近年は、英語教育や音楽教育にも力を入れている幼稚園が増えましたね
かつては、放課後に習いたい人だけ残って受けていた時間でしたが、今では園児みんなが受ける時間割り入っているところが多いようです。園の教育特色の1つになっているのでしょう
英語教育は、かつては幼稚園でも小学校でも行っていなかったけれど、園児たちは英語の歌を歌ったり、英語で自己紹介をしたり、楽しい時間の1つでしょうね
音楽教育も、かつては歌を歌ったり、ピアニカで合奏したりと小学低学年の先取り教育のような感じでしたし、今でも基本はこのようです
でも、音楽教育に力を入れている園でよくみられるのは、園児にピアノの音を当てさせたり、和音をハンドサインで答えさせたりしている授業・・・
これは、本末転倒
音楽は、ピアノの音や和音を言い当てられる能力ではないです
たとえば、ひらがなやカタカナの文字
子ども達に、ひらがなやカタカナを教えるとき、もちろん1文字ずつ読めるようにしていきますね
この時、フラッシュカードのように文字だけ見せて、早く答えられることが成果でしょうか
本を読みながら、そこで、ひらがなやカタカナに何度も出会って読めるようになるほうが、時間はかかりますが、読むことと同時に文字に親しむ方が、子ども達の国語力や想像力は伸びると思います
音楽も同じです
ピアノの音を当てさせたいのではなくて、ピアノで楽曲を弾いていきながら、音名と鳴っている音が結びついていくのです。和音は、調性と結びつくものです
音楽を学ぶということが、そこに音楽がない環境で行われるのではなく、音楽とともに子ども達の成長、能力、想像力を育てていってもらいたい・・・・・