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アニメ批評

日本のアニメを考えます。

 織田信奈の野望は、熱心にというわけではないにせよ、まあ(笑)見ているのですが、それに戦国コレクションですか、なかなか多いですね。

 戦国時代の武将を女性に変換してしまうのは、これまでにもいろいろあったと思いますが、途切れなくこうした作品が生み出されることを考えれば、これも一つのトレンドと考えざるを得ないでしょう。

 織田信奈を見ていて思ったのですが、信長の血塗られたエピソードが、ことごとく覆されていくのに、すこし驚きました。結局のところ、戦国ものというジャンルは気に入っている、しかし、実際に人命が失われるのは見たくないという視聴者の強い要望を感じることができます。

 一昔前のハリウッドの映画のように、なにか大きな出来事が起きて多くの人命が失われて、という大文字の物語は好まれなくなっているのかもしれません。

 流血を望まないのは、おそらく日本だけに限られないでしょう。朝鮮戦争当時は米軍兵士は13万人なくなっています。最近のイラク戦ではアメリカだけで4千4百名ほどです。実際には民間軍事外車での犠牲がこれに加わりますからもっと多くなるのでしょうが、米国においても兵士の人名の損耗率は大きな意味を持っているといえるでしょう。

 おそらく、一部を除いて世界は戦争を望んでいないのです。戦争のなくなった世界の行き着く先が、美少女戦国ドラマなのかどうか、それはまだわかりません。しかし、21世紀がすでに、モダンな社会から脱却しつつあることだけは確実であろうと思えるのです。

 まあ、それでもあえて好みをいえば前田犬千代でしょうか、気に入ったのは(笑)!

 前振りの宣伝では、もうちょっとごたごたするのかなあと思っていましたが、以外としんみりした話になっていて安心しました。

 独身の男性が未亡人に恋をする、というのは、ありそうでなかなかない設定だと思います。さらに、死んだ旦那が幽霊になって男性にちょっかいを出すというのも目新しいところです。しかし、この作品のおもしろさは、終わりを迎えた男女の一つの関係が、もう一つの新たな関係に向かっていくときの、当事者の意識の変化にあるのだと思います。

 思えば、人生は片時として一定の状態でとどまることはありません。すばらしかった青春時代も、気がつけば、さえない中年時代、もしくは寂しい老年時代に移り変わっているように。ですから、人は変化に直面しなければなりません。その変化にあらがいたいという幽霊と化した旦那の周辺がこの作品の背骨の部分なのだと思います。

 なにかこう無性に身につまされたのが、第5回の「花屋敷デート」の回でして、デートに行くのだったら相手が言ったことがない場所にした方がいいなあ、と痛切に感じました。自分は何度いったことがあってもよいのですが、相手にとって、昔の記憶が蒸し返すような場所はやはり避けた方が賢明ですね。何の感想かわからなくなってきましたが、デートの場所は選ばなければ、と深く納得しました(笑)。

 久しぶりに、攻殻機動隊のOPを見てみたくなって、ニコ動のサイトを開いてみました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9340505

すると、いろいろなOPがあったのですね。どれも甲乙つけがたく、よいOPばかりでした。原作が映画のマトリックスよりも先にできていたということを考えれば、日本のマンガといいますかアニメは時代を一歩先んじていたなあとしみじみ思います。

 そこで何気なく目にとまったのが、今話題のオスプレイ(笑)!!!

 まったくの同型機ではありませんが、よく似ている訳です。

 ネットの世界では有名ですが、イルミナティ・カードというものがありますね。最近であれば、3月11日の福島の原発事故が予言されていたとかいうやつです。9/11の時もそっくりの情景を描いたカードがあったので話題になったようです。

 そこで、攻殻機動隊も、何らかの未来を予知しているのでは、と考えました。すると物語の設定として、東京が壊滅しており、首都は関西に移っているという話があります。原作の新浜市も、現在でいえば尼崎ぐらいに相当するのではないかと思います。

 東京が首都ではない、という設定はエエヴァンゲリオンもそうでしたね。

 ひょっとすれば、人間の集合的無意識の表出として、首都の移転という未来の事実が、何気ないアニメの設定の中に顔を出しているのかもしれません。人間が電脳化するのはもう少し先の時代だとは思いますが、未来予測という点からアニメを見るのもおもしろいかもしれません。





(あ、でも、本気にしないでくださいね。これは夏のホラーエントリーですので(笑))