものを目指して観光するでもなく、町をぶらぶらしては何か食べて何か飲んで、ホテルに帰って海かプールで泳ぐというのを2日間続けた野獣家。
「何かスペシャルなことをしないとダメな気がする ![]()
」
と、真顔で勤勉なことを言い出した夫・野獣氏。
私もなんですけど、ホリデー中ずっとプールサイドに寝ころんで日焼けをしながら酒飲んで、ミステリー小説とかも読んでひたすらまったりする、というのができない人たちなんです。どっか行って何か見たい。なんかしたい。
夫もそうなので、結局ホリデーで「何もせずゆっくりした!」ということってないんですよねぇ。まぁ好き好きだけど。
というわけで、港のボート乗り場で良さそうと思ったボートの会社の人に連絡を取り、すぐにその人と待ち合わせして会って詳細を詰め、翌日に実行、ってことで予約をしたわ。
5つのエメラルドビーチを周るサンセットボートクルーズ ![]()
などという小洒落た響きの船遊びをよ。
予約した瞬間に
「あーよかった、アクティビティーを予約したらやっと気持ちが落ち着いた」
とか言ってる夫よ ![]()
するとその横で
「ダディー、今たくさんお金を払ったけど、ボートクルーズ詐欺だったらどうする?明日、指定の場所に行ったらボートがなかったりして」
などと、おっとろしいことを言い出すティーンエイジャー・Z(なんかマジンガーZみたいな音感ね)。
やめておくれ、縁起でもない!ホリデーで事件とか、もうコリゴリなんだよマミーもダディーも!!!
皆様覚えてますでしょうかこの事件を。
そんなことを言われて震え上がった私と野獣さんでしたが、翌日、とりあえずは少し寝坊して、カフェでブランチなんぞ食べてこけものズが欲しい欲しい騒いだバッタもんのサッカーシャツを買ったりしてから、約束の午後3時すぎに船着き場に行ってみたのだよ…
涼しげだけど実は暑かったこのカフェ。
ギリシャコーヒー、とても美味しい。
カステラみたいなケーキが無料で付いてきた。
そうしましたら、ありました、無事私らが乗るボート(笑)。
というわけで、詐欺じゃなかった!お金払った甲斐があった!(なんか言ってること変な気もしますがw)。
喜々としてボートに乗り込み、漁師もやってて島の周辺の海は知り尽くしてるぜ、といういかにも「海の男」な感じの船長さん・その娘さん17歳・お友達だという私と同年代の女性の3人のクルーとともに、いざ出発です!
このクルーズでは、クレタ島の中でも陸からはあまり行けないちょっと秘境的な、エメラルド色の入り江5カ所に連れて行ってくれます。
あ、水着になったりするのに狭いボートに他人と一緒に乗るのはイヤなのでプライベート・クルーズです。
ブランチ食べ過ぎてちょっとだけ気持ち悪くなったりもしましたが、来たわエメラルドベイ。
これは他の人のボート
お水、きれいね。
いつの間にか夫に写真を撮られていた。
こけものズはすぐに海に飛び込んで泳ぎ出します。
泳げるっていいね~。私ゃ犬かきで3メートルくらいしか泳げないからさ。
なのに、
「家族写真を撮ってあげましょう。さあお母さんも海にお入りなさい」
などと乗組員の女性たちから鬼のようなことを言われ、顔を引きつらせながら入り、わしゃわしゃととチョッパヤの犬かきで夫の元に行ってしがみつき、作り笑顔で撮ってもらったわ、今回の旅唯一の家族写真!
夫「そんなに必死にしがみつかれたら俺まで溺れるから、ちょっと力抜け!」
……あー、まぁそうですよね。
何が怖いって、浮かぶことはとりあえずできるんだけれども、息継ぎがちゃんとできず、顔を上げた時に体が沈んで、「溺れる!」ってなるのが怖いのよ。足がつかない水の中ではもう死ぬと思ってしまうのよ。
でもね、少ししてボートにシュノーケルが積まれていることを知り、シュノーケル付けたら息ができるようになったので、うつ伏せに浮いた状態を保って方向転換したり移動したりして、遊ぶことができるようになったの!そこからはもう海に入りまくりました、私。
楽しかったなー。やっぱスイミング習おうかなぁ…。
2つ目の入り江にはちょっと洞窟みたいのがあって、野獣さんとこけものズはそこまで泳いでって洞窟覗いてた!
