千本閻魔堂は、

高さ約2.4mの本尊・閻魔法王坐像を安置する

引接寺(インジョウジ)の通称名で、

平安の寛仁元年に、上覚(上覚とも)が開創した。

 

覚は、

延暦寺の恵心僧都・源信の門弟と云われ、

布教の手段として大念仏狂言を始めたとされる。

 

 

 

「京都三大念仏狂言」の一つに数えられ、

他の狂言が無言劇なのに対し、

殆どの演目に「せりふ」が入る。

 

現在は保存会が継承して毎年5/1~4に演じられる。

 

京都市の無形民俗文化財である。

 

『京の三大念佛狂言の中で唯一のセリフがある狂言

「千本ゑんま堂大念佛狂言」は、

 京の三大念佛狂言のひとつ。
 後小松天皇の御代、

 境内に咲く普賢象桜の由来で、

 足利義満公の肝いりから

 大念佛法会を始めた事がはじまりと伝わる。
 ゑんま堂狂言は、

 他の大念佛狂言と違ってセリフがあるのが特徴。』