この記事は前回の続きというか補足みたいなものなので、読んでない人は前回記事を読んでもらえると有りがたいんだけど、要するに前回は、この作品は黒猫の存在が桐乃の個性を際立たせる構造をもっていて、それが面白さを形成している最大の要因だっていうことを書いたんだ

で、ここからが本題なんだけど、何で黒猫が桐乃の個性を際立たせる珍妙な関係性を作り出せたのかというと、黒猫って、ハッキリ言ってハンパなく変人で、その性格を臆面もなく前面に押し出してくる
そして桐乃も表面的には今時の中学生っぽいんだけど、ヲタク趣味という個性を隠し持っている
そして、そのままじゃ単に自分の趣味が理解されないことに悩む女子中学生の話というだけで終わりかねないところに、黒猫という(希代のw)変人を前にすることで、桐乃のヲタク趣味という特異性が強調されるという構造になっているんですなw
更に裏を返せば、桐乃もムキになって黒猫の価値観を否定するもんだから、(表面的にはクールを装っているもののw)自分の価値観を否定されまいと必死になって反論することで黒猫の変人性=個性も強調されるという構造も同時にあり、結果的に互いの個性を引き立て合うことに結び付いているって 訳
そして、この構造こそが、他にない作品の最大の魅力、個性の核を形成してるってことでしょうなと俺は考えるんだよね
このアニメ、良くも悪くも今期で一番、話題が多いよねw
まあ以前にも書いたけど、俺は萌えアニメは嫌いじゃないけど手厳しいので「俺の妹が(ry」って、いかにもキモヲタ向けっぽいタイトルを見たとき、
「どーせ妹が主人公に『お兄ちゃん(はぁと)』的な展開の、しょーもない内容でしょ」
と思って、アニメ化される前から知ってはいたけど興味はなく、全く期待してなかった
が実際の展開は大違いw
妹の性格がクソ生意気なこと!
タイトルから想像される内容とは全く違う展開で、萌えヲタ的視点からすれば、羊頭狗肉とは正にこれですなwと思わずにはいられませんね

さて今まで見た感想としては、物語(脚本)が、ずいぶん工夫されており、安易に萌え要素に頼っていない点が最大の特徴でしょう
特に桐乃と黒猫の掛け合い、関係性は珍妙そのもので凄く笑えて面白い
やはり本当に面白いアニメは物語の展開自体が面白くなくてはならない、決して過度に萌え要素に頼りきっていないということを改めて確信させられるね
そういう意味で、黒猫の存在は、桐乃の内面(嗜好)の特異性を際立たせる効果をもった存在で、彼女がいるからこそ、話が、ここまで盛り上がったんだろうな~って思う
そうして考えると、黒猫は、この作品に欠かせない極めて重要な存在であり、彼女がいるからこそ、この作品の面白さが形成されたんだろうってのが俺の考えです
(前編からの続き)
さて、ここからが本題だけど、俺が恋姫無双を評価している要点としては、話の展開が萌え要素を抜きにしても楽しめる水準に達している、言い換えれば萌えのみに頼りきっていないということ
例えば「馬超、曹操を討たんとするのこと」の回では(まだ見てない人のために詳細な説明を避けるけど)、何気ない台詞が実は重要な意味を持っており、それが、この回の問題を解決するための巧妙な伏線となっている辺り、本当に感心させられたし
この回は、前編でも書いたように、萌えアニメにありがちな能天気でご都合な方法で問題を解決するのではなく、恋姫無双が萌えのみに頼りきっていないという象徴的な回だと思う(ただし、すごくエロい場面があるけど)
また、下ネタも所々にあるけど、決して下品すぎないあたり、作り手が視聴者に媚びてなくて、良識と才能を感じられるからイラッとしないんだよね
また、キャラデザも洗練されていて、ヘボい萌えアニメにありがちな、胸や太ももを極端に強調したものではないあたりにも感性や才能のバランスを感じられるし(ヘボい作り手ほど色気重視のキャラデザをするのがヲタへの媚びと安易さを感じるから、そういうのはバカにせずにはいられないんだ)

萌えやエロ要素がありつつも、それなしでも十分、楽しめる水準に達している所が、そこらの萌えアニメと一線を画しており、それ故に俺は、恋姫無双を評価するんです