【新型コロナウイルス治療薬「モルヌピラビル」について】人間の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療において、**新しく開発された経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」**が猫の不治の病であるFIP猫伝染性腹膜炎に高い有効性を示しています。当院では、2022年よりモルヌピラビルの処方を開始しており、多くの症例で改善効果が確認されています。

■ COVID-19治療薬が感染拡大により世界中で急速に開発された**経口抗ウイルス剤の中には、FIP猫伝染性腹膜炎に対しても高い効果を示すものがあり、多くの猫が救われるようになってきました。

■ しかも「非常に低価格」で入手可能に 開発企業メルク社(米Merck)とリッジバック社がは、2021年には、新型コロナウイルスの世界的終息を目指し、国連と協議のうえ低所得国へのライセンス供与や特許放棄を行い、数十万円の薬剤が非常に安価、1回数百円程度で投与可能になり、治療が現実的な価格帯へと変化しました。

■ パンデミックがもたらした皮肉な恩恵:人類を苦しめたCOVID-19パンデミックが、猫の不治の病に対する治療薬を生み出し、希望をもたらすことになったのは、なんとも皮肉な事実です。しかしそれにより、世界中の猫たちがFIPから救われる道が開かれたのは間違いありません。