「火葬は費用がかかる」犬の死骸遺棄で71歳元町議を逮捕 | エシカル&エコロジーなシンプルライフ


昨日ブログに書いた問題の遺棄事件、容疑者が逮捕されました。
ペット関連の悪徳業者は以前から問題になっているため、注意喚起の意味を含め、下記の記事を掲載します。

(引用開始)
平成17年11月17日毎日新聞より

「ペット火葬」ブーム便乗の悪質業者横行

ペットの火葬をめぐり、トラブルが相次いでいる。焼却炉を備えた車で飼い主宅まで出張した業者が、死骸(しがい)を焼却炉に入れた後に数十万円の高額料金を請求するもの。「嫌なら今すぐ焼却炉から出す」「遺骨を返さない」――などとすごみ、飼い主の愛情につけ込み金を要求する。ペットブームに便乗した悪質商法に、各消費者センターは注意を呼びかけている。

東京都消費生活総合センターによると、東京都内の50代女性は今年、インターネットでペットの火葬業者を見つけ連絡した。ホームページ(HP)では、体重別の料金を掲載。約20キロの犬は5万6000円で他の料金は一切かからないとあったが、業者は犬を移動火葬車の焼却炉に入れた後、22万円を請求した。

女性は抗議したが「生焼けで犬を返す」などと言われ、やむなく15万円を支払った。業者はその後も電話で執拗(しつよう)に残額の支払いを請求、警察通報後も電話は続いた。

同センターなどによると、業者は違っても手口には共通性がある。HPには小動物から大型犬まで、体重別に1万円台から数万円の料金が表示され、一部に「高速料金がかかる場合がある」などと書かれている場合もあるが、料金が請求されるのはきまってペットを焼却炉に入れた後。大型犬で火葬料金が6万円弱のはずが40万円請求された40代の男性もいた。

料金内訳の提示は書面ではなく口頭だけのことも。全額を払わないと、残額を支払う「示談書」名目の念書を取られたケースもあったという。

動物の火葬業者には基本的に法的規制がなく、同センターは「事前に見積もりを出させるなど料金の確認が必要。納得できない場合は、支払いや書類へのサインを急がないように」と話す。

トラブルは秋以降、関東で目立つ。国民生活センターによると、ペットサービスの相談は04年263件、05年314件、06年405件と増加している。【亀田早苗】 (毎日新聞 17日)


平成18年1月13日毎日新聞より(上記の追加記事)

「<ペット火葬>トラブル増加で協会設立 悪質業者排除狙う

ペットの火葬をめぐるトラブルが増えていることを受け、焼却炉を備えた移動火葬車で依頼者宅を訪問するペット葬祭会社が「日本ペット訪問火葬協会」を設立した。悪質業者を排除し、利用者が安心して利用できるようにするのが目的。

協会を設立したのは、いずれも東京都の、ジャパンペットセレモニー▽ペットセレモニーエデン▽ペットパパ▽ペットメモリアル東京の4社。

各地の消費生活センターなどによると、ペットの火葬をめぐり、▽高額な追加料金を火葬が始まってから請求する▽供養せず、ごみとして処理する――といったトラブルが急増しているという。

このため、協会として、料金の明示や顧客の個人情報保護などの業務運営基準、移動火葬車の構造基準などを定めた。会員は業者間の推薦などで選ぶ。来月17日に総会を開く。
(引用終了)

■引用先:ジャパンペットセレモニー
http://www.j-pet.jp/akutoku.html