新たな猫コロナウイルス 株FCOV23 が世界中の国々に伝搬し 日本にやってくる可能性がある

 

2022年地中海の小さな島で新型FIPのアウトブレイクが起こり数千頭の猫が発症しました。今までのFIPに比べて非常に高い死亡率と発症率で遺伝子の分析の結果新型であることがわかり、FCOV23と名付けられました。困ったことにこの新型コロナウイルス株は、キプロスからイギリスに輸入された数匹の猫からも検出されました。イギリスに輸入された猫たちが、外を歩き回って感染を広げ、より毒性の高い新たな株FCOV23が世界中の国々に伝搬しやがて日本にやってくる可能性があるのではないかと恐れています。

 

もうひとつの懸念は、キプロス政府がモヌルピラビルをキプロスの猫に大量に投与していることです、コロナウイルスは非常に変異が早いウイルスですので、モヌルピラビル耐性株が出現することです。

 

名古屋 こざわ犬猫病院 猫の病院バステト 院長 小澤賢記さんのプロフィールページ


FIPの治療薬として 世界中で効果が実証されはじめている モヌルピラビルは そもそも人間のコロナの薬として米国のメルクが開発しました

メルクは今回のコロナパンデミックを終息させる為に国連と協議して途上国でのモヌルピラビルの特許を放棄する決断をし 2022年の時点で安価でで製造販売出来るようになっております。途上国での製造は全てメルクが認定し合意した製造会社のみで安全に製造されております。

猫のFIPに対する処方料金も一回分が数百円と、通常の風邪薬程度の値段で処方でき、数年前まで数十万円の高額な薬価の為にFIP治療を断念せざるを得なかった猫達の命が救われております。

 メルクは30年以上前も 人のオンコセルカ症の特効薬で犬のフィラリア症の治療薬でもあるイベルメクチンの特許を放棄して途上国で安価に製造出来るようにした。素晴らしい会社です。



 





https://profile.ameba.jp/ameba/anicare

猫ちゃんの 胃腸に溜まってしまった 毛玉に コカ・コーラ が有効。

 

内視鏡で取り切れなかった 毛玉に内視鏡を使ってコカ・コーラを噴射して

溶かすといいそうです。

 

人間でも何例が成功しているそうです、猫ちゃんに直接飲ませてはいけませんよ

病院で内視鏡を使って投与しないといけません。

馬は20L飲ませないといけないそうです(ゲップがとんでもないことになりそう)

ゼロコーラでもいいそうです。

僕はペプシ派なんで、胃チューブの詰まりはペプシで溶かしてます。

 

 

 

猫のワクチンは3年に1回でいいですか?

 

答えは:FPV(猫パルボウイルス)のワクチンだけは3年以上の間隔でOKです。

FPVワクチンは非常に強い免疫を誘導するので、生後ワクチンプログラムを

完了すれは、3年以上免疫を持続し、生涯免疫を獲得する猫もいます。

 

 

海外にはパルボ1種だけ ヘルペス カリシ2種だけのワクチンがありますが

日本国内で流通しているワクチンは3種混合ワクチンです

3種混合には パルボ以外に カリシ ヘルペス が含まれており

カリシ ヘルペスのワクチンは年に1回の追加接種が望ましいです。

特にヘルペスは多くの猫が既に感染しており、ストレスを受けると発症します。

ヘルペスウイルスは一度感染すると、生涯猫の体から いなくなることはありません。

免疫力が下がると発症し 鼻水 結膜炎 肺炎をおこします

毎年の追加ワクチン接種によって 免疫を上げて発症を予防します。

 

 

 

一番最新の猫ワクチンプログラムを添付しておきます。

欧州猫疾患諮問委員会 (ABCD) は、免疫学、ワクチン学、診断学、猫の臨床医学の第一線の獣医学専門家を擁する自治組織です。

 

 

 

 

猫に はちみつ 口内炎に効果あり

 

ご自身のどの痛みや口内炎の時はちみつを舐めてよくなった経験をお持ちの方も多いと思います。猫にも効果ありです。

はちみつには、抗炎症効果と殺菌効果があり、人間の医療現場でも使用されておりますが、猫にも効果が認められました。2022年12月の論文です。

注意:沢山与えると糖尿病のリスクが上がりますので 少量塗る程度にしてください。

 

 

 

写真は同じ猫で 塗らなかった側 はちみつを塗った側 1週間後の状態です(下記論文から)

 

抜歯後に医療グレードのハチミツをソケット内に塗布すると、猫の炎症が軽減され、治癒が促進されます。

J Feline Med Surg. 2022 年 12 月;24(12):e618 - e627。

Carlos Cf Pleeging 1 , Hilde de Rooster 2 , Bas Van Wijk 3 , Frank ADTG Wagener 3 , Niels Aj Cremers 4

要約

目的:歯周病は猫にとって大きな問題であり、抜歯が必要になることがよくあります。医療グレードの蜂蜜 (MGH) には抗菌性と創傷治癒特性があるため、この研究の目的は、ソケット内塗布が抜歯後の治癒を改善するかどうかを調査することでした. MGH を適用すると、炎症が軽減され、外科的フラップの生存率が向上し、抜歯後の治癒が促進されると仮定されました。

方法:犬歯または(前)臼歯の同じ要素の両側抜歯を受けているクライアント所有の猫で、前向きランダム化比較試験が実施されました。すべての動物が独自のコントロールとして機能するスプリットマウスデザインが使用されました。要素の外科的摘出後、片側のソケットはMGHベースの軟膏(L-Mesitran Soft)で満たされましたが、反対側は治療を受けませんでした(コントロール). 両側に粘膜骨膜フラップを使用し、単純な中断モノフィラメント縫合糸を配置しました。抗菌薬は投与されませんでした。臨床パラメーター (炎症/発赤、皮弁の生存率、および創傷治癒) は、摘出後 3 日目および 7 日目に、治療を知らされていない獣医師によって主観的に分析されました。

結果:21匹の猫が含まれていました。 MGH は両方の時点で、炎症の徴候を有意に減少させ ( P < 0.01)、粘膜骨膜弁の生存率を改善し ( P < 0.01)、創傷治癒を促進した ( P = 0.01)MGH は簡単に適用でき、有害事象はありませんでした。

結論と関連性:抜歯後のMGHのソケット内適用は、赤みを軽減し、フラップの生存率を改善し、創傷治癒を促進するため、外科的創傷にプラスの影響を与えます. MGH の適用は、抜歯後の口腔内創傷治癒をサポートする強力な補助療法となります