英国の小さな学園都市でニュージーランド人夫・息子ふたり・黒猫一匹と暮らしているAnimaです。おこんにちは。
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今回のニュージーランド訪問のメインの目的はもちろん、「家族との貴重な時間を過ごす」ことで、コロナ前に義両親やお姉ちゃん、甥っ子がイギリスまで来たことはあったものの、野獣さんの故郷で家族親戚全員と時間を過ごすのは6年ぶり。
特に今回の訪問が大事だったのは、数年前から認知症を発症して、それがだいぶ進んでいる義父(野獣パパ)のためでもありました。実は私らがカイコウラに行く前日に野獣パパ入院騒動があったりしたんですが、それはまた別記事で書くかもしれませんし、書かないかもしれません。とにかくまあ、短期の記憶がすぐになくなってしまう義父。もしかして私たちが来たことも忘れてしまうかもしれないけど、それでも一緒に過ごす時間は大きなものです。
ピアノを弾く野獣パパ。
滞在中、何度かピアノを披露してくれました。絶対音感がある人で、一度聴いた曲は簡単に再現できちゃうというすごい人。しかもジャズが好きなので、ジャズふうにアレンジして弾く。毎日弾いて、新しい曲もどんどん覚えたらいいと思うな。
ピアノを弾くのと、朝みんなにコーヒーを淹れるのと、ビールを午後に1本飲むのと、自分のお父さんお母さんや、野獣ママに出会ったときのことを話すのが好きな野獣パパ。なんでもポジティブにとらえる人で、自分の人生は誰のものよりも最高、自分の妻はどこの誰より素晴らしい女性、孫たちはどこの子供よりもいい子たち、息子の嫁はこれ以上望めない最高の義理娘、と繰り返します(息子のことはあんまり褒めてんの聞かなかったけどw)。んでもって、
自分は習わなくてもなんでもできるスーパーマン。
という意識もすごいんですけどw。確かにピアノは習ってない。建築もしっかり勉強したわけじゃないけど自分で家建てちゃった。パイロットはさすがに勉強して試験受けたと思いますが、それも大してやってないという口ぶり。でもまあ、すごい人ですわ。
さて。
そんな義父含め、みんなで過ごすクリスマス。前日、ボーイズが寝静まってからようやくプレゼントのラッピングも完了。
クリスマス当日の朝は、6時から起きてソワソワしてたZさんをなだめすかしw、まずは朝ごはんな。先日魚屋さんで買っておいたホワイトベイト(NZではシラスです)を野獣さんが料理。卵と混ぜて焼きます。
半生だとこんな。
完成。
それからやっと、義両親と私ら6人そろってプレゼント開封~~。ストッキングに入っていたサンタさんからのプレゼントをまずはじめに、わっしわし開けていく男子ども。
小さなオモチャ(銃とかヨーヨーとかお風呂クレヨンとか)の他にもご当地ものがいろいろ入ってましてね。これとか↓
すごくかわいいですよね! キウイってリアルに再現しやすい生き物だと思う。。。
そしてこんなのも入っています・・・。↓
サンタはプレゼントも北極で調達すると考えていた9歳(ほぼ10歳)のZさんはこれでもう決定的にサンタはいない、サンタはマミーとダディーであると確信したようです。いわく、
サンタがキウイのう〇こをくれるわけがない。そんなことを思いつくのは下賤なマミーとダディーしかありえない。そもそも、数日前にショッピングに行った時に店でこっそり何か買っているのを僕は見た。
そうです。
まあな、そうやって大人の階段上っていくんだよ、君たちは。
あと、プレゼントは現地調達したと言いましたが、少しだけイギリスから持って行ったものがあります。それはボーイズからグランマ(野獣ママ)へのプレゼント。それがこちらです。
そう、絵画です。どちらもイギリスを出発する3日前に仕上げた、ニュージーランドの風景画。Zさんのはワナカ湖で、Aさんのはミルフォード・サウンド。どちらもニュージーランドの南島が誇る絶景地です。写真を見ながら描いてもらいました。我が子ながら画伯ズ~(相変わらずの親バカです)。
そしてもうひとつ。野獣パパには、脳を刺激してもらうべく、「フライトシミュレーター」をインストールしたゲームPCを。元パイロットで、ニュージーランドじゅうを飛び回っていたパパなら大喜びで遊んでくれるかと思いきや・・・
