皆様いつも有難うございます。

シェルターでは日々緊急保護と特に仔猫の通院入院、慢性疾患の猫の通院や介護、そしてお見合い譲渡等の大変慌ただしい日々が続いております。

そして、そんな戦場のようなシェルターの片隅でひっそりと、

あるいは看取り部のホストファミリー様宅で短くても最期ぐらいは幸せにと大事にしていただいている『余命僅かである、余命はあと半年ぐらいから一年前後ぐらいだと思われる猫』が、殆ど世間には知られる事がなく懸命に生きています。

この子たちは近日中にこの世から消えていきます。

それでも、せめて、私達だけでもその子の名前や表情や性格、好きな食べ物や癖などをできる限り覚えていて、私達が最期に亡くなる時にあの世で再会できるように、そして、シェルターの片隅でひっそりと亡くなっていく子をゼロにするためには、

もっともっと看取りのホストファミリー様宅や、看取り前提の里親様が必要です。

短くても最期ぐらいは幸せに過ごして欲しいと、精いっぱいお家で死んでいく子に尽くすだけ、ですので、精いっぱい看取れた、というのが看取りの最終目標の為、看取る側は非常に消耗します。飼い猫の看取りと異なり、そもそも不幸せだった元野良猫や悲惨な経験をしてきた元飼い猫等が相手ですので、飼い猫の死よりも別の次元の悲しみが重なります。

それでも、誰かが、その、辛い看取りの役をやらなければなりません。そして、その役をして下さる方は残念ながら殆どおりません。どうか、お力を貸してください。今、これを読んで下っている貴方様の余命が仮にあと50年だとします。

だとすれば、その中の約半年、ないしは一年間をシェルターの片隅で寂しく亡くなっていく子の費やして頂けたら、寂しくしている余命僅かな猫も助かります。私達シェルターの看取り部も助かります。そして、看取って下さった貴方様が50年後に亡くなった時は、看取って下さったシェルターで寂しくしていた子も天国で貴方様を待っています。

どうか、ご検討を何卒宜しくお願い致します。

 

8/25日に、新シェルターボランティアの森田陽様が新たに看取り部に参加してくださいました。本当に有難うございます。猫エイズキャリアのチェンジャーをお家に連れて帰って下さり、お世話していただいております。本当に有難うございます。

何卒宜しくお願い致します。チェンジャー、夏の間、本館一階であんたに毎日会うのが楽しみでお掃除に通っていたよ。皆には内緒でおやついつもあげたらすぐ食べてくれたね。

お姉さんのいうことよく聞いてね。チェンジャー有難う。とても楽しかった。森田陽さん、本当に有難うございます。

 

 

 

 チェンジャーは、腎不全のステージ3でした。もしかしたら今はもう少し進んでいるかもしれません。

同室の子にいじめられてしまい、最近はボーとしている時間が増えていました。顔色も悪く痩せてきました。。。
かつてのように、脱走を企てる様子も激減していて、皆から非常に心配されていました。
チェンジャーがシェルターを出ることができるなんて奇跡です。本当に有難うございます。

 

猫エイズキャリアの子は特に集団生活でのストレスに弱いと私達は感じています。

飼い猫としてお家で過ごす分には猫エイズキャリアであっても関係なく穏やかに生涯を生き抜く子も多いのですが、

集団生活を強いられるシェルターで暮らすということは、飼い猫としてお家で暮らすよりもはるかに寿命が縮まります。

今なら元気溌剌に見える子も、半年後はだんだん痩せ細ってくるかもしれません。

 

【 看取り部よりご報告があります 】 | 社)アニマルエイド 事務局&みんなの日記 (ameblo.jp)

 

【 看取り部よりご報告があります 8/21  】 | 社)アニマルエイド 事務局&みんなの日記 (ameblo.jp)

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