ブラッド・バード作品ランキング2位

アカデミー長編アニメーション賞受賞作のミスター・インクレディブルからなんと14年
遂に続編が公開された。それが本作である。

前作は いかにも続編がありそうな終わり方をしたのだが
その終わったシーンの直後から 続編となる本作は始まるのだ。
前作と続編といえば、あれから数年後とか数ヶ月後って感じで始まるのが普通だが本作は毎週放送されるアニメみたいに完全に続いてて笑える。
バード監督なりに意表をついた結果だろう。観客の予想を覆すのはバード監督の好むところだ。

この14年でアニメのCGは 勿論進化した。
その進化をこの映画では とてもわかりやすく理解することができるのだ。
皮肉にもストーリーが 前作と全く同じようなスタイルだから。
典型的な勧善懲悪ヒーロー物なのだ。見なくても話がわかるほどに。でもこの作品は全米アニメ映画興行収入歴代1位を更新した。
これでいいようなのだ。

最後はまた続編があるような終わり方をしてくれた。
10年後にまた続編が作られるだろうか。
アニメCGの進化を集大成として見せる
なんというか定期的に打っておく指標点のようなシリーズになりそうだ。