ボーイズばっかり遊んでるがな。
野獣パパはというと「俺はもう人生で十分飛行機を飛ばしてきたからもう別に飛ばしたくない」って!えええ~~。せっかく野獣さんがパパが喜びそうなもの考えてゲーミングPCもイギリスで買ってインストール・セッティングして持ってきたんだからちょっとくらいは遊んでくださいよ・・・。
とまあ、多少ずっこけることもあったプレゼント開封式でしたが、なんとか終了。
さてお昼近くになって野獣姉ちゃん一家が登場。前にも書いたかと思いますが、お姉ちゃんちの子どもらも2ボーイズ。一人はすでに成人したとこですけどね。私らの結婚式の時には今のZさんAさんより小さかった二人が、18歳と15歳に。弟のほうは既にガールフレンドなんかいて、家族の集まりなんかに連れて来てたりもするんですよー(さすがにクリスマスの日は来てなかったけど)。いや私が15歳の時なんか、ボーイフレンドのボの字も考えたことなんかなかったな。
Jくんがお兄ちゃんで18歳。兄ちゃんより背の高いHくんが15歳。
お兄ちゃんのJくんは球技大好き。物静かで優しくって常に人のことを思っている気遣い屋さん。野獣パパが救急車で運ばれた夜も真っ先に駆けつけてきました。弟のHくんはサーファーで天真爛漫。典型的なモテ男。オレが王様タイプ。これは下の子気質ですかね~~?Aさんもそんな気がある気がする…(モテ男ではないと思いますが)。
二人ともすごく面倒見がよくて、ボーイズとたくさん遊んでくれました。クリケットなんか教えてくれたりして。ほんと、いい子たちです。
Jくん、シャンペン飲みながらボール投げw。すでに飲んべです。
15歳のHくんも「1杯だけよ」と酒なんぞ飲みつつ、クリスマスディナーはバーベキュービーフ。野獣さんと義理兄(野獣姉ちゃんの旦那さん)が焼き係。
前菜はママが準備。伊勢海老は茹でてレモン汁絞っただけの、一番美味しい食べ方で。
あー、私は何を担当したかと言いますと、まー、飲み担当ですわな、当然のようにw。みんなちゃっちゃかやってくれるから手伝う暇なんかないんよ。お片付けはやりますから、ってことで。
さて、小一時間あーだこーだやって、できました。
メインのビーフ。
お姉ちゃんが作って来てくれたハニーローストしたハム。
お腹いっぱい食べて、クリスマスクラッカーもやって、ジョーク言い合って、はたと気づいたんですが、一家全員テーブルに座ってる写真撮るの忘れました・・・。日本人としたことが。
こんな写真は撮ったんだがな。
食後は、あまりにお腹いっぱいなので少しエクササイズに。お姉ちゃん一家と私ら一家ですぐ近くにあるプールに。
皆さんで水球なんだかなんだかよくわからない遊びをしておられました。私は寒いのでプールには入らずプールサイドを歩き回ってましたw。意外にプールの水のほうが海の水より冷たくて、1時間後にはこんなんなって帰る人が。↓
帰宅後は、野獣ママお手製のパブロバでデザート。クリスマスプディングもあって、これは皆さんご存じ、ブランデーのケーキなんですが、いかんせん茶色いのでチョコレートケーキと勘違いしたAさんが真っ先にむしゃぶりついて、一瞬の後にこんな顏→になってました。
義母のパブロバ。
そんなこんなでわいわいとクリスマス当日は過ぎていき、お姉ちゃん一家が帰った後はもうちょっとワイン飲んでミンスパイなんか食べて、そのままいつの間にか寝てましたw。
いろんな友達に会いに行ったり私ら4人だけで出かけたりもしましたが、一番長く両親と時間を過ごせたので、今回の滞在、ほんとに有意義だったと思います。クリスマスの翌日、ボクシングデーには野獣パパの妹つまり野獣さんの叔母さんがウェリントンからやってきたので、空港に迎えに。
叔母さん夫婦との晩御飯では野獣さんが得意のラム料理を披露し、みんなモリモリ食べました。
さらに翌日には野獣ママの弟一家に会いに、港のあっち側へ。
いー景色だなー。
この写真のですね、こっち側が野獣パパママの住んでるほうで、あっち側が野獣叔父の別荘があるとこなんですよ(この稚拙な説明w)。普段は別のとこに住んでるんですが、夏の間はこの別荘に来てる、ってことで、フェリーに乗って渡り、訪問してきました。この一家はすでに成人してる女の子二人がいて、またまたボーイズは遊んでもらいました!
