還来(モドロキ)神社と云々、
天長10年に淳和天皇が譲位し、
淳和院(西院)に移った時に、
守護神として大和国から
勧請された西院春日神社の境内摂社。
・淳和天皇の皇后・正子(ショウシ)内親王
・藤原旅子
・橘嘉智子を祭神とする。
淳和院が火災に見舞われた時、
皇后が「この屋敷は類焼を免れ、
必ず戻り還る事が出来るゆえ、
しばらくの間立ち退くべし」
と自ら避難指示し、
言葉通りに無事に戻った。
その功績を称えて後世
「還来(モロドキ)の大神」として祀り、
元に戻す意味から旅行安全・健康回復の信仰を集めている。