三週間くらい前、チビ太が4年生のR君と5年生のK君に手を繋がれて、泣きながら帰ってきました。
ヒックヒック泣いて言葉にならないチビ太の代わりに、K君が事情を話してくれました。
「通学路の隅っこで チビ太さんが泣いてたから、『どうしたの?』って聞いたら、『4人からいじめられた』って答えたんで、お父さんかお母さんに ちゃんと言わなきゃだめだと思って、一緒に来ました。」
チビ太を泣き止ませて話を聞きました。
「Aさん(女の子)が僕の手をつかんで動けなくして、Mさん(女の子)がチンコを3回蹴った。それを見てたSさん(男の子)が『ナイスキック!』って言って、Tさん(男の子)が笑った。」
それを聞いたR君とK君が、「何?女子?女に蹴られたの?」って、驚いた顔をしたのが僕には少し可笑しくて、チビ太には悪いけど笑ってしまいました。
どうも遊びがエスカレートしたみたいですね。
兄弟がいれば よくある光景で、いちいち「いじめられた・・・」なんて言わないと思うのですが、一人っ子のチビ太は その辺の感覚が育ってないんだなぁ、と感じました。
親が動くようなことではないと判断し、「先生に言いたければ言えばいい。自分で決めればいいよ。」って、チビ太には伝えました。
チンコキックに散るまでの経緯がどうであれ、一人で泣いていたチビ太のことを心配して、話を聞いて 家まで送ってくれたR君とK君の行動が すごく嬉しく、そして有り難く思われました。
それは チビ太も同じように感じたと思います。
その出来事から数日後。
学校から帰ってきたチビ太が、ニコニコ顔で言いました。
「今日、Kさんから野球に誘われた。3年生から野球やりたい!RさんとKさんがやってるから 僕もやりたい!」
R君とK君は、毎年 リレーの代表選手に選ばれたり 応援団を務める、いわゆる”学年の中の目立つ子”なんですね。チビ太にとって、憧れるカッコいい上級生なのでしょう。
今 チビ太には、”死ぬ確率を下げる”ことを目的に スイミング教室に通わせていますが、中学の部活まで繋がるような、核になるスポーツを何かやらせたいと考えていた僕には、まさに願ったり叶ったりな展開でした。
全ての物事は、色んな方向に 色んな角度で影響し合っているんだなぁ・・・って 改めて感じる、そんな出来事でした。
「ナイス チンコキック!」
終わり