「あっち側」の港。
道中、お医者さんなのか薬局なのか確認しなかったんですがこんなのが飾ってあるウィンドウがあって、好みすぎて立ち尽くし、夫から「こら、早く来い変人」と叱られました。
こんなんあったら普通に立ち止まるだろー?
あとは、姉ちゃん一家も一緒に「Japaneseを食べに行こう!」という企画でw、鉄板焼きレストランへも。鉄板焼きってほんと海外では人気で、皆さんお好きよね。日本通ぶってる野獣さんなんかは「鉄板焼きより炉端焼きのほうが美味いんだぜ」などと知ったようなことを家族に説いていましたが・・・。
だいたい、海外の鉄板焼きレストランのシェフはやっぱり日本人ではないし、お料理自体よりも派手なパフォーマンスがメインな感じはしますね・・・。
こんなんやったり。
私は日本酒ちびちびやりながら、シーフードのコースを。ちょっとこってりソースかかりすぎよ。
で、チャーハンを作る時に、シェフがまず卵を鉄板で焼くんですが、それを細切れにして、鉄板の上からぴょぴょぴょー!っとカウンターに座ってる私らに投げてよこすんですね。で、私ら、それをどうすればいいかというと、
口でキャッチせよ
ということらしいんですわ。
シェフ殿、「俺がこれから3センチくらいの卵焼きの破片を鉄板からじょーずに弧を描くように飛ばすので、それをお前らがじょーずに口でキャッチしてくされ。さあやるんだ。やりやがれ」と。
客を猿回しの猿かなんかと勘違いしている
のではないかという疑念が一瞬心をよぎりますが、まあシェフ様のおっしゃるようにトライしましたよ。やってやろうじゃないか。卵の口キャッチとやらをな。
私は執念を燃やしたからか知りませんが、餌を待つ小鳥のようにアホみたいに口を開けて飛んでくる卵を待ち受け、2トライ目でなんとかキャッチ。
で、野獣パパもわけわかんないままトライしたんですが、、、
卵、野獣パパの顔を直撃。パパ、卵焼きまみれの顏で唖然。
いや、笑いすぎだろママと野獣さん。ママ、この後笑いすぎてひっくり返りそうになってたし。
いわゆる私の知る「和食」っちゅうものからはだいぶかけ離れていましたが、楽しませていただきました。
こうやって、みんながいるとお出かけもするし元気も出る野獣パパなので、これからはもっと頻繁に、6年おきではなくて2年おきくらいに会いに来れたらいいなあと思ったのでした。
滞在中は私らの服も数日おきに洗濯してくれたり、ボーイズと遊んでくれたり私らが飲みに行ってる間に面倒見ててくれたママ。お母さんがいるってやっぱりいいなー、とか思ったりもしましたねぇ。
みんな、ありがとう。
家族写真。義父、なにげに息子嫁の尻を・・・このヤロw
次回に続きます。
お読みいただきありがとうございました♪