夕方になったら、女性たちが持ってきたお料理を出してくれました!グリークサラダは17歳のお嬢さんがその場で作ってくれたフレッシュなもの。
左上から時計回りに、
・クレタ島のパン入りグリークサラダ
・ズッキーニの花にお米を詰めたものとブドウの葉でお米を巻いたもの
・さらにクレタ島のパン(とても硬い。オリーブオイルなどに浸して食べる)
・ズッキーニとジャガイモとクレタ島特産のヤギのソフトチーズ「ミジスラ」を重ねて焼いた「ブレキ」というお料理。
船長さんのご家族が作ってくれた家庭料理だそうです。
なんというおもてなし。とっても美味しかったです!今回の旅行で食べたものの中でたぶん一番美味しかったんじゃなかろうか。
詐欺じゃなくてよかった!
お金払ってよかった!![]()
(まだ言ってる)
感動しつつ、島の周りをさらに周遊し、お魚と一緒に泳いだりもしました。
見にくいですけど、青い可愛いお魚さんがいっぱいいるんですよ。
みんなで水に入って見てたら、船長さんがパンを投げ入れてくれて、そしたらいっぱい寄ってきて、一緒に泳ぎました。
パンがなくなってもけっこうずっとお魚さんたちいたので、私もずーっとシュノーケルで見てました。
この後は、こけものズはクイズを出し合って、答えを間違ったら海に突き落とされるというゲームをずっとやってました(笑)。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎていき、最後にやってきた小さな島の横で日暮れを観察。
美しかね~ ![]()
![]()
と、思っていたら、
「サンセットスイミングを楽しむがいいぞ」
という掛け声とともに、夫がボートの縁に立って夕焼けを見ていたこけものズを突然海に突き落としたじゃないの!![]()
さすがにこの時間には水が冷たくなってたらしく(しかもけっこう深いとこだしね)、ぎゃーっと叫んで、必死の形相でボートに上がってきたわよ、彼ら。
ひどい父よな。
そんなこんなでギャーギャー騒ぎながら、帰路に就いたのでした。
港が見えてきたとこ。
こけものズ、後ろから見るとおんなじねw
帰港してからも夕焼けはしばらく続き、とにかく美しかったわー。
この灯台のある景色は素晴らしかったわ。
家族全員、おおいに楽しんだ一日でした。スペシャルなことをできてよかったね、野獣さんよ(笑)。
いっぱい楽しんで疲れたので、その翌日はまたプールでまったりな日に。ミステリー小説、ちゃんと読んだわよ(笑)。
湊かなえさんの『リバース』めちゃくちゃ面白かった。最後がもう。まさかのどんでん返しな。伏線の張り方がうますぎる。
お昼と晩にはがっつり肉食べました。
Zはこれが気に入ったよう。
スライス豚肉、トマトなどとザジキやチップスが柔らかくて弾力のある美味しいパンに包んである。
これニュージーランドでは「スブラキ」と呼び、イギリスでは「ギロス」や所により「スブラキ」と呼ぶんだけど、クレタではただ「ラップ」と呼ばれてて、スブラキとギロスは別物だったのよね。
スブラキは串焼きのことで、このように薄くスライスした肉が巻かれたものではまったくない。
ギロスは巻かれてなくて、このラップの中身とパンがどっさり皿に盛られ、ソースであるザジキも横に添えられているもの。1つ前の記事に載せた写真のがギロス。
そしてこの肉食っ子はまたステーキを大人ポーション完食しておりましたとさ。
6日目、7日目はさらにスペシャルな学習体験もいたします。
続く。
![]()
いつも応援ありがとうございます!




















