アニメ批評 -20ページ目

アニメ批評

日本のアニメを考えます。

 帝国循環というのは、帝国主義国家が資金を植民地、もしくは影響力の及ぼすことのできる国家に投資し、その投資でいっそう富み栄えるというお話です。帝国循環の有名な例は、第一次大戦後にドイツに課された戦後賠償の資金をアメリカが貸し出し、ドイツが返却した賠償金は、いったん英仏両国に返済されるのですが、戦時の夫妻を支払うために用いられたというものです。これで、アメリカは債務国から債権国へと華麗に変身を遂げたのでした。
 しかし、ここでは、この帝国循環を別の意味で用いてみたいと思います。文化における帝国循環、それが今回のテーマです。
 現在のアニメや漫画は、サブ・カルチャーなどという言い方が不適切なのではないかと思えます。というのも、世代の問題もあるのですが、たとえば、ある世代から、現在でいえば30代半ばぐらいまでであれば、アニメの作品の認識率は大変高くなるのです。というか、それ以上の世代ではほとんど知られていません。ですから、あと数十年もすれば、アニメが好きな、もしくはアニメが好きだった大人ばかりになるのです。
 小学生の時に宇宙戦艦ヤマトが好きだった人が、未だに好きだという人も多いのですから、これからどうなるかは十分に予想できるでしょう。
 サブカルチャーという言い方が不適切なのであれば、どう定義するべきなのでしょうか。それは、「文化のハブ」といえるでしょう。ハブというのは、自転車やバイクの車輪の車軸のことで、IT用語としてはスター型LANで使われる集線装置を指し、各機器に接続されたケーブルはいったんハブに接続され、ハブを介して相互に通信するというものです。車輪の軸、と考えればわかりやすいですね。
 では、そのハブを取り囲んでいるのは何かというと、アニソンであり、ライトノベルであり、ゲームであり、媒体としてテレビ、映画なども含めることができるでしょう。それぞれの作品は、ライトノベルの原作→アニメ化→主題歌がヒット→漫画化してさらにヒット、のようにアニメを結節点として、多方面に広がっていきます。
 ペルソナ4やシュタインズ・ゲートもゲームが原作ですし、物語のコア(核)が生まれる場所が、従来にも増して多様化していることが現代の特徴でしょう。ブラック・ロック・シューターのように初音ミクの曲が、アニメ化されたこともありましたね。
 そのため、愛されるよい作品であり、なおかつ商業的にも成功する作品とは、物語のコアが、多くの媒体を経由して広がっていくものだと、個人的には考えています。
 その文化の一つのベクトルの中に、学問も入ってきたのだと考えさせられたのが、以前にも紹介したことのある「チェーザレ」でした。作者の総領冬実さんのHPを見て、7巻以降は私の暴走でしたと述べておれらたので、こちら側としては「やっぱりそうか!」と深く納得したのですが、ここまでくれば立派な歴史研究といえるでしょう。
 戦間期の英国を舞台とする「ダンタリアンの書架」でも、事前のスペシャルで本職の歴史学者の方が解説を加えておられましたね。ダンタリアンは、基本的に、ゴスロリが好きな人向けなのでしょうが、今後は、学問からアニメが生まれる可能性もあるのではないかと思いました。
 それに、もう一つの方向性として「コスプレの精巧化」をあげておきたいと思います。自分たちで沖にいりのコスプレで満足するのはよいのですが、だんだん、「よりよいコスプレ」が求められる気がします。
たとえば「ああ、女神様」の
http://3777.me/html/2012/us/7.html#6
のようなものはOK!ですが、
「バカとテストと召喚獣」の姫路さんが
http://www.flickr.com/photos/ljinto/7114644991/in/photostream/
となってしまっては、気持ちがよいのは、おそらくご本人をおいてほかにはないでしょう。
 このような悲劇を二度と目にしないため(いえ、冗談です)にも、専門モデルによる専門コスプレもそれなりに需要があるかもしれませんね(笑)。
 と、いわれても仕方がないですね(笑)。

 だってねえ、黒猫かわいいし(笑)!

 タイトルが気になる人は、下に新聞記事(産経新聞の5月6日の記事)を引用しておきましたので、そちらからご覧になってください。



 「俺の妹・・・」は、現代のアニメファンの類型を、うまく作品に仕上げたものだと思いますが、現実との境界が見えなくなれば、それはそれで問題でしょう。話の筋に不平があるのであれば、「薄い本」(笑)にするとか、同人の小説にするとかいろいろ表現手段があると思うのです。それが、現代のサブカルチャーを取り巻く、独特な環境だと思います。

 作品は、作者の手を離れた瞬間から、作者のものではなくなってしまう。コミケ文化はその最たるものでしょう。とはいっても、オリジナルに対する愛情がないわけではなくて、ちゃんと市場として成立しているところが、世界的に見ても驚異だと思います。

 逆に言えば、文化の享受者が、文化の生産者、創造者になり得る可能性が非常に高い世界なので、何が起きるかわからないという期待感があります。

 最近ショックだったのは、BLACK LAGOONの作者広江礼威さんは、東方のファンで、コミケに出展なさるということを聞いたことでした。敷居が低いのはいいことですが、実際にこのような話を聞いてしまうと、現代の日本が本当に芸術創造にとっての天国のような存在なのだなあとしみじみ感心してしまいます。

  「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」がこんな筋のわけがない! 作者らを「サイバー攻撃」した32歳
2012.5.6 18:00  

