錆びれたロボットの手記

錆びれたロボットの手記

ある廃墟で見つけられた一つの手記
それを錆びれたロボットの手記と名付け、手直しして紹介していく
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 これ程まで、誰かに心を持っていかれただろうか。これ程まで、自分の真ん中に飛び込んできた人はいただろうか。何も見なくなる、楽しさはもちろんあるものの、やはり苦しい。不安でいっぱいなんだろう。救われる瞬間は、たった一つだけ彼女に会うこと。それだけだ。

 なんとなく頭にはあったが、やはりそれが起こるには無理があると考えていた。だが自分のたまに出る的中が、ここにきて発動した。どちらにも申し訳なさはあるものの、自分は正直、信頼されていることがかなり嬉しかった。ずっと笑う彼女が、ずっと踏ん張る彼女が、耐えている彼女が、どこかしらやはり見えてしまう。伝えたいことが多すぎて、大きすぎて。それでも自分は彼女の隣にいたい。これは100%のエゴだが、そう考える。彼女の中でいなくてはならない存在にならなくていい、居ても居なくても良いそのくらいが自分に身分にあっている。求めすぎないように。そう自分に言い聞かせて、また歩く