日本の空手には大きく分けて二つの流派がある。一つはオリンピックで採用された伝統派の寸止め空手。もう一つは極真系のフルコンタクト空手。また沖縄の空手には護身的な伝統技術を磨く沖縄空手もある。
日本の他の武道の柔道や剣道は団体も一つだし、スタイルも同じ。しかし空手だけは流派やスタイルが色々あって、まるで違う競技のように見えることもある。
この違いは海外の空手家のSNSなどを見ると興味深い。日本の武道に先入観の無い外国人は、空手の各流派への素直な感想を書いている。
日常に危険のある外国人は空手に実戦性を求める。またMMAが盛んな現在では、実戦に役に立たないテクニックは相手にされない。しかしその一方で、外国人は古い日本の伝統芸や精神性に興味を持つ人も少なくない。
私は芦原空手で超実戦的な空手を学んだ。だからあまり古い型などはよく知らない。そしてその流れで柔道やボクシングを空手の補強として鍛錬してきた。
自分が長年稽古してきた技術をどのように組み合わせて体系化して人に伝えるかを考えるのは楽しい。
現在はコロナでまだ対人稽古が思い切って出来ない。
アニマル空手クラスもお客さんからご要望があるけど、もうしばらくお待ち下さい。