伏見つかささんの著作「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」


 若者や“オタク”を中心に人気を集めるライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の作者で、小説家の伏見つかささん(31)に脅迫メールを送りつけたとして4月、脅迫容疑で32歳の男が警視庁麹町署に逮捕される事件があった。警視庁によると、男はこの小説の熱烈なファンで、ストーリー展開に納得がいかず脅迫行為を繰り返していたとみられ、小説に出てくる「妹」に“恋”にも近い感情を抱いていたという。事件も一種の愛情表現だったようだが…。(中村昌史)


死ね、後悔させてやる…人気小説家に繰り返された脅迫



 《死ね詐欺師》《舐めたことぬかしてきたの後悔させてやる》


 こうした脅し文句を連ねたメールが伏見さんあてに届くようになったのは、昨年11月。アドレスは伏見さんが公式ブログで公開していたものだったが、内容は徐々にエスカレートしていった。


 《探偵雇ってでもお前ら詐欺師の住所を割り出してやる》


 送られてきたメールは計500通以上。中には、ブログに公開されていた伏見さんや、出版社の男性社員の写真を勝手に修整した画像が添付されていたメールもあった。2人の首が切断され、血まみれになっているように加工された画像は、とてもイタズラでは済まされない不気味さがあった。


 不安を感じた出版社の社員は警視庁麹町署に相談し、被害届を提出。メールの内容から、同署は、伏見さんの「俺の妹が--」の熱狂的ファンによる犯行の疑いがあるとみて捜査を始めた。脅迫容疑で逮捕、起訴された徳島県阿南市の無職、青井昇被告(32)は当初の見立て通り、「俺の妹が--」のファンだった。

「好きなキャラクターが…」「黒猫の死体を…」



 「俺の妹が--」は、アニメやゲームなどのオタク趣味を隠し持つ中学生の妹と、その趣味に振り回される兄を描いた作品で、アニメ調の挿絵が多く盛り込まれ、テレビでアニメ化もされた人気作品。文庫本10巻のシリーズで、平成20年に発売後に累計370万部が発行されている。


 「自分が好きなキャラクターの扱いが、ないがしろにされていると思った」


 警視庁の調べに対して、青井被告は容疑を認めて、こう供述したという。


 青井容疑者の好きなキャラクターとは、中学生の妹「高坂桐乃(きりの)」だったという。小説に出てくる兄「高坂京介」は、桐乃に気をとられる一方、「黒猫」と呼ばれる別の女性とも交際しているという設定だが、青井被告は調べに対して「黒猫ばかりが目立つ展開に納得がいかなかった」と憤懣(ふんまん)やるかたない様子で供述したという。


 怒りの矛先は、小説のキャラクター「黒猫」と出版社、そして作者である伏見さんへ向けられた。確認された脅迫メールの中には《顔面に黒猫の死体叩きつけてやりたい》という一文があったという。

いわゆるオタク? ライトノベルへのこだわり



 捜査関係者によると、青井被告には妻や子供はなく、徳島県の実家で母親と2人暮らしをしていた。「俺の妹が--」だけではなく、アニメ調の挿絵が入ったライトノベルのさまざまな作品に詳しく、強いこだわりも持っており、ある捜査関係者は「世間一般でいう『オタク』といえるのではないか」と話す。


 精神科医で東工大教授の影山任佐氏(犯罪精神医学)は「熱心なファンは、作品やキャラクターへの一体感が強い。作者側を脅すことで、作品の展開に自分自身が介入したり、キャラクターと同一化できると考えてしまったのではないか」と分析する。


 青井被告は、パソコンやインターネットについても知識を持っており、脅迫メールの多くも海外のサーバーを経由するなどして送信されていた。


 自分から送信したことを隠す目的だったとみられるが、捜査関係者は「あまりに手が込んでいて悪質。出来心にしても、度が過ぎている。オタクによる『サイバー攻撃』と言っても過言ではない」とまゆをひそめた。


 過去にも、小説やフィクション作品に入れ込んだファンから、脅迫文が届くという事件は何度もあった。最近では、住所や連絡先を隠したり、限定的な公開にしたりと対策は進んでいるようだが、捜査関係者は「以前は脅迫文のような手紙が中心だが、最近は公開されたメールやインターネットサイトを対象に多くのメールを送りつけることができるため、脅迫や中傷行為へのハードルは下がっているのではないか」と警鐘を鳴らす。

 
 うーん、どうもFateねたが多くなってしまいますねえ(笑)。

 今回は、前回に引き続きハローワークに挑戦してみます。順当にセイバーで(笑)

 

 セイバーというと、第一印象は、正しいことを行うのだという強い自意識の持ち主ということですね。それに加えて、自分の流儀をひたすら通そうとする我の強さもあります。終わったことを、けっこう気にするたちなので、案外くよくよするたちなのかもしれません。
 そんな人はライダーのいうとおり、国王などを務めるべきではありませんね。変に自分に抱えてしまって、後で周りの人も迷惑する、そんな構図が目に浮かびます。  
 そんなセイバーにおすすめなのが、小学校の先生です。みずからの情熱が一番発揮しやすい職場だと思いますね。(いまの小学校は、荒れているそうなので、一概にそうはいえませんが)。子供たちも純真にセイバーのいうことなら聞く気がします。なんといっても正義感が強いのが、子供たちに強い印象を与えることでしょう。