【⑥】花山院家の邸内社であった宗像神社が鎮座する。
主祭神は、
宗像三女神
「多紀理比売命(タギリヒメノミコト)
・多岐津比売命(タキツヒメノミコト)
・市岐嶋比売命(イチキシマヒメノミコト)」。
藤原北家出身の藤原冬嗣が延暦14年、
桓武天皇の許しを得て平安京の東西・両市の守護神として
福岡県の宗像神社(現・宗像大社)を勧請したのが創祀とされ、その後冬嗣の自邸・小一条第に移したと伝えられる。
小一条第は花山院家が相続した事から同家が別当となる。
東京遷都に伴い公家町は京都御苑となり、
邸内社は府社となった。
御神木の楠は樹齢600年とも800年とも云われる。
境内社に、
花山稲荷神社・小将井(ショウショウイ)神社
・繁栄稲荷神社・金比羅宮・京都観光神社などがある。