先月から母を誘ってはいたけれど、そのまま具体化せずに放置になっていた
都美術館で開催中のボストン美術館展
そろそろ終わってしまうと気付き、バタバタとチケット購入し火曜日に行ってきました。
母は上野駅の公園口の様子が変わってから初めての上野なので
ホント、しばらくぶりの上野。
私はユリノキが咲く頃に、東京国立博物館へ空也像を見に行って以来。
10:00~10:30に入場できるチケットだったので、ちょっと早めの9時半過ぎに到着。
ここは地下が入り口なので、エスカレーターで下へ降りる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220915/21/ani-037814/93/5a/j/o1080060715175174380.jpg?caw=800)
2020年に開催するはずだったのがコロナ禍で飛んでしまい、2年後にやっと開催。
『美術 ✕ 力』というちょっと面白いテーマ
時の権力者達は権力を誇示するためや、維持するためにアートを利用してきたと同時に
自らもアートに勤しんできたというもの。
作品も、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本と様々な場所のものが集められている。
でも、一番のお目当ては日本にあれば国宝間違いないといわれている
「吉備大臣入唐絵巻」と展覧会のポスターにもなっている『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』
そして、文人大名として有名だった伊勢長島藩主であった増山雪斎の『孔雀図』
初の里帰りなんだそう。
色々持ってるのよねぇ、ボストン美術館
特に東洋美術の殿堂といわれるほど東洋美術コレクションが充実していると有名だけれど
今回も見応えありました。
フェノロサや岡倉天心がせっせと彼の国へ日本の美術品を流しまくったお陰で残っている
ともいえるからなぁ。。。
あれだけのコレクションを抱えているのは、若い国で勢いもお金もあったってことだけど。
お目当てでもあった絵巻は、どちらも色彩も鮮やかで一枚の紙の中で
右から左へとシーンが移っていく様が、漫画を見ているみたい。
こんなにもきれいに色が残っているってことは、大切にされているってことだよね。
雪斎の孔雀図は、これでもかってぐらいに描きこまれていてこってりてんこ盛り。
若冲を見ているときのように、目もチカチカしてくるしで正直疲れる。
でも、見ちゃう。
なんとも謎な中毒性があるというか、惹きつける力がある。
都美術館は上野動物園の隣で、見ると入口の前にパンダ目当ての人がたんまり並んでた。
出てきた昼頃には人もはけて、緑のコーンが並んでいるだけ。
ここにみっちり人が並んでた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220915/21/ani-037814/2f/37/j/o1080060715175174385.jpg?caw=800)
お昼を食べたあとは、アメ横をぶらぶら歩いて御徒町まで歩いちゃった。
写真はアメ横入り口に鎮座する、「東北・上越新幹線上野駅誘致住民運動発祥の地」の碑
謎な像は、土偶ってことなのかしらん。