幕末にかけロングセラーとなった歴史書は何か?
江戸後期の儒学者で詩人の「頼山陽」が
完成した代表的な史書は『日本外史』。
全22巻で原文は漢文体。
源平から徳川まで武家の興亡盛衰を綴った歴史書。
安芸藩の儒学者・頼春水の子に生まれ、
20代の頃から起稿を開始。
その後京都に出て、
文人墨客と交わりながら、
文政10年、
20余年の歳月をかけ完成させたライフワーク。
生前から写本として流布していたが、
後刊行されベストセラーとなった。
格調高い情熱的な文章などによって
幕末の勤皇思想に影響を与えたとされる。