篠村八幡宮は、社伝では延久3年創建で、
源頼義が河内国・誉田八幡宮から勧請したと伝えられる。
元弘3年に後醍醐天皇の
追討を命じられた足利高氏(尊氏)が、
天皇方に転じて倒幕の旗を揚げた挙兵の地として知られ、
高氏が八幡宮に戦勝を祈願した願文(京都府指定文化財)や、高氏に倣って武将たちが神前に供えて
一山になった矢を埋納した「矢塚」、
丹波地域の武将に高氏の本営所在地を
明示する為に足利家の旗を揚げた
「旗立楊(ハタタテヤナギ)」
(いずれも亀岡市指定史蹟)が境内に残る。