駒場公園内の旧前田侯爵邸の本館である洋館は、岩崎邸よりもずっと大きなサイズでした。
ただ、岩崎邸は今は殆ど残っていない和館がとてつもない広さだったらしいけれど。
そして、旧前田公爵邸は木造ではなく鉄筋コンクリートだっていうのにも驚き。
駐在武官として滞在していたイギリスで、貴族のカントリーハウスでのおもてなしに感激して
このスタイルを希望して作らせたそう。
当時の塀や柵が未だ残ってる。




庭側からの姿
正面の車寄せ、めちゃめちゃ重厚


靴を脱がなくてはならないので、ツレは和館で力を使い果たしてギブ!
私はガイドツアーの開始時間に間に合ったので、そちらに1人参加してきました~。

玄関を入った玄関ホールの広いことといったら。。。
当時は家具やら壁に絵画やら、色々飾られてたそうです。
内部はどのお部屋も凝った作りで、あまりの重厚さにちょっとびびってしまうぐらいで
大名華族のお金持ちっぷりを見せつけられる感じ。
建ててから十数年しかここで暮らすことは無かった当時の前田侯爵のご家族
この家を建てた16代当主の孫にあたる18代当主の方が
ここを訪れて、インタビューを受けていた映像を見たことがあります。
ちょっと調べていて知ったのですが、数年前家督を次代に譲ったのだとか。


サロンの庭への扉の窓ガラスは全部カットグラスがはめ込まれてます。

温風の吹き出し口
吹き出し口の上にある2つのボタンは、従者や女中さんを呼ぶためのもので
ドラマのダウントン・アビーなどではベルだったアレ。
押すと従者の部屋や女中部屋のランプが点灯するらしい。
あちこちにあったらしいのだけれど、もうこの部屋のこれしか残ってないという話。

マントルピースやこうした暖を取るためのストーブのようなものは、単なる装飾で
地下にボイラー室があり、セントラルヒーティングシステムで
蒸気やお温風を送るようになっていたそう。
温風の吹き出し口が各室にあり、どこも装飾的な金属のパネルがはめ込まれてました。
それでも、寒そうな気がするんだけど、どうだったのかしらん。



大食堂、1度に26人物人数で座れたそう。
晩餐会を開く大食堂は、1階でも一番格の高いお部屋なんだそうです。
壁が木の板で覆われているのは、人の声が反響しないための工夫なんですって。
このお部屋はモリスのいちごどろぼうの柄のカーテンでしたが
実部の資料や写真が残っているものは
できるだけ当時のものに戻して展示してるんだそうです。
写真資料って大事だわ~。
お部屋の説明パネルが置かれているのですが、当時のモノクロ写真も添えられていて
実際に前田侯爵のご家族が暮らしていた頃の様子がわかるようになってました。

ここ、カーブのついた出窓になっていて直線的な装飾が多い中、カーブが優美。

ドアの向こうに見えるのが、普段使う家族食堂

大食堂には立派なマントルピース、後ろの壁に当時の金唐革紙の壁紙が残ってる。

ライトが取り付けられている壁の壁紙が、金唐革紙、ほとんど金色は残ってないけど。
金唐革紙の名称は、岩崎邸で知ったんでした。

家族用食堂、地下にある厨房から食事を乗せて運ぶエレベーターなんかがあったりする。
朝食は2階にあるそれぞれに部屋で食べたそうで、エレベーターは2階まで届くようになってる。

大階段がこれまた素晴らしい。
ステンドグラスなんかもはめ込まれてる。
ウェディングフォトをここで撮りたくなるのもわかるわ~

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階段下のスペースに作られたイングルヌック、作り付けのソファーがあったりする。

その③に続く~