昨日、あるセブンイレブンオーナーが24時間営業を止めて本部と揉めているニュースが流れてましたね。
原因はアルバイトが思うように集まらない、その分オーナー自身が働き続ける状態が続いて、このままでは倒れてしまう。
どうせ継続できなくなるなら、本部との契約なんてどうでもいいから営業時間を短縮せざるを得ない、ということらしい。
この状況はとてもよくわかります。
私もこの1年は事業スタッフの募集、採用、退職、募集を繰り返しており、疲れ果てた。
どんな状況かというと、
まずはなかなか応募がない、たまにあっても即戦力にならない未経験者ばかり、
稀にこれは!という応募があっても面談までいけばいいほう、
最初のアプローチで最大級の熱意を伝えられないとあっさり辞退。
腫れ物に触るように持ち上げ、ようやく採用までこぎつけたら入社当日に「やっぱり無理!」とLINEで連絡。
無理ってこっちが無理じゃー、と強がりを胸にじっと耐えることも。
もう待っていても埒が明かないので、勇気を出して未経験者を採用することになる。
そんな未経験者はスクールなどでしっかり技術を学んでいれば上等で、
中にはまったくやったことがないけど当然教えてもらえるんですよね?って真顔で言ってくる。
うちはスクールじゃねえぞーという気持ちをぐっと抑えつつ、ひきつった笑顔で、もちろんさ、うちに来る?とラブコール。
そんな売上に貢献しないスタッフを採用し、必死に教育すること3ヶ月、ちょっと相談があるのですが、とまたもLINE。
やっぱりこの仕事わたしに合わないから辞めまーす、って。
おいおい、あなた一人にどんだけの投資をしているかわかる?と詰めたい気持ちをぐっと抑え、
ひきつりすぎて何ともいえない笑顔で慰留を繰り返すが失敗。
吐きそうになりながらクソ高い募集広告を出す準備。
以下、繰り返し。。。
多くの中小企業の経営者は多かれ少なかれこんな状況を繰り返しているのが現状でしょう。
この人手不足は一時的なものではなく、今後ますます進みますから、
これに対応できない事業者はもはや継続できなくなるのは明らかですね。
ということは逆に言うと、これに何らかの対応ができる事業者が生き残り、
ライバルが少なくなったマーケットで比較的優位的に存続することができるわけです。
さあ、ここが知恵の絞りどころ、これができればどんなビジネスでも応用できる、何とかするぞー。