斎王代を中心とする女人列の中で、
唯一馬に乗って参向するので
騎女(ムマノリオンナ)と呼ばれている。
本来は斎王付きの巫子(ミカンコ)であり、
女官の中でも神事を司ってきた。
「むま」は馬の古語で、
「むまのり」は馬乗りで騎馬を意味する。
騎女の装束は、
衵(アコメ)の上に汗衫(カザミ)と云う、
腋を縫い付けていない狩衣の様な上衣を付け、
馬の鐙(アブミ)に乗せた足には革靴を履いている。
行列の順は、
腰輿(オヨヨ)に乗る斎王代列の次に騎女列が登場する。